カンボジア経済

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新型肺炎 カンボジアでも感染者数増加続く

2020年03月31日 | 社会・風土
4月2日追記:4月3日以降到着する全ての帰国者は、14日間の隔離と公共交通機関の利用禁止が要請されることとなりました。

 3月30日の保健省発表によりますと、カンボジアでの新型肺炎感染者数は、107人(うち治癒23人)とのことです。死亡例はまだありません。シアヌークビルのインディペンデンス・ホテルに宿泊していたフランス人観光客約30名が集団感染したと伝えられています。カンボジアでも感染者数が急増したため、カンボジア政府も様々な規制を導入・発動しています。
 まず、3月30日23:59から外国人の入国が大幅に規制されます。観光ビザやアライバルビザの発行が停止され、入国するには事前発行にビザ、新型コロナウィルスの陰性証明、5万ドル以上の医療保険の提示が必要です。期間は、1カ月とされています。また、隣国(タイ、ベトナム、ラオス)との陸上国境では、外国人の入国・出国ができなくなっています。但し、貨物輸送は原則として可能であり、物流は止まっていません。しかし、ベトナム国境では通関に時間がかかるようになっているとも言われ、プノンペンのスーパーの棚にも空きが目立つようになっています。なお、フン・セン首相は、市場、スーパー、レストラン等の強制閉鎖を行うことはないと述べています。また、金融機関(商業銀行、マイクロファイナンス機関)は全て平常営業を続けると発表しています。
 また、空路については、周辺諸国(タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール等)での乗り継ぎが不可となったことに加え、成田~プノンペン直行の全日空も4月12日~24日の運休を決めています。
 日本側では、3月25日に外務省はカンボジアも含む全世界に「危険情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」を発出しています。カンボジアからの帰国については、今のところ検疫強化対象地域には含まれていないため、公共交通機関の利用制限や自主隔離の対象とはなっていませんが、対象国が拡大される可能性もあります。日本大使館でも、「観光等で一時的にカンボジアに滞在中の方や日本に早期帰国の必要がある方におかれましては、フライトの減少もありますので、早めのチケットの手配と出国をご検討ください。」との注意喚起を行っています。
 状況は刻々と変わる可能性がありますので、最新の情報にご留意ください。


在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000198.html?fbclid=IwAR1BiWiIWPmuP3C0gor-ED5dUj60SYZbgQwf5IhsStlMZfKhlB9v4p605XI


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