無差別殺人の2人の被害者の夫の、その後の生き様、人生観を描いている。
心の中で妻は生きていると、前向きに生きる倉石(内野聖陽)。
復讐心を持ち続け、凶行に及んでしまった大瀬(大杉漣)。
もし、私が同じ境遇にあったら、どう生きるのだろうか?多分、両者の中間のような気がする。
それにしても、妻をなくした悲しみを抱き続けた大瀬が、同じ目にあわせるため、妻を殺した犯人の妻を殺すのはあまりにも悲しい。それなら、せめて、直接、犯人に銃口を向けて欲しかった。
それから、ゆがんでしまった心の大瀬が、校長というのは最悪だ。
そのほか、「法律的には15年の時効で終わっても、事件の被害者には時効はない」というのもテーマのひとつであろう。
ずっと引っ張ってきた「17年前の事件」の解決と、倉石の人生観と検視官の信条を描かれ、見ごたえがあった。
それで満足なのだが、あっけなく、犯人がわかり、自殺してしまうのは、あっさりしすぎだと感じた。テーマが犯人逮捕でなかったので、仕方ないと思うけれど。
ツッコミどころとしては、
①17年前、事情聴取していながら、嘘の証言でアリバイが成立しただけで、容疑者から外れてしまうのは、あまりにもずさん。アリバイ証言者が赤の他人ならともかく、恋人でしょ。
②17年前の犯人が自殺する時、「今回は自分ではない」とはっきり言っているのだから、倉石の「根こそぎ拾ってやる」がなくても、捜査は続行でしょう。
③倉石は妻をなくした悲しみより、妻を検死できなかった悲しみの方が大きいように感じた。
そういえば、大杉漣さんも『ハンチョウ』に出演されてましたね。
心の中で妻は生きていると、前向きに生きる倉石(内野聖陽)。
復讐心を持ち続け、凶行に及んでしまった大瀬(大杉漣)。
もし、私が同じ境遇にあったら、どう生きるのだろうか?多分、両者の中間のような気がする。
それにしても、妻をなくした悲しみを抱き続けた大瀬が、同じ目にあわせるため、妻を殺した犯人の妻を殺すのはあまりにも悲しい。それなら、せめて、直接、犯人に銃口を向けて欲しかった。
それから、ゆがんでしまった心の大瀬が、校長というのは最悪だ。
そのほか、「法律的には15年の時効で終わっても、事件の被害者には時効はない」というのもテーマのひとつであろう。
ずっと引っ張ってきた「17年前の事件」の解決と、倉石の人生観と検視官の信条を描かれ、見ごたえがあった。
それで満足なのだが、あっけなく、犯人がわかり、自殺してしまうのは、あっさりしすぎだと感じた。テーマが犯人逮捕でなかったので、仕方ないと思うけれど。
ツッコミどころとしては、
①17年前、事情聴取していながら、嘘の証言でアリバイが成立しただけで、容疑者から外れてしまうのは、あまりにもずさん。アリバイ証言者が赤の他人ならともかく、恋人でしょ。
②17年前の犯人が自殺する時、「今回は自分ではない」とはっきり言っているのだから、倉石の「根こそぎ拾ってやる」がなくても、捜査は続行でしょう。
③倉石は妻をなくした悲しみより、妻を検死できなかった悲しみの方が大きいように感じた。
そういえば、大杉漣さんも『ハンチョウ』に出演されてましたね。