カンボジア経済

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カンボジア証券取引所 利便化のための努力

2015年01月22日 | 経済
 1月14日、カンボジア証券取引委員会(SECC)は、カンボジア証券取引所での取引をより円滑かつ活発にするため、2月2日から取引方法を変更すると発表しました。現在は、9時から30分間隔で一日6回の「板寄せ方式」で約定金額を決定していますが、2月2日以降は、9時から11時まで「ザラバ方式」(継続的にリアルタイムで約定していく方式)を導入することとなりました。始値(9:00)、終値(11:30)については、引き続き、板寄せ方式です。日本でも、始値・終値については板寄せ方式ですが、それ以外の取引時間中はザラバ方式となっています。
 また、受渡前取引を導入するとしています。現在、決済については、カンボジア証券取引所では2営業日後の決済・受渡(株式証券の受渡と約定代金の受取)となっています。2月2日以降は、売買約定から2営業日後の決済日を待たず、決済日に受け取るべき株式や売却代金を約定時点以降、直ちに他の取引に充てられるようにするものです。日本では、決済は約定日を含めて4営業日後となっており、先進的な取り組みと言えます。
 株価、出来高共に低迷の続くカンボジア証券市場ですが、地道な努力による改善も重要なものと見られます。


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