カンボジア経済

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2020年第1四半期 カンボジアから日本への輸出増加

2020年05月22日 | 経済
 日本の財務省貿易統計によりますと、2020年第1四半期(1月~3月)のカンボジアから日本への輸出額は、対前値同期比3.3%増の517億2750万円でした。また、カンボジアの日本からの輸入額は、対前年同期比5.8%増の121億5748万円でした。
 カンボジアから日本への輸出品で大きく伸びたのは、バッグ類(構成比10.1%)で、対前年同期比34.3%増の52億4980万円でした。また、自動車部品のワイヤーハーネス等の電気機器(構成比5.2%)も29.5%増の26億9898万円となりました。主要輸出品である衣類(構成比65.1%)は0.2%増の336億7745万円、はき物(構成比11.5%)は9.3%減の59億4076万円にとどまりました。
 日本からの輸入品では、一般機械(構成比27.5%)が40.1%増の33億4105万円となりました。ブルドーザー等の建設機械やエアコンが伸びています。また、二輪自動車(構成比7.3%)も25.1%増の8億8838万円と好調でした。大きく減少したのは肉類(構成比6.0%)で、54.5%減の7億2367万円でした。日本の高級牛肉と思われますが、その大半は中国に再輸出されていると言われています。中国が日本からの直接輸入を再開する動きがあり、大きく減少したものと見られます。
 2020年第1四半期の貿易統計には、まだ新型コロナの影響が表れていないものと見られます。4月以降は、輸出入とも大きな影響が出ることが見込まれ、今後の統計に注目が必要なものと見られます。



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