ヨーロッパ諸国 カンボジアに今後5年間で2100億円の支援を表明

　欧州連合（EU）は、11月20日、カンボジアに今後5年間で18億ドル（約2100億円）の支援を行うことを表明しました。「カンボジアに対するヨーロッパの開発協力戦略2014～2018」と題する報告書を発表しています。支援の予定額とセクター別の配分を公表することで、カンボジア政府の予算策定に資するとともに、支援の透明性や予測可能性を高めたいとしています。一方、今後の支援金額は、カンボジア政府の改革への取り組み努力を勘案して決定していくとしました。EU及びヨーロッパ諸国は、今後、この戦略に沿って、保健、教育、農業、インフラ、環境等の部門に協力を行っていく方針ですが、具体的なプロジェクト等については、今後カンボジア政府と協議して決定されていくとのことです。
　中国が重要な支援国となりつつあるカンボジアに対し、巨額の支援をEUが表明してくれたことは、カウンターバランスとしても重要なものとみられます。


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