11月23日、世界貿易機関(WTO)は、第2回カンボジア貿易政策レビューの結果を発表しました。貿易政策レビューは、WTO規約に基づき、加盟国が提出した貿易・投資政策に関する報告書を基に分析し、必要な改善策を提言するものです。今回は、パン・ソラサック商業大臣が率いるカンボジアチームがWTOで各国からの質問に回答しました。第1回のレビューは2011年でしたので、6年ぶりのレビューとなります。
WTOは、この6年間の高度成長(平均成長率7.2%)と貧困削減を高く評価しました。また、貿易円滑化協定の批准、ASEAN物品貿易協定、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉進展等についても評価しました。
貿易手続きについては、ベストトレーダー制度の導入や電子化の進展については評価しつつ、更なる円滑化と時間短縮を提言しています。投資環境については、法律制度、法執行、組織能力、ガバナンス、透明性、インフラ、電力料金等について改善が求められました。衛生植物検疫措置(SPS)についてもWTOのSPS協定に基づき、検査や証明書発行を実施することが必要と指摘されました。知的財産権については、マドリッド協定やハーグ協定への加盟を評価する一方、ベルン協定等の世界知的所有機関(WIPO)が推進する国際協定への早期加盟が求められました。
(写真は、カンボジア商業省)
世界貿易機関の発表(英文です)
https://www.wto.org/english/tratop_e/tpr_e/tp464_e.htm
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WTOは、この6年間の高度成長(平均成長率7.2%)と貧困削減を高く評価しました。また、貿易円滑化協定の批准、ASEAN物品貿易協定、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉進展等についても評価しました。
貿易手続きについては、ベストトレーダー制度の導入や電子化の進展については評価しつつ、更なる円滑化と時間短縮を提言しています。投資環境については、法律制度、法執行、組織能力、ガバナンス、透明性、インフラ、電力料金等について改善が求められました。衛生植物検疫措置(SPS)についてもWTOのSPS協定に基づき、検査や証明書発行を実施することが必要と指摘されました。知的財産権については、マドリッド協定やハーグ協定への加盟を評価する一方、ベルン協定等の世界知的所有機関(WIPO)が推進する国際協定への早期加盟が求められました。
(写真は、カンボジア商業省)
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