・カナダ北部のカリブー・エス肝のシャーマン(イダジュガルジュク)
「唯一の正しい知恵は人類から遠く離れたところ、はるか遠くの大いなる孤独のなかに住んでおり、人は苦しみを通じてのみそこに到達することができる。貧困と苦しみだけが、他者には隠されているすべてのものを開いて、人の心に見せてくれるものだ」
・「ジョーゼフ・キャンベルは生涯を通じて、世界についての本を読み続けた-人類学、生物学、哲学、芸術、歴史、宗教、そして他人に対しても、世界に深く入るためのひとつの確実な道は、印刷されたページの上にあると説き続けた。
・「神話はわれわれの精神的存在力を開くかぎである、それを喜びに、光明に、いや、恍惚境にさえ人を導いてくれる」
・私たちは外にある目的を達成するためにあれこれやることに慣れ過ぎているものだから、内面的な価値を忘れているのです。<いま生きている>という実感と結びついた無上の喜びを忘れている、それこそ人生で最も大切なものなのに。
・神話の四つの機能
1) 神秘的な役割
2) 宇宙論的な次元、科学が関わる次元でして、神話は宇宙がどんな形であるかを示します。
3) 社会学的な機能
4) 教育的な機能
・宗教とは、実は第二の子宮みたいなものです。人間といる極めて複雑なものを成熟させるためにそれはあるのです。
・ブッダもイエスと同じように、三つの誘惑に遭いました。
1) 情欲
情欲の神はブッダの前に、自分の三人の美しい娘たちを並べて見せました。
三人の名前は、願望、実現、後悔-つまり、未来、現在、過去です。
次に、情欲の神は死の神に姿を変え、化け物の大軍に全部の武器をブッダに向けるよう命じましたが、ブッダは自分のなかに永遠という不動の一点を見いだしていたので、時間の影響を受けない。だから全然動じなかった。飛んできた武器はみんな彼に捧げる花に変わってしまった。
2) 恐怖
3) 民衆の意見に従う
・私はひとつの理論を持ってましてね。もしある人がどこで行き詰っているかさえわかれば、その人に合った神話を見つけて手引することができるだろうと思っています。
・神話の教え
神話自体が与えるヒントに従うこと。
・ひとついい方法は、あなたが直面しているのと同じ問題を扱っていると思われる書物を見つけることです。
・ガーター勲章の起こり
ガウェイン卿と緑の騎士
・1959年にこの生活は終わりを告げました。ラサに駐留していた中国共産党の軍隊がダライ・ラマの夏の宮殿を爆破し、虐殺の季節が始まったのです。ラサ周辺には多くの寺院があり、六千人もの僧侶がそこにいましたが、それらの寺院は全て破壊されました。僧侶たち、僧院長たちは殺されるか拷問にかけられました。他の何百人もの難民とともに、けもの道さえもないヒマラヤを越えてインドへのがれた僧侶たちも数多くします。恐ろしい話ですよ-ほとんど知られていませんが。
・彼(知人のチベット僧侶)中国人を責めたり、彼を受け入れた西側の国の処遇について不満を口にしたりするのを、一度たりとも聞いたことはありません。・・・。すさまじい動乱の、すさまじい暴力の犠牲者たちです。にもかかわらず、彼らの心に憎しみはない。私はこの人々から宗教とはなんであるかを学びました。ここに真の宗教がある-生きた宗教が、この現代に。
・チベット仏教にいわゆる生成の輪「輪廻」を描いた絵があります。
六つの存在領域
1) 動物
2) 人間
3) 天の神々
4) 地獄で罰を受けている魂
5) 好戦的な悪魔、神の敵対者、あるいは巨人族
6) 飢えた亡霊たち
・車軸のならには三つの動物
ブタ(無知)、ニワトリ(欲)、ヘビ(悪意)
車輪の外側は、車軸のところにいつ三つの力によって動かされ、死の恐怖にとらわれている生きている人の意識を、というか、意識の限界を意味しています。
そして、車軸といわゆる「三悪」を囲んで、暗闇へ加工していく魂と、悟りへの上昇していく魂とが描かれているのです。
・悟りとは、万物-時間の幻のなかで、裁きによって善と見なされるものだけでなく、悪と見なされるものも含めてすべて-を貫いている永遠の輝くを認めることです。ここに至るためには、現生の利益を願い、それらを失う恐れる心から、完全に脱却しなければなりません。
「裁いてはならない。さもなければ自分が裁かれるであろう」というイエスの言葉があります。
またブレイクは「知覚の扉が浄められたら、人はあらゆるものをあるがままの姿で、すなわち無限のものとして、見るだろう」と書いています。
・悟りに至るには、芸術と宗教が、おすすめできる二つの道です。
・旧約聖書「申命記」
「あなたは男子をことごとく剣にかけて撃たなければならない。ただし、女・・・・はすべてあなたの分捕り品として奪い取ることができる。
アウト・グループは「申命記」に書いてある通りの扱いを受ける。
ところが今日、この地球上に、もはやアウト・グループと言うものはありません。
・盲目の預言者ティレシアースについての奇妙な古い伝説
・ローマ・カトリック教会で教えられる瞑想の形があります。それはロザリオの祈りを、同じ祈りを、何度も何度も繰り返すのです。
・新しく選任された教皇は漁夫の印鑑を受けますが、これも円環です。その指輪は、漁夫を使徒に任命したイエスを象徴するものです。
・英国の新しい国王や女王は戴冠式用の指輪を受けますね。
それは指輪にもうひとつの面があるからです。それは束縛です。国王であるあなたは原理によって縛られる。自分の好き勝手な生き方が許されるわけではない。
・神話とユダヤ教=キリスト教との基本的な相違は、神話のイメージのほうにはユーモアの要素があることです。
・私は両親だけでなく、たくさんの友達を亡くしました。でも、決して彼らを失ったのではないという確信を、とても強く持つようになりました。私が彼らといっしょにいた瞬間は無限性を持っていて、いまでもそれが私と共にあるのです。彼らとの関係が私に与えてくれたもの、それはいまも私と共にある。あそてそこに、不滅性の暗示というものを感じるのです。
感想;
神話は人生を豊かにするようです。
また神話から困ったときのヒントも与えてくれるようです。
易占を学んだことがあります。
四書五経の一つ、易経を原点にして人生学んだ時に占ってヒントにするものです。
まさに中国四千年の叡知からヒントをもらって人生の選択をよりよくしていくというものでした。
「唯一の正しい知恵は人類から遠く離れたところ、はるか遠くの大いなる孤独のなかに住んでおり、人は苦しみを通じてのみそこに到達することができる。貧困と苦しみだけが、他者には隠されているすべてのものを開いて、人の心に見せてくれるものだ」
・「ジョーゼフ・キャンベルは生涯を通じて、世界についての本を読み続けた-人類学、生物学、哲学、芸術、歴史、宗教、そして他人に対しても、世界に深く入るためのひとつの確実な道は、印刷されたページの上にあると説き続けた。
・「神話はわれわれの精神的存在力を開くかぎである、それを喜びに、光明に、いや、恍惚境にさえ人を導いてくれる」
・私たちは外にある目的を達成するためにあれこれやることに慣れ過ぎているものだから、内面的な価値を忘れているのです。<いま生きている>という実感と結びついた無上の喜びを忘れている、それこそ人生で最も大切なものなのに。
・神話の四つの機能
1) 神秘的な役割
2) 宇宙論的な次元、科学が関わる次元でして、神話は宇宙がどんな形であるかを示します。
3) 社会学的な機能
4) 教育的な機能
・宗教とは、実は第二の子宮みたいなものです。人間といる極めて複雑なものを成熟させるためにそれはあるのです。
・ブッダもイエスと同じように、三つの誘惑に遭いました。
1) 情欲
情欲の神はブッダの前に、自分の三人の美しい娘たちを並べて見せました。
三人の名前は、願望、実現、後悔-つまり、未来、現在、過去です。
次に、情欲の神は死の神に姿を変え、化け物の大軍に全部の武器をブッダに向けるよう命じましたが、ブッダは自分のなかに永遠という不動の一点を見いだしていたので、時間の影響を受けない。だから全然動じなかった。飛んできた武器はみんな彼に捧げる花に変わってしまった。
2) 恐怖
3) 民衆の意見に従う
・私はひとつの理論を持ってましてね。もしある人がどこで行き詰っているかさえわかれば、その人に合った神話を見つけて手引することができるだろうと思っています。
・神話の教え
神話自体が与えるヒントに従うこと。
・ひとついい方法は、あなたが直面しているのと同じ問題を扱っていると思われる書物を見つけることです。
・ガーター勲章の起こり
ガウェイン卿と緑の騎士
・1959年にこの生活は終わりを告げました。ラサに駐留していた中国共産党の軍隊がダライ・ラマの夏の宮殿を爆破し、虐殺の季節が始まったのです。ラサ周辺には多くの寺院があり、六千人もの僧侶がそこにいましたが、それらの寺院は全て破壊されました。僧侶たち、僧院長たちは殺されるか拷問にかけられました。他の何百人もの難民とともに、けもの道さえもないヒマラヤを越えてインドへのがれた僧侶たちも数多くします。恐ろしい話ですよ-ほとんど知られていませんが。
・彼(知人のチベット僧侶)中国人を責めたり、彼を受け入れた西側の国の処遇について不満を口にしたりするのを、一度たりとも聞いたことはありません。・・・。すさまじい動乱の、すさまじい暴力の犠牲者たちです。にもかかわらず、彼らの心に憎しみはない。私はこの人々から宗教とはなんであるかを学びました。ここに真の宗教がある-生きた宗教が、この現代に。
・チベット仏教にいわゆる生成の輪「輪廻」を描いた絵があります。
六つの存在領域
1) 動物
2) 人間
3) 天の神々
4) 地獄で罰を受けている魂
5) 好戦的な悪魔、神の敵対者、あるいは巨人族
6) 飢えた亡霊たち
・車軸のならには三つの動物
ブタ(無知)、ニワトリ(欲)、ヘビ(悪意)
車輪の外側は、車軸のところにいつ三つの力によって動かされ、死の恐怖にとらわれている生きている人の意識を、というか、意識の限界を意味しています。
そして、車軸といわゆる「三悪」を囲んで、暗闇へ加工していく魂と、悟りへの上昇していく魂とが描かれているのです。
・悟りとは、万物-時間の幻のなかで、裁きによって善と見なされるものだけでなく、悪と見なされるものも含めてすべて-を貫いている永遠の輝くを認めることです。ここに至るためには、現生の利益を願い、それらを失う恐れる心から、完全に脱却しなければなりません。
「裁いてはならない。さもなければ自分が裁かれるであろう」というイエスの言葉があります。
またブレイクは「知覚の扉が浄められたら、人はあらゆるものをあるがままの姿で、すなわち無限のものとして、見るだろう」と書いています。
・悟りに至るには、芸術と宗教が、おすすめできる二つの道です。
・旧約聖書「申命記」
「あなたは男子をことごとく剣にかけて撃たなければならない。ただし、女・・・・はすべてあなたの分捕り品として奪い取ることができる。
アウト・グループは「申命記」に書いてある通りの扱いを受ける。
ところが今日、この地球上に、もはやアウト・グループと言うものはありません。
・盲目の預言者ティレシアースについての奇妙な古い伝説
・ローマ・カトリック教会で教えられる瞑想の形があります。それはロザリオの祈りを、同じ祈りを、何度も何度も繰り返すのです。
・新しく選任された教皇は漁夫の印鑑を受けますが、これも円環です。その指輪は、漁夫を使徒に任命したイエスを象徴するものです。
・英国の新しい国王や女王は戴冠式用の指輪を受けますね。
それは指輪にもうひとつの面があるからです。それは束縛です。国王であるあなたは原理によって縛られる。自分の好き勝手な生き方が許されるわけではない。
・神話とユダヤ教=キリスト教との基本的な相違は、神話のイメージのほうにはユーモアの要素があることです。
・私は両親だけでなく、たくさんの友達を亡くしました。でも、決して彼らを失ったのではないという確信を、とても強く持つようになりました。私が彼らといっしょにいた瞬間は無限性を持っていて、いまでもそれが私と共にあるのです。彼らとの関係が私に与えてくれたもの、それはいまも私と共にある。あそてそこに、不滅性の暗示というものを感じるのです。
感想;
神話は人生を豊かにするようです。
また神話から困ったときのヒントも与えてくれるようです。
易占を学んだことがあります。
四書五経の一つ、易経を原点にして人生学んだ時に占ってヒントにするものです。
まさに中国四千年の叡知からヒントをもらって人生の選択をよりよくしていくというものでした。