カンボジア経済

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世界銀行 カンボジアの高度成長を予測

2015年01月16日 | 経済
 1月7日に世界銀行は「世界経済見通し(GEP)」を発表しました。この中で、カンボジアのGDP成長率について、2014年7.2%、2015年7.5%、2016年7.2%、2017年7.0%と予測し、高度成長が続くと見ています。
 全般としては、最近の石油価格の急落の影響については、「石油を輸入する途上国は、力強い世界的成長の下支えが伴えば大きな恩恵を享受できるだろう」と前向きにとらえています。原油安は2015年も続くものと予想し、石油輸出国から石油輸入国へと実質所得が大幅に移り、多くの石油輸入国にとって原油価格の低下が、成長に寄与すると共に、インフレ圧力や外圧の軽減、厳しい財政状況の緩和にも役立つとみています。
 興味深い分析としては、多くの低・中所得国に対する送金フローは、対GDP比で大きな割合を占めるだけでなく、海外直接投資(FDI)や対外援助に匹敵する額に上り重要な外貨獲得源となっているとのことです。また、金融市場が不安定な時にも、他の資金フローよりも安定しており、消費の安定化に役立つだろうと分析しています。カンボジアも多くの出稼労働者をタイ等の周辺諸国に送り出しており、出稼労働者からの送金が地方の経済を支えるものとなることも考えられます。

世界銀行の新聞発表
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2015/01/07/most-developing-countries-benefit-oil-price-slump-world-bank-group


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