世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

住めば田舎

2010年02月14日 | 人生
           コスタリカの日本庭園




「住めば都」 とは、似て非なる感覚がある。


どこに行っても、華やぐのではなく、

シットリと落ち着くのだ。


同化すればいいのだが、

まずは違いを受け入れることから始まる。


映画の 「アバター」 もそうだが、

異国、異文化、そこでいかに共生できるか?


アバターの内容は、

ダンス・ウィズ・ウルブズのパクリという説もあるが、

たしかにいずれも異文化の中に同化することでは一致している。



要は、人間関係なのだろうが、

モットつきつめれば、

好きな異性が出来れば皆そうなるのだろう。


男は女を、

女は男を。


結局は、住めば、イイー仲(田舎)という訳だ。

コーヒー畑

2010年02月13日 | 国際
ハイキングの途中からコーヒー畑が道の両側に出現した。


コスタリカもコーヒーの有数の生産国だ。


コーヒーの木や、木になっているコーヒーの実を見たのは初めてだった。

背丈ほどの低い森が果てしなく続いている感じだ。



毎朝4~5杯はコーヒーを飲む習慣がある身からすれば、

コーヒーがどこでも安く飲める国はそれだけでも有難い。



コーヒー畑を抜けたところで一服。

水の補給とスナック菓子で空腹を凌ぐ。


日向ではジリジリと太陽が肌を射すが、

日陰に入ると乾いた微風が汗を拭き去ってくれる。



乗馬

2010年02月12日 | 健康
久しぶりに乗馬を堪能した。


カルタゴからバスで約30分、

オロシ渓谷というところに行った。


ここは、17世紀の植民地時代の面影が残る小さな町。

周りはコーヒー畑で囲まれている。



ここで偶然にも乗馬が出来るところを発見。

馬が4頭、家族でやっている。


当然乗ることに。

1時間半の外乗で、$10(¥900ほど)、

日本の10分の1以下。




もともとボクの田舎暮らしの目的の一つは、乗馬だった。

それで馬を飼って牧場を作り、阿蘇や久住の大草原を走り回った。




長時間の外乗は、数年ぶりだったが、

半ズボンに、サンダル、ビデオカメラ片手に、

山や谷、川沿い、コーヒー畑をおもいっきりぶっ飛ばした。


馬で風を切る瞬間は、何とも言えない爽やかさを感じる。



世界を旅する中、

旅先で馬に乗ることはボクのこだわりの一つにもなっている。



今まで訪れた約60か国中全部とはいかないが、

十数カ国は乗ってきた。


また一つボクの乗馬歴に新しいページが加わった。

楽しい一日だった。


乗馬談義は尽きない。

カルタゴ

2010年02月11日 | 国際
今、カルタゴに住んでいる。

カルタゴと言えば、ローマ帝国時代を思い出させる。

チュニジアの地中海側にあり、世界遺産にも指定されている、


が、

ここは、コスタリカのカルタゴ。

200年前までは250年間首都だった。


ちょうど100年前の大地震で壊滅的被害を受けて、

当時の古い建物はほとんど残っていない。


ただ、

ビザンチン様式の白亜の大聖堂がシンボルとなって趣を醸していて

宗教色の濃い町でもある。


のんびりと散策するにはとてもいい町だ。

チンチラ

2010年02月10日 | 国際
chinchilla 1.MPG



コスタリカ初の女性大統領が誕生した。

女性だけど、名前は

チンチラ (Chinchilla) (笑)

ネコでも、ニューハーフでもない。(失礼)



思いがけず生の彼女にまじかに見ることができた。

チョッと感激!


夕方仕事から帰ると、ボクのホテルのすぐ横の教会が人、人、人で埋め尽くされている。

何事かと行ってみると、

ナント、

昨日大統領に初当選したばかりのチンチラさんがいるではないか。



ここカルタゴの教会は有名らしい。

ワザワザ就任の挨拶に来たのだろう。


厳かなミサと、外では太鼓やダンスの派手な演出が対照的だった。

(どっちかというと、女の子たちのダンスのほうがよかった?)


いずれにせよ、

歴史的瞬間に立ち会えたこの日、

イイ一日が過ごせた。(感謝)



もっともらしく

2010年02月09日 | 仕事
こんなんでイイのかな~、

なんて思いつつ、成りきっている。


「盆栽の先生」 

良心の呵責に耐えながら、見事に演じる。



何故彼らはここまで 「盆栽」 に嵌(はま)るのか。


聞いてみた。

「癒しになる」

「リラックスできる」


君たちには立派な大自然があるではないか?

エコツアーで多くの観光客が集まる。

何もチマチマと小さな世界に入り込む必要はないのではないか?


さらに突っ込んでみた。

「小さいとコントロールできる」

「征服感を味わえる」



その答えに、待ってましたとばかりボクは噛みついた。


東洋人と西洋人の考え方の違いを滔々(とうとう)と述べる。


何かと言えば君たちは征服したがる。

東洋では自然は崇めるもの。

自然からの恩恵に畏怖の念さえ抱く、と。


気がつけばチョッと説教がましくまくしたてた。



不思議だ。

ナント無くなりきっている自分に陶酔していく。


そう、

これでいいのだ、と言い聞かせつつ。

Pura Vida

2010年02月08日 | 国際
「善」 と 「悪」 が見事に調和して混在する国。

といったイメージか?


イマイチまだつかめない国。

裏を返せば、際立った特徴がナイ、のかもしれない。



軍隊がナイ平和な国のはずなのに、

警官というより、銃を持った警備員があちこちの店に待ちかまえている。



ボクの仕事場である植物園でさえ、

銃を脇腹にさした警備員が巡回する始末。


陽気で明るいはずの庶民の家は、

扉は常に堅く鍵で閉ざされ、

家の周りはすべて鉄格子が神々しく張り巡らされている。


ボクが生活するホテル (B&B) にも、入るのにイチイチブザーを鳴らして二か所のドアーを開けてもらわなければならない。


「陽気なオタク」 という表現がいいのだろうか?

それでも多くの国民が幸せを感じているのだから、何も言うことはない。


何かにつけ、

「Pura Vida (Pure Life)」 が合言葉らしい。

マア、イイじゃないか、といったところか?


コロンブスが来てから、まだ500年余りの歴史だ。

南北アメリカに囲まれ、揉まれながら小国が生き抜くためには、

無難に目立たずヒッソリ楽しむのが賢い生き方かもしれない。


ちなみに、

通貨のコロンは、コロンブスが由来だそうな。

また、コインのコレクションが増える。

BONSAI 教室

2010年02月07日 | 教育
驚いた。

盆栽熱がすごい。


むしろ若者の人気の的となっている。

しかも、若い女性が興味津々でボクの講義に聞き入っていた。


9歳から始めて、20年のキャリアーを持つプロもいた。

一夜漬けのボクに何を習いたいと言うのか?


初めてイジル盆栽なのに、

もっともらしく蘊蓄を垂れながら講義(?)を進めた。


午前と午後、それぞれ2時間ずつ。

英語とスペイン語のチャンポンで説明する。


我ながら図々しいナ~、なんて思いながら

それでも、何とか初日が終わった時は、


疲れが、ドーゥ(^_^;)!!

ヤバイ!!

2010年02月05日 | 国際
どうも様子が変だ。

プロフェソール(専門家)という振れ込みになっている。



コスタリカの首都サンホセから約30キロのカルタゴ県パライソ町にある

『ランカスター植物園』

ここで盆栽の指導をすることが、今回のボクのミッションだ。

しかもスペイン語で。



この植物園は、コスタリカ大学(日本の東大)に所属するかなりアカデミックな(?)施設。


園長はじめ大学の関係者などのお出迎えを受けた後、すぐさま打ち合わせに入る。

ナントカ、スペイン語であいさつを済ませると、

早速スケデュール表を渡される。


そこには講習日がギッシリ。


現在生徒数160名とのこと。

何故そんなに?

「新聞広告を出しました」

中には、マニアの猛者グループが含まれる。そうだ。


さらに、

講習2日目に、テレビ局の取材が入っている、とのこと。


そして、その日に放映があるらしく、

「テレビを見た人がさらに集まりそうです」

「・・・・・・(-_-;)」


内心 「ゴメンナサイ」、と言って走って日本に帰りたくなった。


ナンデ勝手にそうするの!?

そんなの聞いてナ~イ!!



しか~し、

はるばる地球の反対側まで来てしまっている。

ここまできたら、モウ、ヤルっきゃない!!


アー、ヤッテやろうじゃないか!

しかし、出来ないものは、出来ない。


ここは奥の手、

開き直りの術を使うッキャナイ。

幸福の国

2010年02月05日 | 国際
豊かで幸せで、平和で、自由で、

これはユートピアの世界での話かもしれない。


世界の国ですべてこれらの条件を満たす国は存在しないだろう。



それを裏付ける世界ランキングがある。


世界で最も幸福度の高い国、


それが、

ボクが今いる、「コスタリカ」 だとある。


まだここへ来て2日目。

正直、まだよく分からない。


ただ、現時点では少し頭をひねる。

夜間危険で歩けないのだ。

そう言われて、ホテルで悶々として過ごしている。



軍隊を持たない、世界で唯一の国、コスタリカ。

世界一平和なのかと思いきや、

世界平和指数ランキングでは、


コスタリカは、まさかの 29位。

銃を持つ人が増えていると言う。

犯罪も、銃がらみが多発しているらしい。



ちなみに、

日本の平和ランキングは、さすがの(?) 7位

ところが反面、幸福度は、ナント、75位、トホホの結果だ。



ただし、幸福感に関しては、

ベスト10の内、コスタリカを含むラテンアメリカ(中南米カリブ諸国)が8カ国を占めるとあるが、

これは俗にラテン気質(陽気で明るいポジティブ思考)と呼ばれる国民性(格)のよるところが多いのではないかと、個人的には思う。


基本的に根暗(ネガティブ思考)な日本人はどうしても裏目に出てしまうのかもしれない。 


ちなみに、

ベトナムはといえば、


平和指数こそ 39位だが、

幸福度は、日本を上回る 5位。

昼からビールだもんネ。



「平和」や「物の豊か」 さと 「幸福感」 は、

必ずしも比例しないものだナ~、とつくづく感じる。



世界を歩くと、

幸せとは、豊かさとは、自由とは、安全とは何か?

とつい考えさせられる。


そして、


あらためて、幸福とは、心の問題なのだと知らされる。

美人の国

2010年02月04日 | 国際
チリ、コロンビアと並んでコスタリカは美人の多い国、3C の一つ。

まだ今一つ実感はないが、そう聞くだけでワクワクする。


それにもまして暖かい国はそれだけでも幸せだ。


スペイン語も、40年以上前の学生時代に使っていた変色した辞書を引っ張り出して、懐かしさに浸りながらサビ落としに奮闘中。


2日目の今日は、安全面を含めたコスタリカでの生活に関するオリエンテーションがある。


徐々に慣れるとしよう。

コスタリカ

2010年02月03日 | 

costa rica.MPG


http://youtu.be/pLh5p3fHciw




昼過ぎにコスタリカの首都、サンホセに無事着いた。


日向は少々暑いが、標高が1100メートルに位置するためか、湿度が少なくカラッと爽やかだ。

JICAのスタッフの出迎えを受け、入国審査の長蛇の列をしり目に、

オフィシャル用の窓口からあっさりとスルーできた。


アパートメントスタイルのホテルにチェックイン。

まずは時差ボケの解消をしなければ。

未来予想図

2010年02月01日 | 社会
ここ25年、近未来の予想が発表された。

当たる当たらないと言うより、

統計的にほぼ予測のつくことが多い。

問題は、それを見越して今現在いかに対処すべきか準備をしておくことだ。


言うまでもなくそれをやるか怠るかで人の未来図は大きく変わってくる。


まず、

「過去(今まで)の価値観の延長線上に未来はない」 ということだ。


すでにお分かりの通り、

地球が物理的限界を迎え、

人口構造が急激に変化を遂げ、

世界のパワーバランスが大きく崩れていく。



だから、

従来の経済理論も通用しない。

マルクスはとうに死に、

アダムスミスも、ケインズも、サミュエルソンもガルブレイスも木端微塵だ。



当然、ライフスタイルが急激に変化する。

イヤ、せざるを得ない。


それを踏まえたうえで、

それぞれの価値観 (幸福感) を創造しなければならない。



キーワードとして、

「消費から循環へ」

「成長から持続へ」 とある。


エネルギーや医療分野のテクノロジーは当然飛躍的に発達する。

だが、今までと同様新たな問題を惹起する。


そこに、次世代ビジネスが生まれ、

新たな経営モデルを構築しなければもはや企業として生き残れないことは言うまでもない。



そこには、

マルチナショナルと言える、

多文化共生の世界が存在する。



つまり、

国際結婚や職場の国際化が当たり前になる。


そこに違和感を覚え、ついていけないものは没落する。

今の日本人に最も欠落している能力だ。



予測がある。

長くなるので、主なものだけ挙げる。


【2014年~15年】

$1 = ¥80円台 が定着する(ホントならウレシイ!)

中国の急激な成長に伴い、民主化運動が激化する。

ゆくゆくは、連邦共和制に移行する。

中国人の2億人が肥満になり成人病大国となる。


【2015年~19年】

インドが台頭する。

工筋肉(柔軟化)ロボットの出現と人間との共存?


【2020年~25年】

アメリカ大統領にイスパニック系候補の活躍

などなど。



こう見ると、

このままだとどうも日本だけ世界の潮流から取り残されそうな気がする。


さて、どう対処する?

それとも、

そんなのカンケーネーェ!?