6月23日、カンボジアの旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁く特別法廷で、少数民族虐殺などの罪に問われた元最高幹部のキュー・サムファン元国家幹部会議長(85歳)とヌオン・チア元人民代表議会議長(90歳)の2被告の公判の第一審が結審しました。キュー・サムファン被告は、最終意見陳述で「私は殺人者ではない」と述べ、責任を否定しました。判決は来年前半にも言い渡される見通しです。特別法廷は、少数民族虐殺などの罪と都市住民の強制移住を巡る罪を分離して審理してきており、強制移住を巡る審理では、昨年11月の二審判決で2被告の終身刑が確定済みです(カンボジアには死刑はありません)。
キュー・サムファン被告は最終意見陳述で、少数民族の虐殺やポト派政権下での強制結婚などについて「そのことを知ったのは政権崩壊後だ」と関与を否定しました。多数の国民を飢えに追いやった極端な共産主義政策に関しては、「経済を早急に再生させる必要があった」と正当化しました。
1975年から1979年初頭までカンボジアを支配したポル・ポト政権は、中国の毛沢東思想を信奉し、自国民200万人以上を虐殺しました。その影響は今も根深く残っており、裁判を通じて真実が明らかになることが期待されます。
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キュー・サムファン被告は最終意見陳述で、少数民族の虐殺やポト派政権下での強制結婚などについて「そのことを知ったのは政権崩壊後だ」と関与を否定しました。多数の国民を飢えに追いやった極端な共産主義政策に関しては、「経済を早急に再生させる必要があった」と正当化しました。
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