カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

中小企業向け新興市場

2015年09月17日 | 経済
 カンボジア証券取引所は、中小企業の株式を上場するための新興市場として「成長市場(Growth Board)」と名付けた市場をカンボジア証券取引所に開設することを検討しているとのことです。中小企業向けに上場基準を緩和して、中小企業の株式市場への上場を促進したいとしています。上場基準は、資本金50万ドル(主市場125万ドル)、監査済み財務報告1年度分(主市場3年度分)に緩和します。証券取引委員会では、新興市場の開設により、中小企業に銀行借入に加えて証券市場からの資金調達の道を開く効果があるとしています。また、上場によって会計の適正化や財務報告書の信頼性向上といった効果もあるものと期待されます。
 カンボジア証券市場は、2社のみの上場で、株価・出来高共に低迷が続いています。今年は、プノンペン港湾公社、シアヌークビル港湾公社、プノンペン経済特区、縫製企業等の上場が期待されています。新興市場と相まって、カンボジア株式市場の活性化が期待されます。


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干ばつによるコメ生産への影響を懸念

2015年09月16日 | 経済
 干ばつにより、今年のコメの生産量と品質への懸念が出てきています。カンボジア農林水産省による先月の発表では、コメどころのバッタンバン州、及び隣接するバンテアイミエンチェイ州の2州だけで、全国の干ばつ影響地域(18万2870ヘクタール)の三分の二に当る12万4300ヘクタールが影響を受けています。
 バッタンバン州農業局によりますと、バッタンバン州の影響面積は、先月の5万6780ヘクタールから、最近の降雨により3万7420ヘクタールに改善してきているとしています。しかし、同州の精米所からは、干ばつによる生産量の減少と、その結果としての価格上昇に懸念が示されています。また、干ばつはコメの生育状況、更には生産されたコメの品質にも影響するとしています。
 灌漑が不十分であるため降雨を待つ以外に対策がなく、懸念が広がっています。灌漑設備の建設等、地道な対策の拡充が期待されます。


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資金洗浄対策強化へ

2015年09月15日 | 経済
 9月8日、カンボジア政府は、資金洗浄(マネーロンダリング)及びテロリズム資金対策を強化するため、省庁横断的なワーキンググループを新設すると発表しました。カンボジア政府の資金洗浄及びテロリズム資金対策調整国家委員会は、2016年に実施される予定の資金洗浄に関するアジア・大洋州グループ(Asia/Pacific Group on Money Laundering:APG)による相互評価に備えるため、ワーキンググループを新設したとしています。同委員会の委員長を務めるキエット・チョン副首相は、ワーキンググループにより、カンボジアの資金洗浄・テロリズム資金対策の強さと協力姿勢を世界に示したいと述べています。
 スイスのバーゼルに本部を擁するバーゼルガバナンス機関(Basel Institute on Governance)が発表した2015年版の反資金洗浄指数(The 2015 Basel Anti-Money Laundering (AML) Index)で、カンボジアの成績は、152か国中、下から6番目(7.93)と非常に脆弱であるとの結果でした。
 ドル化経済であり、自由・開放的経済であるカンボジアにとって、資金洗浄対策は大変重要なものとなっています。ワーキンググループの今後の活動と、対策強化が期待されます。

ブログ「カンボジア経済」8月25日「マネーロンダリング指数 カンボジアは脆弱」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/6d6a1309577a77e4138a8bd749e905e8

資金洗浄に関するアジア・大洋州グループのサイト
http://www.apgml.org/


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2015年09月14日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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カンボジア中小企業協会によるマイクロファイナンス機関

2015年09月14日 | 経済
 9月7日、カンボジア中小企業協会(Federation of Associations of Small and Medium Enterprise of Cambodia: FASMEC)の名を付したFSMECマイクロファイナンスが設立されました。組織的には、FASMECマイクロファイナンスは、FASMECから独立しているものの、FASMEC会員企業への優遇条件での融資等を行うとしています。
 当初の資本金は、100万ドル(約1億2000万円)で、今年末までに貸付残高100万ドル程度を目指し、2016年末には300万ドルから500万ドル程度まで拡大したいとしています。マイクロファイナンス機関ですが、中小零細企業を主要な対象として融資を行う計画です。今後、カンダール州、タケオ州、コンポンチャム州、シェムリアップ州、バッタンバン州等に支店を開設していく計画です。
 カンボジアでは、一般の商業銀行からの融資条件が中小企業にとっては厳しい中で、中小企業向けの融資を行う機関が育っておらず、金融へのアクセスが中小企業にとって大きな課題となっています。地場中小企業の育成は、カンボジア経済にとって必要不可欠な重要政策と言えます。カンボジア産業開発政策でも中小企業向け金融の振興が対策の一つとして挙げられており、今後の改善努力が期待されます。


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牛角もカンボジア進出へ 10年で15店展開

2015年09月13日 | 経済
 9月1日、外食大手のコロワイドは、グループ会社のレインズインターナショナルが7月21日にカンボジアの大手企業グループTH F&Bと焼き肉チェーン「牛角」のフランチャイズ契約を締結したと発表しました。12月初旬に「牛角」のカンボジア1号店をプノンペンに出店する計画です。出店場所については、プノンペン中心部の候補地の中で検討している段階とのことです。将来的には今後10年で15店舗の出店を目指すとしています。
プノンペンの和食業界は、厳しい競争となっていますが、その一方で需要も伸びており、日本食大手チェーンの牛角の進出により、更なるマーケットの拡大が期待されます。



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最近お気に入りのラーメン

2015年09月12日 | 経済
 「最近お気に入りのラーメンはどれですか?」と聞かれることが良くあります。そこで、独断と偏見で選んだお気に入りのラーメンをご紹介します(順不同です)。なお、私は東京出身なので、鶏がらの透明スープ・しょうゆ味に、引っ張られてしまいます。とんこつ・こってり系や野菜たっぷり味噌ラーメンとかも好きなのですが、それはまた次の機会にご紹介したいと思います。

翁さんの「喜多方ラーメン(肉増し・ネギ増し)」
 私の母方の田舎は、福島県会津坂下(あいず・ばんげ)というところで、喜多方からはすぐ近くです。そんなこともあってか、この透明なスープ(しょうゆ味)のラーメンには親近感があります。スープはイリコだしも加わっているそうです。具が、チャーシューとネギだけというのも小気味よい感じがします。肉増し・ネギ増しにすると更にお得感が強まります(写真上)。ホカホカと美味しさが押し寄せてくるような気がします。

忍者の「白湯ラーメン(塩)」(限定品)
 居酒屋さんでありながら、素晴らしく美味しいラーメンです。限定品で、いつもあるということではないようです。手間暇かけて鶏をじっくり煮込んだ白湯スープは、一口食べて「美味しい!」とつぶやいてしまいます。私は「塩」派ですが、みそ味もあります。
 なお、忍者では「油そば」も美味しいです。私は日本では食べたことがなかったのですが、スープではなく濃いたれを絡ませて食べるラーメンです。

シャングリ・ラのトリプルスープ・ラーメン
 3種類のスープをブレンドしたトリプルスープのラーメンです。魚介系の味がほんのりあって、癒されます。「プノンペンで一番おいしい」との声も聞かれます。

 プノンペンはいつも間にか「ラーメン激戦区」となっていると実感します。食べる側にとってはうれしいことです。益々美味しいラーメンが増えていくことを期待しています。

忍者の白湯ラーメン(塩)


忍者の油そば。プレゼンテーションも目を惹きます。


シャングリ・ラのトリプルスープ・ラーメン



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2015年6月の物価上昇率

2015年09月11日 | 経済
 国家統計庁から発表された2015年6月の物価上昇率(対前年同月比)は、0.7%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、現在は低いレベルにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%)。なお、5月と比べると6月は0.2%の上昇でした。
 2014年6月には100ドルを超えていた国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)も値下がりを続け、2015年1月初旬には40ドル台中盤まで大幅に低下しました。その後かなり戻して、5月には60ドル前後のレベルとなりましたが、7月には40ドル台に逆戻りしています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は上下しています。6月のガソリン価格は、5月の4329リエル/リットルとほぼ同じ4332リエルとなっています。ディーゼルも6月は、4179リエルで、5月と同じでした。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ています。2015年の物価上昇率について、昨年後半からの石油価格下落を織り込んで、アジア開発銀行は1.6%、世界銀行は1.5%、国際通貨基金(IMF)は2.6%と予測しています。


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石油卸売会議

2015年09月10日 | 経済
 9月3日、カンボジア商業省主催のカンボジア石油卸売会議が開催されました。商業省のほか、経済財政省、鉱工業エネルギー省、民間主要石油取引業者(SOKIMEX、TELA、PTT (Cambodia)、CALTEX、Bright Victory Mekong Petroleum、TOTAL、SAVIMEX)が参加しました。
 会議では、カンボジア国内石油価格の最近の動向や、国際市場の石油価格・シンガポールからの輸入石油価格等と国内価格との関係について議論されました。商業省及び経済財政省からは、民間側に対し、シンガポールからの輸入石油価格の変動に沿った動きをするようなフレキシブルな国内小売価格の設定方法を検討するように求めました。民間側からは、為替レートの変動、卸売業者間の厳しい競争、シンガポールからの輸入構造(カンボジア国内に製油所がないため、原油ではなく石油製品を輸入)等の要因について説明がありました。その上で、政府側の要望について真摯に検討し、柔軟な価格設定方法、更には小売価格の引き下げについて前向きに検討することに合意しました。 
 2014年6月には100ドル/バレルを超えていた国際原油価格(WTI)は、現在では40ドル台に下落しています。このため、カンボジアの2015年上半期(1月~6月)の原油輸入は、数量ベースでは2014年上半期とほぼ同じ約92万トンですが、金額ベースでは、2014年上半期の8億8300万ドル(約1051億円)から38.2%減の5億4600万ドル(約650億円)となっています。
 小売価格の適正化努力に加えて、国際市況が安値を付けている間にカンボジアでも石油の国家備蓄を増強しておくことにより、将来の価格変動に備える必要があると見られます。

カンボジア商業省の新聞発表
http://www.moc.gov.kh/en-us/press-center/details/content/211353


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カンボジア運輸インフラの概観2015

2015年09月09日 | 経済
 カンボジアの運輸インフラについて概観した「Overview on Transport Infrastructure Sector in the Kingdom of Cambodia」の第5版(2015年版)が発行されました。これは、カンボジア政府とドナー(開発パートナー)が共同して開催しているインフラ及び地域統合ワーキンググループ(IRITWG: Infrastructure and Regional Integration Technical Working Group)が、製作したものです。共同議長は、Tram Iv Tek公共事業・運輸大臣とJICA首席駐在員です。
 内容は、運輸政策、道路、鉄道、海運・港湾、内陸水運、航空、経済特区、越境運輸の各セクターについて、現状や維持管理、運輸実績がまとめられています。分かりやすい地図や図表も満載です。英文ですが、インフラにご興味の方はぜひご覧になってください。
 入手を希望される方は、①IRITWG事務局(電話023 724 565、e-mail psovicheano@online.com.kh)までお問い合わせください。
 この概観は、カンボジア公共事業運輸省のサイトからもダウンロード可能となっています。

カンボジア公共事業運輸省のサイト
http://www.mpwt.gov.kh/about-ministry/achievements.html?lang=en


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KDDI カンボジアに支店開設へ

2015年09月08日 | 経済

 9月3日、KDDIは、東南アジアで展開している法人向けビジネスを拡大するため、10月1日にカンボジア・プノンペンに「KDDIシンガポール プノンペン支店」を設立すると発表しました。事業内容は、システムインテグレーションサービス、ネットワーク構築支援、IC関連コンサルティング等です。
 カンボジアについては、実質GDP成長率が年率7.4%と東南アジアの中でも経済成長率が高いこと、ベトナム・タイを結ぶ南部経済回廊が繋がり物流網が飛躍的に改善されたこと、積極的な外資企業誘致策等により、新たな生産拠点として今後ますます多くの企業が進出し、ITインフラの利用ニーズなどの増加が期待されるとみています。KDDIでは、「プノンペン支店を新設することで、工場・オフィスのITインフラの構築から保守・運用サービスまでを日本品質で提供し、カンボジアに進出するお客さまの事業拡大に貢献します。」としています。
 なお、プノンペンには既にNTTコミュニケーションズが進出しており、ITについても日系企業の進出が加速されることが期待されます。
(地図はKDDIの新聞発表より)

KDDIの新聞発表
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/09/03/1341.html

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2015年09月07日 | 一般
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債務管理戦略を承認

2015年09月07日 | 経済
 8月28日、カンボジア閣僚評議会は、公的債務管理戦略(2015‐2018)を承認しました。この計画によれば、カンボジア政府は2015年に6億SDR(約8億4600万ドル)、2016年から2018年の各年には 8億SDR(約11億3000万ドル)を上限とする対外借入を行う計画です。借入は、開発パートナー(国際機関等)や友好国から行うとしています。
 対外債務は、2014年9月現在で51億9400万ドル(約6230億円)となっています。国際通貨基金の最新の予測では2015年末の対外債務の対GDP比は29.5%となっており、健全な状況です。借入先は、全体の42.1%の21億8600 万ドルが中国からとなっています。この他、韓国2億7700万ドル(5.3%)、日本1億8200万ドル(3.5%)等となっています。
 カンボジア政府は、援助機関等からの、金利が低く、償還期間が超長期の譲許的借入のみを行っています。例えば、日本からの円借款ですと、金利は0.01%、償還期間は40年となっています。このため、債務返済比率(DSR)も1%台と健全です。世界銀行・IMFによる債務持続分析でも低リスクに分類されており、対外債務は当面大きな問題となることはないものと見られます。カンボジア政府には、これらの借款を経済成長に欠かせないインフラ整備に有効に活用することが期待されます。


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サッカーワールドカップ2次予選 日本対カンボジア

2015年09月06日 | 社会・風土
 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア2次予選、日本対カンボジアは9月3日、さいたま市の埼玉スタジアムで行われ、日本はカンボジアを3対0で下しました。カンボジアは、守りに徹して、日本を苦しめ、3点を失ったものの善戦しました。シュート数は、日本が34本に対し、カンボジアは1本のみでしたが、きちんと枠内に飛んでいました。日本の単調な攻めや決定力の無さに助けられただけでなく、ゴールキーパーであるヤティ選手の神がかり的なスーパーセーブも素晴らしいものでした。
 また、試合後にカンボジアチームが日本のベンチ前で挨拶をしたり、カンボジアサポーターがごみを拾ったりしていたことに対して、「礼儀正しい」「スポーツマンシップだ」等、カンボジアに対する好感度が高まったようです。
 11月17日には、プノンペンで日本対カンボジア戦が行われる予定です。プノンペンが大いに盛り上がることが楽しみです。

ソウ・ヤティ選手を高く評価する記事
http://athlete-knowledge.jp/reports/346


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スターバックス ついにプノンペンに進出へ

2015年09月05日 | 経済
 カフェチェーン大手のスターバックス(Starbucks Coffee Company)が、ついにカンボジアへの進出を発表しました。カンボジア1号店は、現在建設中のプノンペン国際空港新ターミナル内に今年末までに出店するとしています。香港の外食大手マキシム・グループ(美心食品)がカンボジアでのフランチャイズ権を得て出店します。なお、2店目はプノンペン市内中心部に2016年の早い段階で出店すると発表しています。
 カンボジア、特にプノンペン市内では、多くのカフェが激烈な競争をしています。勝ち組としては、ローカルのブラウンカフェ等があります。スターバックスが参入することで、カンボジアのカフェが更に良いものに育っていくことが大いに期待されます。

スターバックスの新聞発表(英文です)
https://news.starbucks.com/news/starbucks-to-enter-cambodia


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