9月15日、カンボジア開発評議会主催のカンボジア投資政策・経済特区開発セミナーが開催されました。セミナーには、ソクチェンダ・ソピア首相付大臣兼カンボジア開発評議会事務総長、隈丸優次日本大使等の政府関係者、国際機関、民間企業関係者200名ほどが参加しました。
セミナーでは、投資政策(戦略と投資法)、経済特区(戦略と政策)について、説明と質疑応答が行われました。ソクチェンダ大臣が3回もプレゼンテーションを行い、質疑応答にも積極的に参加して、充実したセミナーとなりました。注目すべきは、ソクチェンダ大臣のプレゼンテーションで、周辺諸国の投資優遇制度や経済特区政策を比較検討して、カンボジアの投資政策・経済特区開発に反映させていく姿勢が強く感じられたことでした。また、世界銀行からの説明では、海外直接投資の対GDP比について、カンボジアはアセアン10か国の中でシンガポールに次いで高いことが示され、海外直接投資誘致の成功と、それに伴う輸出品の多様化が進んでいると評価されました。
今後とも、各国間での海外直接投資の誘致の競争は、激化するものと見られ、カンボジアも投資法の改正や、インセンティブ供与、行政手続きの効率化等を適時適切に実施し続けることが必要と見られます。
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