3月9日、新型肺炎の感染拡大の影響による縫製工場の操業停止等により、労働者の一時帰休や解雇が始まっているため、フン・セン首相は、マイクロファイナンス機関と商業銀行に対し、困窮している縫製労働者について、返済猶予措置を検討するよう要請しました。新型肺炎の影響で中国からの原料供給が滞っていること等から、カンボジアでは一部の縫製工場が操業を一時中止したり縮小したりしています。このため、これらの工場で働く労働者は給与の減額や遅配に見舞われているとしています。フン・セン首相は、全国で既に2万人近くがこうした状態にあると説明し、休職や失職を強いられた労働者は、融資返済を猶予されるべきだと述べ、マイクロファイナンス機関や商業銀行に対し、融資の全額または利子分の返済猶予を求めました。
3月5日には、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行も、新型肺炎による経済への打撃を緩和するため、金融機関に対し、優先分野である中小企業、ホテル等の観光業、建設業、縫製・製靴業に対する融資の継続、新型肺炎の影響を受けている顧客に対する返済猶予等を検討するように要請しました。
3月9日にカンボジア銀行協会とカンボジアマイクロファイナンス協会は、これらの要請に全面的に協力することを全ての金融機関に求めるとの共同声明を発表しています。また、両協会では、経済財政省及び中小企業銀行と協力し、中小企業を対象とした低利率の融資を提供していく努力を行っているとしています。
カンボジア銀行協会とカンボジアマイクロファイナンス協会の共同声明(英文です)
https://www.abc.org.kh/news/abc-cmas-joint-statement-outbreak-covid-19
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3月5日には、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行も、新型肺炎による経済への打撃を緩和するため、金融機関に対し、優先分野である中小企業、ホテル等の観光業、建設業、縫製・製靴業に対する融資の継続、新型肺炎の影響を受けている顧客に対する返済猶予等を検討するように要請しました。
3月9日にカンボジア銀行協会とカンボジアマイクロファイナンス協会は、これらの要請に全面的に協力することを全ての金融機関に求めるとの共同声明を発表しています。また、両協会では、経済財政省及び中小企業銀行と協力し、中小企業を対象とした低利率の融資を提供していく努力を行っているとしています。
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