カンボジア経済

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2020年05月11日 | 一般
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新型肺炎 カンボジアの状況 5月11日

2020年05月11日 | 経済
 カンボジアでの感染者数は落ち着きつつあり、5月10日の保健省発表によれば、122名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。感染者数は、4週間前(4月12日発表)から122名であり、この4週間は新規感染者ゼロが続いています。なお、5月10日発表では、治癒数は120名となっています。
 5月4日、カンボジア縫製製造業協会(GMAC)は、縫製品納入先に対し公開書簡を発出しました。その中で、すでに納入済の商品や輸送中の商品の代金の支払いを強く求めています。書簡では、カンボジアでは既に180工場が操業を停止しており、更に60工場が操業停止を検討中であるとしています。また、労働者については、15万人が一時帰休となっており、その数は間もなく20万人に増加する見込みです。一時帰休とはいっても勤務再開のめどは立っていません。その影響は、労働者の家族を含め200万人に及ぶとしています。
 5月5日、世界保健機構(WHO)は、カンボジアは新型肺炎感染の第2波のリスクが高い国であるとして、警戒を呼び掛けました。WHOは、カンボジアは感染の第1フェーズを、きちんとした対応で乗り切ったと評価しています。カンボジア保健省は、学校の閉鎖、映画館・スポーツジム・カラオケ等の施設の閉鎖指示は、当面継続するとしています。
 カンボジアでは、検査体制・医療体制が不十分なため、爆発的感染が起きた場合、直ちに医療崩壊につながる懸念があります。現在のところ、感染者数が大きく増加していないため、プノンペン等では経済活動再開に向けた動きも出てきています。引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。
(写真は、人出が戻ってきたセントラルマーケット)

在カンボジア日本国大使館 新型コロナウイルス関連事項のQ&A
 https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000241.html



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