丸紅カンボジアで衣類生産を倍増

　新聞報道によりますと、総合商社の丸紅は、2015年にカンボジアでの衣類の委託生産量を2014年比２倍超の200万着に増やす計画です。カンボジアでは現在５～６社の縫製工場にＴシャツやカットソー、子供服などの生産を委託しています。日本の大手アパレルからの受注が増えており、生産量の倍増を決めたとのことで、委託先の工場も増やす方針です。
　後発発展途上国を対象とする特別特恵関税制度によりカンボジアから日本に輸出する場合は10％前後の関税が減免され、ベトナム等よりもコスト競争力が見込めるとしています。また、地理的にバングラデシュより輸送にかかる日数が少ない利点もあります。こうした強みを生かしカンボジアでは数量が多く、短納期の衣類を中心に生産する方針です。丸紅では、カンボジアをベトナムやバングラデシュなど既存の生産国に次ぐ拠点に育てたいとしています。


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