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新型肺炎 カンボジアの状況 5月4日

　カンボジアでの感染者数は落ち着きつつあり、5月3日の保健省発表によれば、122名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。感染者数は、3週間前（4月12日発表）から122名であり、この3週間は新規感染者ゼロが続いています。なお、5月3日発表では、治癒数は120名となっています。
　韓国のアシアナ航空は，運休していた成田空港－ソウル便の運航を5月1日から再開しました。成田からプノンペンへの渡航がソウル（インチョン空港）でのトランジットの時間が短くなることにより、便利となります。なお、カンボジアへの入国には、引き続き、出発前72時間以内に発行された新型コロナに感染していないことを示す書類、5万ドル以上の医療費を保障する保険の保険証書が必要です。
　4月27日、日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定されました。外国人の日本入国拒否対象となる2週間以内の滞在地域に14カ国を追加し、87カ国・地域としましたが、カンボジアは引き続きこの対象に含まれていません。
　4月24日、カンボジア日本人商工会（JBAC）は、民間セクター連合の共同レターに調印しました。新型肺炎問題によるビジネス環境の悪化に対する対応策を、カンボジア政府に提言するものです。共同レターは、各国の商工会、カンボジアの民間企業の各協会等が賛同して調印し、カンボジア商工会議所（CCC）が代表して、4月24日に政府に提出しました。提言では、特定業種ではなく全業種に対して、企業向け無担保優遇ローンスキームの導入、社会保障負担や年功補償の支払い免除、金融機関からの借入条件の見直し等を求めています。
　カンボジアでは、検査体制・医療体制が不十分なため、爆発的感染が起きた場合、直ちに医療崩壊につながる懸念があります。現在のところ、感染者数が大きく増加していないため、プノンペン等では経済活動再開に向けた動きも出てきています。引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。


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