英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

今期(2018年1月~3月)で一番面白かったドラマは?

2018-03-17 22:59:10 | ドラマ・映画
“今期(2018年1月~3月)で一番面白かったドラマ”と言っても、全部観られるわけではなく、『私の観た』という注釈が入ります。

今期、視聴したのは
『相棒 season16』『科捜研の女 SEASON 17』『99.9-刑事専門弁護士- SEASON Ⅱ』『BG ~身辺警護人~』、そしてもう1作品……『アンナチュラル』………これが群を抜いて面白かったです。

 実は、面白そうだと思っていたのですが、主演の石原さとみさんがやや苦手で、迷っている間に第1話を見逃してしまいました。第2話は録ったものの、“毎週録画”に設定したものと思い込んで第4話は録画できず、全話を見たわけではありません。

 このドラマは、設立して2年弱の不自然死究明研究所(英:Unnatural Death Investigation Laboratory)= 通称UDIラボという架空の研究機関(公益財団法人)を舞台に展開する。UDIラボとは、日本における不自然死(アンナチュラル・デス)の8割以上が解剖されないままという先進国の中で最低の水準という解剖率の状態を改善するために設立され、国の認可を受け全国初の死因究明に特化した調査を行い、警察や自治体から依頼された年間約400体の遺体を解剖調査しているという設定である。ここに勤める法医解剖医の三澄ミコトを中心に、ベテラン法医解剖医の中堂系、三澄班臨床検査技師の東海林夕子、三澄班記録員の久部六郎、所長の神倉保夫らが協力し合いつつ、毎回さまざまな「死」を扱いながら、その裏側にある謎や事件を解明していく。【ウィキペディアより引用】

 このドラマは、新設された「不自然死究明研究所(UDIラボ)」で働く人々の人間ドラマを中心に描きながら、毎回さまざまな「死」を扱いながらも、スピード感と爽快感を持って、「死」の裏側にある謎や事件を明るくスリリングに解明していく、一話完結型の法医学ミステリーである。
 全体のテーマは、「死と向き合うことによって、現実の世界を変えていく」。「死因」を見つけることによって、今を生きる人々の命を救ったり、社会制度を変えることで未来の危機を回避し、少しでもより良い世界に変えていけたら…。
【番組サイトの紹介文より引用】


 上記のように“毎回さまざまな「死」を扱いながら、その裏側にある謎や事件を解明していく”のだが、UDIメンバーの過去の心の傷や信条や人生も描いている。私には上手く表現できないので、【番組サイトの紹介文から引用】。
 彼らは一見、特殊な世界に身をおく人々だが、普通の人と変わらない日常を持っている。恋に悩み、家族関係に苦しみ、合コンにも行けば、おいしい食事も食べる。時にケンカをし、友情を育む。感情を抑えて仕事をしようと思いながらも、遺族に共鳴し涙してしまうこともある…。そんな天才でも変人でもない、普通の人々である彼らの姿を丁寧に描いていく。

 でも、私が思うには、“普通の人々”というよりは、“変人”に近いかなという感じだが………

 そして、このドラマの最大のテーマと言えばいいのだろうか……過去のある事件の解明がドラマの収束点になっている。
 この事件は、主人公のひとり(ドラマ的には助演)である解剖医の中堂の人生を揺るがし、どん底に叩き落とした。そこから這い上がり、決着をつけるべく、執念の解剖を行うのだが、真相の究明というような綺麗ごとではなく、どろどろした復讐心から突き動かされているように思われる。
 なので法的に問題がありそうなグレーな行為も厭わないが、解剖医としてのプライドは失ってはいないようだ。(ヒロインの三澄も過去に大きな心の傷を抱えている)

 とにかく一話一話が深く重いが、それだけではなく、未来に向かう人間の強さも感じられた。また、死因や事件の真相解明のミステリーとしても面白かった。


 脚本は野木亜紀子氏
 主な作品は、テレビドラマでは『ラッキーセブン』、『空飛ぶ広報室』、『重版出来!』、『逃げるは恥だが役に立つ』、映画では『図書館戦争』シリーズ、『アイアムアヒーロー』がある。
 『ラッキーセブン』では視聴を脱落したが、『空飛ぶ広報室』は私の好きなドラマの5本の指に入る。『重版出来!』『逃げるは恥だが役に立つ』も高評価だったようだ。
コメント (4)
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