カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、集中共用スイッチシステム(Central Shared Switch system)を導入し、1枚のカードで全てのカンボジアの銀行やマイクロファイナンス機関のATMを使用可能にすると発表しました。このシステムでは、カンボジア国立銀行が開発したシステムを通じて、全ての銀行、預金認可マイクロファイナンス機関のATM及びPOSを連結して運用し、1枚のキャッシュカード/デビットカードでどの銀行のATM・POS端末でも使用可能にするものです。他行ATMを使用する際には少額の手数料がかかる予定としています。カンボジア国立銀行では、このシステムを2017年の早い段階で一部の銀行の参加で利用を開始し、2018年1月1日には全銀行・預金認可マイクロファイナンス機関の参加・運用を義務付ける方針であるとしています。カンボジア国立銀行によれば、カンボジアでは、2015年末で143万枚のキャッシュカード/デビットカードが発行されており、銀行ATM は1118台、マイクロファイナンス機関のATMは約300台、POS端末は9639台が全国に設置されているとのことです。
カンボジアの地方部、農村部などでは、銀行の支店が限られているところも多く、このシステムの導入によって、利用客のATMへのアクセスは大幅に改善されるものと見られます。
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