【東京地方裁判所・所長代行川上(笑福亭鶴瓶)の本性】
判決の際は、被害者や被告の心情を汲み取った言葉を発し、部下たちにも寛容な助言をするが、それは上辺だけで深山が批判する≪裁判官は引かれたレールの上で裁判を進めるだけ≫で良いという考えの持ち主
………検察の意図を汲み取り、それに沿った判決を下す。
………法廷に提出された証拠、証言のみで判断し妥当な判決を下す(この“妥当”は“適当”に意味に近い)
………迅速に案件を処理するのを優先
それらに反し、出張裁判や裁判の延期を行い、真実を追求しようとした山内(松尾諭)は左遷されてしまった
【今回の事件の解決ポイント】
・石川(安達祐実)の目撃証言が偽証であることの立証
・凶器にジョーカー茅ヶ崎(宇崎竜童)の指紋が付いていたカラクリの解明
この2点の解決に関しては面白かったが……
①真犯人の殺人の動機が、インサイダー取引の件で強請られていたことだが、動機としては弱いような気がする。
ジャーナリスト・安田(伊藤高史)殺害はともかく、偽証してくれた恋人を殺すものなのだろうか?
②恋人に偽証を頼み、恋人の目の異変も気づかない……殺人事件の偽証だよ。そんな奴など、さっさと見切りをつければいいのに。
③裁判のポイントとなる目撃者の目に異常があったのは、かなりのご都合主義
④指紋のトリックは面白かったが、凶器として殴る時の指紋の付き方とサインを求められもった時の指紋の付き方とでは違うと思うが、こういう点にケチをつけるのは野暮かもしれない。
裁判での立証がメインになる『99.9-刑事専門弁護士-』のようなドラマや冤罪事件の再捜査のようなドラマでは、警察の捜査が杜撰(ずさん)だったり、犯行動機が不自然なのはある程度仕方がないと思うが、このドラマではトリックや立証を成立させるためのお膳立てが強引と感じる。
第1話、第2話
【ストーリー】番組サイトより
人気ロック歌手・ジョーカー茅ヶ崎(宇崎竜童)がジャーナリスト・安田(伊藤高史)の殺人容疑、及び、その事件の目撃者・石川(安達祐実)の殺人未遂容疑で逮捕された。茅ヶ崎の顧問弁護士を務める佐田(香川照之)は、焦った様子で何かを隠している模様。接見に向かおうとする深山(松本潤)を必死で止めて、新たに斑目法律事務所の一員となった舞子(木村文乃)を担当に任命。
事件を追う中で、茅ヶ崎の賭博行為のネタを掴んだ安田から、茅ヶ崎が揺すられていたこと、そして佐田の指示でその事実を警察に言わず内緒にしていたことが判明する。最終的にその事実が警察にバレてしまい、茅ヶ崎には安田を殺害する動機があったため故意に隠蔽していたとされてしまったのだ。
"依頼人の利益"を守ろうと策を講じた佐田のせいで、依頼人がピンチに立たされてしまったことを佐田に指摘し、攻め立てる深山たち。
しかも、殺人事件では目撃証言、殺人未遂事件では、凶器に茅ヶ崎の指紋があるという絶体絶命の状況!
そして、担当する裁判官は舞子の先輩だった山内(松尾諭)。舞子の立場が変わり、今までの態度から豹変する山内に、舞子は裁判官と弁護士の間にある分厚い壁を感じる。舞子の元上司で、山内の上長である東京地裁・所長代行の川上(笑福亭鶴瓶)は『お互いの立場で、対等にガンガンやり合えばいい』と激励するが…
崖っぷちに立たされた中で、深山と舞子は茅ヶ崎の無実を見つけ、佐田の窮地を救うことが出来るのか?
脚本:宇田学
演出:木村ひさし
トリック監修:蒔田光治
判決の際は、被害者や被告の心情を汲み取った言葉を発し、部下たちにも寛容な助言をするが、それは上辺だけで深山が批判する≪裁判官は引かれたレールの上で裁判を進めるだけ≫で良いという考えの持ち主
………検察の意図を汲み取り、それに沿った判決を下す。
………法廷に提出された証拠、証言のみで判断し妥当な判決を下す(この“妥当”は“適当”に意味に近い)
………迅速に案件を処理するのを優先
それらに反し、出張裁判や裁判の延期を行い、真実を追求しようとした山内(松尾諭)は左遷されてしまった
【今回の事件の解決ポイント】
・石川(安達祐実)の目撃証言が偽証であることの立証
・凶器にジョーカー茅ヶ崎(宇崎竜童)の指紋が付いていたカラクリの解明
この2点の解決に関しては面白かったが……
①真犯人の殺人の動機が、インサイダー取引の件で強請られていたことだが、動機としては弱いような気がする。
ジャーナリスト・安田(伊藤高史)殺害はともかく、偽証してくれた恋人を殺すものなのだろうか?
②恋人に偽証を頼み、恋人の目の異変も気づかない……殺人事件の偽証だよ。そんな奴など、さっさと見切りをつければいいのに。
③裁判のポイントとなる目撃者の目に異常があったのは、かなりのご都合主義
④指紋のトリックは面白かったが、凶器として殴る時の指紋の付き方とサインを求められもった時の指紋の付き方とでは違うと思うが、こういう点にケチをつけるのは野暮かもしれない。
裁判での立証がメインになる『99.9-刑事専門弁護士-』のようなドラマや冤罪事件の再捜査のようなドラマでは、警察の捜査が杜撰(ずさん)だったり、犯行動機が不自然なのはある程度仕方がないと思うが、このドラマではトリックや立証を成立させるためのお膳立てが強引と感じる。
第1話、第2話
【ストーリー】番組サイトより
人気ロック歌手・ジョーカー茅ヶ崎(宇崎竜童)がジャーナリスト・安田(伊藤高史)の殺人容疑、及び、その事件の目撃者・石川(安達祐実)の殺人未遂容疑で逮捕された。茅ヶ崎の顧問弁護士を務める佐田(香川照之)は、焦った様子で何かを隠している模様。接見に向かおうとする深山(松本潤)を必死で止めて、新たに斑目法律事務所の一員となった舞子(木村文乃)を担当に任命。
事件を追う中で、茅ヶ崎の賭博行為のネタを掴んだ安田から、茅ヶ崎が揺すられていたこと、そして佐田の指示でその事実を警察に言わず内緒にしていたことが判明する。最終的にその事実が警察にバレてしまい、茅ヶ崎には安田を殺害する動機があったため故意に隠蔽していたとされてしまったのだ。
"依頼人の利益"を守ろうと策を講じた佐田のせいで、依頼人がピンチに立たされてしまったことを佐田に指摘し、攻め立てる深山たち。
しかも、殺人事件では目撃証言、殺人未遂事件では、凶器に茅ヶ崎の指紋があるという絶体絶命の状況!
そして、担当する裁判官は舞子の先輩だった山内(松尾諭)。舞子の立場が変わり、今までの態度から豹変する山内に、舞子は裁判官と弁護士の間にある分厚い壁を感じる。舞子の元上司で、山内の上長である東京地裁・所長代行の川上(笑福亭鶴瓶)は『お互いの立場で、対等にガンガンやり合えばいい』と激励するが…
崖っぷちに立たされた中で、深山と舞子は茅ヶ崎の無実を見つけ、佐田の窮地を救うことが出来るのか?
脚本:宇田学
演出:木村ひさし
トリック監修:蒔田光治
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