4月5日の保健省の発表では、カンボジアの累計感染者数は114名となっています。3月30日は107名で、4月3日・4日は新規感染者数がゼロでした。なお、感染者のうち治癒数は50名となっています。
フン・セン首相は、国内でマスクなどの衛生用品が買いだめされ、販売価格が高騰していることを受け、国民にマスク520万枚を配布すると発表しました。400万枚は海外から調達し、120万枚はシアヌークビルの工場で製造するとしています。国内には手指の除菌剤を日量1万リットル生産できる工場があるとして、国民に平静を呼びかけています。また、3月30日、国内のカジノを4月1日午後11時59分から閉鎖する方針を明らかにしました。カンボジアではこの他、博物館、映画館、カラオケ店、ビアガーデン、スポーツジム等が一時閉鎖されています(但し、フン・セン首相は、市場や食堂、小規模商店等を閉鎖することはないと言明しています)。また、4月5日から当面の間、国内供給を優先するために精米と籾の輸出を禁止しました。
一方でフン・セン首相は4月1日、「国内で新型コロナに関する状況改善の兆しが見えない中、3~9月の給料を全額寄付したい」と述べています。寄付金は、COVID19対策委員会に送られる見通しで、複数の閣僚も追随する模様です。
日本側の規制も強化されつつあり、4月3日以降に帰国した日本人は全て14日間の隔離と公共交通機関使用禁止が要請されています。また、外国人の日本への入国規制が厳格化されたため、これまで外国籍の方に「日本人配偶者・子女」として発給された日本ビザは、現在その効力を失っており、日本へ入国するためには再度ビザを取得することが必要となっています。
カンボジア政府は、国家非常事態宣言の発動を可能とする法律の立法手続きを進めています。宣言が発動された場合,人の移動の制限などが行われることがあり得るとされています。このため、日本大使館では「地方の州にご滞在の方は、足止めされてしまう危険に備え、出来るだけ早くプノンペンへ移動されることをお勧めいたします。外出や店の営業が制限されるという状況になる可能性も排除できません。不測の事態に備え、あらかじめ日常生活において必要な食料・水・現金などの備えをしておくことも大切と思います。」と注意を促しています。全日空の成田~プノンペン直行便も4月12日以降は運休となります。
こうした状況の中、ほとんどの日本人が帰国すると予測していましたが、実際は、多数の日本人がカンボジアに残留する模様です。
来週(4月13日~16日)はクメール正月で、多くのカンボジア人が故郷に向かうものと見られます。カンボジア政府では、正月の祭りやイベントの自粛を求めていますが、多数の人が移動し、家族が集まるため、感染の拡大が懸念されます。
状況は刻々と変わる可能性がありますので、最新の情報にご留意ください。
(写真は、地場のカフェ・ブラウンの店内。レジに並ぶ列は、社会的距離を保つように床に立ち位置が示されています。テーブルも一つ置きに×印がつけられて、距離を保つようにされています)
在カンボジア日本大使館 新型コロナウイルス関連事項のQ&A
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000241.html
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村
フン・セン首相は、国内でマスクなどの衛生用品が買いだめされ、販売価格が高騰していることを受け、国民にマスク520万枚を配布すると発表しました。400万枚は海外から調達し、120万枚はシアヌークビルの工場で製造するとしています。国内には手指の除菌剤を日量1万リットル生産できる工場があるとして、国民に平静を呼びかけています。また、3月30日、国内のカジノを4月1日午後11時59分から閉鎖する方針を明らかにしました。カンボジアではこの他、博物館、映画館、カラオケ店、ビアガーデン、スポーツジム等が一時閉鎖されています(但し、フン・セン首相は、市場や食堂、小規模商店等を閉鎖することはないと言明しています)。また、4月5日から当面の間、国内供給を優先するために精米と籾の輸出を禁止しました。
一方でフン・セン首相は4月1日、「国内で新型コロナに関する状況改善の兆しが見えない中、3~9月の給料を全額寄付したい」と述べています。寄付金は、COVID19対策委員会に送られる見通しで、複数の閣僚も追随する模様です。
日本側の規制も強化されつつあり、4月3日以降に帰国した日本人は全て14日間の隔離と公共交通機関使用禁止が要請されています。また、外国人の日本への入国規制が厳格化されたため、これまで外国籍の方に「日本人配偶者・子女」として発給された日本ビザは、現在その効力を失っており、日本へ入国するためには再度ビザを取得することが必要となっています。
カンボジア政府は、国家非常事態宣言の発動を可能とする法律の立法手続きを進めています。宣言が発動された場合,人の移動の制限などが行われることがあり得るとされています。このため、日本大使館では「地方の州にご滞在の方は、足止めされてしまう危険に備え、出来るだけ早くプノンペンへ移動されることをお勧めいたします。外出や店の営業が制限されるという状況になる可能性も排除できません。不測の事態に備え、あらかじめ日常生活において必要な食料・水・現金などの備えをしておくことも大切と思います。」と注意を促しています。全日空の成田~プノンペン直行便も4月12日以降は運休となります。
こうした状況の中、ほとんどの日本人が帰国すると予測していましたが、実際は、多数の日本人がカンボジアに残留する模様です。
来週(4月13日~16日)はクメール正月で、多くのカンボジア人が故郷に向かうものと見られます。カンボジア政府では、正月の祭りやイベントの自粛を求めていますが、多数の人が移動し、家族が集まるため、感染の拡大が懸念されます。
状況は刻々と変わる可能性がありますので、最新の情報にご留意ください。
(写真は、地場のカフェ・ブラウンの店内。レジに並ぶ列は、社会的距離を保つように床に立ち位置が示されています。テーブルも一つ置きに×印がつけられて、距離を保つようにされています)
在カンボジア日本大使館 新型コロナウイルス関連事項のQ&A
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000241.html
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村