コミックスは既刊11巻ですでに累計発行部数1100万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、
「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
そんな「葬送のフリーレン」が、いよいよファン待望のTVアニメ化!
「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
そんな「葬送のフリーレン」が、いよいよファン待望のTVアニメ化!
……というような『金曜ロードショー』のテレビコマーシャルに釣られ、取りあえず、録画、視聴……
…冒頭は、魔王を倒した勇者一行(4人)の凱旋シーン。
10年の戦いと旅を終え、いろいろ思い出話をする一行。……《そうか、場面が暗転して、冒険初頭から始まるのか!》と思ったら、違った。
50年後にエーラ彗星(半世紀彗星)を見ようと約束をして、別れる。……《ああ、そうか、別れた後、新たな魔王出現(または、魔王が復活)して、再び、集結して戦いの旅が始まる》のかと思ったら、違った。
魔法使いのフリーレンの旅のシーンがいくつかあった後、王都に戻ってきた。
出迎える老人……えっ?この老人が勇者ヒンメル?
本当に50年経った。
フリーレンはエルフ。エルフは長命で、1000年はゆうに生きられる。なので、50年経っても全くと言っていいほど、容姿の変化はなし。
フリーレンにとっては、50年など《ほんのひと時》という感覚。
長寿のせいか、エルフという種の特徴なのか、フリーレンの個性なのか、あまり心を動かさず、淡々と物事を処理していく。
……例えるなら……ちょっと古くて申し訳ないが、『スタートレック』のミスター・スポックのようだ。スポックも、感情の動きは小さく、たとえ感情が揺れても、それを抑えて無表情に振る舞う。
合理的、論理的に行動する……
フリーレンとスポックの特性が完全に合致するとは思わないが、フリーレンを見て、スポックを思い出してしまった。耳も尖っているし。
ストーリーは、「ヒンメルの葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る」(ウィキペディアより)というもの。
まず、勇者一行のひとり、僧侶のハイターを尋ねる。ハイターは「穏やかで明るい性格だが、お酒が大好きな生臭坊主。大酒飲みであったにも関わらず、ヒンメルの死後も20年以上に渡り生き続けるなど人間としてはかなりの長寿を保った。但し、晩年は体調を崩したこともあって酒を絶った模様」(ウィキペディアより)
ハイターは戦災孤児のフェルンを引き取り、育てたが、自身が先が長くないことを悟り、フリーレンに託した。何だかんだあったが、フリーレンはフェルンを弟子として旅に同行させる……
さらに、勇者一行のひとり、戦士アイゼンから彼の弟子のシュタルクを任される。何だかんだあって同行……
フリーレンの旅の目的地は、ヒンメルたちと倒した魔王の地。ヒンメルたちとの旅の足跡をたどりながら、人間(ヒンメルたち)を知っていくという物語のようだ。
で、金曜ロードショーで2時間、第4話までを一挙放送。
全然知らないアニメを2時間……私の場合、1時間ちょっとで、集中力が切れてしまうのだが(相棒2時間SPでも、休憩を入れる)、この『葬送のフリーレン』はあっと言う間に観てしまった。
《5時間ぶっ続けでも、かまわないかなあ》
何時間も一気にアニメを観たいと思ったのは、『銀河英雄伝説』ぐらいかな。
いえ、『葬送のフリーレン』より面白いと思ったアニメはたくさんある。でも、疲れる……
今後も楽しみだ。
『葬送のフリーレン』、おもしろいですよね。
>イケメンのヒンメルがつるつる頭になって随分と背も縮んで現れたのにはビックリ
最初、誰、この老人と思ってしまいました。
フリーレンは、全然変わらないので、ホントに50年経っているとは思いませんでした。
>フリーレンの記憶にあるヒンメルは本当に凄く優しくて良い人。
ええ、同感です。
50年を“「ほんの短いひと時」と言っていましたが、フリーレンは彼のことを心に刻んでいたようです。
「ヒンメル(人間)を知る旅と言っていますが、今後、《フリーレンのことが好きだったこと》、《彼がこの世にいなくて、悲しい》と言う気持ちが溢れるのでしょうか?
『葬送のフリーレン』大好きです。
イケメンのヒンメルがつるつる頭になって随分と背も縮んで現れたのにはビックリでしたが、過去の思い出話が凄く好きです。
フリーレンの記憶にあるヒンメルは本当に凄く優しくて良い人。
銅像にこだわる理由も泣けました。