前回記事…と言っても、記事をアップしたのが8月21日で、その間、20以上の記事を挟んでしまいました。
「その1」を書いた時には、すぐにでも書くつもりだったのですが、世界陸上、世界柔道、女子バレーなどが勃発(私の感覚です)し、『捜査一課9係』まで乱入(私の感覚です)してきました。
正直、わたしも「その1」の内容を忘れてしまっているので、前回記事をおさらいして、対局放棄事件からの流れを整理します。
★1月30日 マイナビ女子オープン挑戦者決定トーナメント準決勝里見香奈女流四冠-石橋幸緒女流四段戦、石橋女流が対局放棄(当ブログ記事「残念な対局放棄」)
独立・分裂の末に発足したLPSAと将棋連盟の間には、いろいろ軋轢はあったが、対局放棄に至った直接原因は、渡部愛さんの女流プロ認定問題と、それにより拗れた現在行われている第7期におけるマイナビ社とLPSAとの契約打ち切り問題であったと考えられる。
対局放棄を受けて将棋連盟は遺憾の意を表明したが、前会長を除いて、過激で性急な行動を好まないという棋風を反映して、表向きには大きな動きは見せなかった(裏でどういうことがあったかは、私には分かりません。何もなかったのかもしれません)。
棋戦に関しては、決裂したマイナビ女子オープン(第7期)を除いては、LPSA所属棋士も従来通り対局が行われた。(契約が継続している棋戦に関しては従来通り、新規契約についてはLPSAとしてではなく「個人参加」という形だったらしい)
一方で、世論の逆風を感じたLPSAは
★4月8日付の「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」という声明文を出した
が、その主張は正当性を感じられない稚拙なものだった。(LPSA声明「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」について」(5月17日記事))
そして、ようやく
★「株式会社マイナビ様への謝罪」(6月19日付、LPSAホームページ)を掲示。
しかし、対局放棄に及んだことの言い訳と最低限の謝罪としか考えられないものだった。この謝罪文はマイナビ社に対するものなので、将棋連盟や将棋ファンに対する謝罪はないのは当然なのだが、LPSAから将棋連盟やファンに向けての発信はなかった。(「LPSA、ようやく謝罪したが……」(6月23日記事))
★7月12日、連盟が「LPSA、渡部愛さんへの対応について」を公表
特例として渡部さんの女流3級を認め、女流棋士3級の資格を得る条件として現状の研修会C1クラス到達のほか、女流プロ公式戦でアマチュアが規定の成績をおさめた場合にもその資格を認めることを検討していることを表明した。
また、これに加え、「連盟が2月22日記者会見で発表した『連盟は、石橋幸緒女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしない』の項目に関して、発表通り1年間の処分を継続。なお、対局放棄の再発防止策を講じないなど、今回の件に対し、日本女子プロ将棋協会の誠意ある行動が認められない場合、さらなる期間延長をする」と明示した。(前記事「その1」の文をそのまま引用)
これに呼応してLPSAは、
★7月16日、「ご心配とご迷惑をおかけした皆様へ」(ご報告)を表明
(以下も前記事「その1」を引用します。引用ばかりになりますが、この部分は譲れないのです)
しかし、表題の「ご報告」とあるように、
「先般来の一連の事態に対し、長きに渡り将棋界を応援して下さっているファンの皆様、多くのご関係の皆様にご心配をお掛け致しておりますことに、心よりお詫び申し上げます」(引用)
と、謝罪の文はあるものの、渡部愛さん問題の一応の決着と感謝の意、本人のコメント(謝辞)、さらに、今後のLPSAの決意表明が主たるもので、「対局放棄」の謝罪は全くなかった。
いかなる理由があろうとも(今回の場合、理由の正当性も怪しい)、その行為が誤ったものであるなら、その謝罪と償いはしなければならない。しかし、LPSAは償いどころか謝罪も行わない。
普通に考えて、棋士にあるまじき「対局放棄」をしたなら、何らかの処分を下すのが真っ当な組織であろう。さらに、対局放棄に続く記者会見や文書表明など名誉棄損とされても仕方がない行為を行ったことに対する「おとしまえ」も付けていない。
「対局放棄」に関しては、上記の『連盟は、石橋幸緒女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしない』ことで、決着したと考えているのかもしれないが、それでも、「出場停止」という処分を下すのが組織というものだろう。ましてやLPSAは公益社団法人である。
結局、「今回の一連の騒動に関して、棋士・石橋幸緒も、組織・LPSAも謝罪・粛清するほどの行為は行っておらず、この騒動によって、渡辺愛さんの女流棋士の身分と、今後の女流棋士の待遇改善を勝ち取ったと考えている」と判断せざるを得ない。【引用終わり】ようやく、復習終了です。
ところで、LPSAのトップページからいつの間にか「株式会社マイナビ様への謝罪」と「ご心配とご迷惑をおかけした皆様へ」が消えています。よほど、謝るのが嫌いなようです。
さて、記事タイトルは、(よく分からない)石橋女流棋士の処遇です。何故か「よく分からない」が括弧書きにしていますが……(笑)
再掲になりますが「連盟が2月22日記者会見で発表した『連盟は、石橋幸緒女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしない』の項目に関して、発表通り1年間の処分を継続。なお、対局放棄の再発防止策を講じないなど、今回の件に対し、日本女子プロ将棋協会の誠意ある行動が認められない場合、さらなる期間延長をする」と明示している。
この「一切の推薦をしない」を発令した2月22日以降も、石橋女流はマイナビ女子オープンを除いて女流最強戦、女流名人位戦、倉敷藤花戦では対局している(女流最強戦も対局している。これは2月22日連盟声明文第4項「2月24日(日)に延期されていた「大和証券杯ネット将棋・女流最強戦2回戦、中村真梨花女流二段対石橋幸緒女流四段」については、予定どおり行う」に即している)。
実は、「その1」を書いた時点では、上記の通り、石橋女流は棋戦に参加していて、特に女流名人位戦挑戦リーグで4局(0勝4敗)も指していたので(現在は1勝5敗)、石橋女流棋戦不参加に気がつかなかった。
この記事を書くために改めて調べてみると、他のLPSA所属女流棋士は参加しているが、女流王将戦、女流王座戦、そして、甲斐女流が復位し、新期に入った女流王位戦には石橋女流は不参加であった。
女流王将戦に関しては、Stanleyさんが「LPSA、ようやく謝罪したが……」のコメントで指摘してくださり、連盟の「女流棋戦のお知らせ」のページまで教えて下さっていたというのに、石橋女流、棋戦不参加を見落としていたとは、何という不覚!
さらに、石橋女流の棋戦に参加している(女流名人位戦、倉敷藤花)件について、「なぜ、対局を許しているのか?」という主旨のメールを7月末に送っていることも白状しておきます。(このメールへの連盟からの返信はなかった)
「ルール(仁義)を破った石橋女流の棋戦参加を許すような、誤りを正さない姿勢は良くない」という主旨の記事を書くつもりだった。他の記事にかまけて、「その2」を放置してしまっていたことは、幸いだったかもしれない。
あの勢いで書いていたら、この事実に気づかず、赤っ恥をかいていただろう。実際、この記事を書き始めた時は、この記事の最後は『ほぼ20日間も引き延ばした「その2」であるが、新たな記事(文章)はごくわずかである。「力尽きて、その2に続く」としたが、根性を出して書き上げるべきだった』で締めるつもりだった。……根性なしで良かった(笑)
でも、「連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしません」という表現も不正確である。女流棋戦の主催は連盟ではなく、新聞社などのスポンサーなのだから。
「その1」を書いた時には、すぐにでも書くつもりだったのですが、世界陸上、世界柔道、女子バレーなどが勃発(私の感覚です)し、『捜査一課9係』まで乱入(私の感覚です)してきました。
正直、わたしも「その1」の内容を忘れてしまっているので、前回記事をおさらいして、対局放棄事件からの流れを整理します。
★1月30日 マイナビ女子オープン挑戦者決定トーナメント準決勝里見香奈女流四冠-石橋幸緒女流四段戦、石橋女流が対局放棄(当ブログ記事「残念な対局放棄」)
独立・分裂の末に発足したLPSAと将棋連盟の間には、いろいろ軋轢はあったが、対局放棄に至った直接原因は、渡部愛さんの女流プロ認定問題と、それにより拗れた現在行われている第7期におけるマイナビ社とLPSAとの契約打ち切り問題であったと考えられる。
対局放棄を受けて将棋連盟は遺憾の意を表明したが、前会長を除いて、過激で性急な行動を好まないという棋風を反映して、表向きには大きな動きは見せなかった(裏でどういうことがあったかは、私には分かりません。何もなかったのかもしれません)。
棋戦に関しては、決裂したマイナビ女子オープン(第7期)を除いては、LPSA所属棋士も従来通り対局が行われた。(契約が継続している棋戦に関しては従来通り、新規契約についてはLPSAとしてではなく「個人参加」という形だったらしい)
一方で、世論の逆風を感じたLPSAは
★4月8日付の「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」という声明文を出した
が、その主張は正当性を感じられない稚拙なものだった。(LPSA声明「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」について」(5月17日記事))
そして、ようやく
★「株式会社マイナビ様への謝罪」(6月19日付、LPSAホームページ)を掲示。
しかし、対局放棄に及んだことの言い訳と最低限の謝罪としか考えられないものだった。この謝罪文はマイナビ社に対するものなので、将棋連盟や将棋ファンに対する謝罪はないのは当然なのだが、LPSAから将棋連盟やファンに向けての発信はなかった。(「LPSA、ようやく謝罪したが……」(6月23日記事))
★7月12日、連盟が「LPSA、渡部愛さんへの対応について」を公表
特例として渡部さんの女流3級を認め、女流棋士3級の資格を得る条件として現状の研修会C1クラス到達のほか、女流プロ公式戦でアマチュアが規定の成績をおさめた場合にもその資格を認めることを検討していることを表明した。
また、これに加え、「連盟が2月22日記者会見で発表した『連盟は、石橋幸緒女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしない』の項目に関して、発表通り1年間の処分を継続。なお、対局放棄の再発防止策を講じないなど、今回の件に対し、日本女子プロ将棋協会の誠意ある行動が認められない場合、さらなる期間延長をする」と明示した。(前記事「その1」の文をそのまま引用)
これに呼応してLPSAは、
★7月16日、「ご心配とご迷惑をおかけした皆様へ」(ご報告)を表明
(以下も前記事「その1」を引用します。引用ばかりになりますが、この部分は譲れないのです)
しかし、表題の「ご報告」とあるように、
「先般来の一連の事態に対し、長きに渡り将棋界を応援して下さっているファンの皆様、多くのご関係の皆様にご心配をお掛け致しておりますことに、心よりお詫び申し上げます」(引用)
と、謝罪の文はあるものの、渡部愛さん問題の一応の決着と感謝の意、本人のコメント(謝辞)、さらに、今後のLPSAの決意表明が主たるもので、「対局放棄」の謝罪は全くなかった。
いかなる理由があろうとも(今回の場合、理由の正当性も怪しい)、その行為が誤ったものであるなら、その謝罪と償いはしなければならない。しかし、LPSAは償いどころか謝罪も行わない。
普通に考えて、棋士にあるまじき「対局放棄」をしたなら、何らかの処分を下すのが真っ当な組織であろう。さらに、対局放棄に続く記者会見や文書表明など名誉棄損とされても仕方がない行為を行ったことに対する「おとしまえ」も付けていない。
「対局放棄」に関しては、上記の『連盟は、石橋幸緒女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしない』ことで、決着したと考えているのかもしれないが、それでも、「出場停止」という処分を下すのが組織というものだろう。ましてやLPSAは公益社団法人である。
結局、「今回の一連の騒動に関して、棋士・石橋幸緒も、組織・LPSAも謝罪・粛清するほどの行為は行っておらず、この騒動によって、渡辺愛さんの女流棋士の身分と、今後の女流棋士の待遇改善を勝ち取ったと考えている」と判断せざるを得ない。【引用終わり】ようやく、復習終了です。
ところで、LPSAのトップページからいつの間にか「株式会社マイナビ様への謝罪」と「ご心配とご迷惑をおかけした皆様へ」が消えています。よほど、謝るのが嫌いなようです。
さて、記事タイトルは、(よく分からない)石橋女流棋士の処遇です。何故か「よく分からない」が括弧書きにしていますが……(笑)
再掲になりますが「連盟が2月22日記者会見で発表した『連盟は、石橋幸緒女流四段を、連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしない』の項目に関して、発表通り1年間の処分を継続。なお、対局放棄の再発防止策を講じないなど、今回の件に対し、日本女子プロ将棋協会の誠意ある行動が認められない場合、さらなる期間延長をする」と明示している。
この「一切の推薦をしない」を発令した2月22日以降も、石橋女流はマイナビ女子オープンを除いて女流最強戦、女流名人位戦、倉敷藤花戦では対局している(女流最強戦も対局している。これは2月22日連盟声明文第4項「2月24日(日)に延期されていた「大和証券杯ネット将棋・女流最強戦2回戦、中村真梨花女流二段対石橋幸緒女流四段」については、予定どおり行う」に即している)。
実は、「その1」を書いた時点では、上記の通り、石橋女流は棋戦に参加していて、特に女流名人位戦挑戦リーグで4局(0勝4敗)も指していたので(現在は1勝5敗)、石橋女流棋戦不参加に気がつかなかった。
この記事を書くために改めて調べてみると、他のLPSA所属女流棋士は参加しているが、女流王将戦、女流王座戦、そして、甲斐女流が復位し、新期に入った女流王位戦には石橋女流は不参加であった。
女流王将戦に関しては、Stanleyさんが「LPSA、ようやく謝罪したが……」のコメントで指摘してくださり、連盟の「女流棋戦のお知らせ」のページまで教えて下さっていたというのに、石橋女流、棋戦不参加を見落としていたとは、何という不覚!
さらに、石橋女流の棋戦に参加している(女流名人位戦、倉敷藤花)件について、「なぜ、対局を許しているのか?」という主旨のメールを7月末に送っていることも白状しておきます。(このメールへの連盟からの返信はなかった)
「ルール(仁義)を破った石橋女流の棋戦参加を許すような、誤りを正さない姿勢は良くない」という主旨の記事を書くつもりだった。他の記事にかまけて、「その2」を放置してしまっていたことは、幸いだったかもしれない。
あの勢いで書いていたら、この事実に気づかず、赤っ恥をかいていただろう。実際、この記事を書き始めた時は、この記事の最後は『ほぼ20日間も引き延ばした「その2」であるが、新たな記事(文章)はごくわずかである。「力尽きて、その2に続く」としたが、根性を出して書き上げるべきだった』で締めるつもりだった。……根性なしで良かった(笑)
でも、「連盟の主催する棋戦における出場者として一切の推薦をしません」という表現も不正確である。女流棋戦の主催は連盟ではなく、新聞社などのスポンサーなのだから。
さて私の今の所感というか感想ですが、最近のマイナビOPで本戦入りした飯野愛さんは、女流棋士を目指して8年目にしてやっと10月から女流2級としてデビューするそうですが良かったですね。この2人名前がどっちらも愛なんですね。さてどちらが強いのでしょうかね? 私は今のところ飯野愛さんの方に期待しています。また渡部愛女流3級は、斎田女流五段と来週18日に対戦する予定ですが、斎田さんは15連敗中なので本来の力が出せるかどうか心配です。過去の経緯はどうであれ渡部さんが今後勝ち上がるかどうかが本人にとって一番大事なところでしょうか。あと連盟は女流3級の新基準を未だ発表していませんがどうなるのか?これも不明です。
さて15日の奨励会例会で、里見二段が連勝すれば、三段リーグ入りに大きく前進するので、こちらの方をより注目しています。しかし一番注目しているのは王座戦。はたして羽生王座は防衛できるのか。中村六段はイケメンで将棋が強く、若干心配なのですが、王座戦どうなるでしょうか。竜王戦は英さんの予想通り森内名人が挑戦者に。これも順位戦とあわせて注目です。では英さんの次の将棋記事を楽しみにしています~。
今回のコメントですが、矢継ぎ早の、叩きこむような文章で、苛立ちみたいなものを感じました。(しかし、そうではないようです)
私がしつこく、LPSAを責めることに嫌気が差し、文末の「次の将棋記事を楽しみにしています」を見ると、≪そんなゴタゴタしたことより、もっと将棋の面白さを書きなさい≫とおっしゃっているような気がしました。
でも、今回のコメントは、PC以外の端末機での書き込みで、少し使い勝手が悪くて、矢継ぎ早の文章になったものだと想像します。
え?前者の印象の方が正解?(笑)
いえ、私も、こういう記事をしつこく書くのはどうかと思ったのですが、私の考えの整理と、対局放棄に関する出来事の整理という目的もありました。
渡部さんに関しては、本来ならば規定に基づいて認定されるべきだとは思いますが、渦中の真ん中に置かれるのはあまりにもかわいそうです。
女流3級だけでなく、現在の女流2級、1級の規定もかなりおかしい点が多く、デビュー直後に飛び級みたいなことが起こっています。
逆に、女流3級の資格を得ても、研修会の対局数が足りないのでデビューできないというおかしな現象も起こっています。
斎田さん15連敗もしているのですか?どうしたんでしょう?一時期、体調を崩されたとも記憶していますが……
>中村六段はイケメンで将棋が強く、若干心配なのですが
受けました(笑)。
竜王戦は「竜王戦は目茶目茶強い渡辺竜王」対「(今のところ名人戦だけだが)二日制の長時間将棋に無茶苦茶強い森内名人」。
「目茶目茶」対「無茶苦茶」(違うやろ!)……滅茶苦茶、興味深いです。
(1)本件問題について、LPSAという組織及び石橋氏個人の立場から(株)マイナビ様に対し真摯に謝罪を行い、(株)マイナビ様から容赦してもらうこと。
(2)LPSAが、連盟と今後友好的関係を築くよう努力する旨、また、女流棋士認定基準について、連盟、棋戦主催者及び将棋ファンが広く納得する共通の価値・認識を持つ基準を協議する旨を表明すること。
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/02/post-696.html
そしてLPSAの発表した謝罪文に対し、連盟が7月1付けをもって渡部愛さんを女流3級として扱うとした理由は、2つの最終提案にLPSAが不十分ながらも応じたと連盟の理事会が判断したからだったと思います。この最終提案(1)には、(残念ながら)LPSAはマイナビに謝罪をするようにとしか書いてありませんでしたので、LPSAは謝罪文で連盟と将棋ファンにはあえて明確に対局放棄を謝罪しなかったのだろうというのが私の理解です。
今回の対局放棄の一連の問題も、7月の連盟の公式見解により和解の方向に進んだので、興味が薄れてきて、「実のところLPSAの問題最近だんだんどうでもよくなってきました。」と書いたのですよ。英さんの記事を読みそう思うようになったのではありません。私は、英さんの一連の記事と鋭い主張には基本的に同意しております。特に英さんが勇気を持って直接LPSAにメールされた行為は素晴らしい!と感心しまた尊敬しております。私は今回連盟が大人の対応をしたのであり、LPSAが勝利したとはとても思えない。また今回の処遇や対処は十分ではないと感じていますが、詳しい状況が世間に知らされていないので「何がどうなっているのか、正直全く分からない」という思いがあります。ただ上記(2)には、両団体が今後有効的関係を築くよう努力すると記してあり、将棋ファンやスポンサー・関係者が広く納得いく共通の基準を協議されているようなので、それを信じて後日朗報が発表されるものと期待し、しばらく忍耐をもって温かく見守っていきたいと考えています。最後に9/13付けコメントに不適切な表現などがあり、英さんに不愉快な思いをさせてしまったようなので、反省しお詫びいたします。
思考の組み立てが論理的で、また、明晰な説明、素晴らしいです。
>今回の対局放棄の一連の問題も、7月の連盟の公式見解により和解の方向に進んだので、興味が薄れてきて、「実のところLPSAの問題最近だんだんどうでもよくなってきました。」と書いたのですよ。英さんの記事を読みそう思うようになったのではありません。
ええ、私もそう理解していました。
実は、今回の記事、Stanleyさんを若干、意識して書きました。それで、「どうでもよくなってきた」という表現があったので、“勝手に”がっかりしたのです。(私の記事を読んで、「どうでもよくなった」と思うような方ではないと思っていました)
>特に英さんが勇気を持って直接LPSAにメールされた行為は素晴らしい!
いえ、後先考えない激情的なだけです。
関東圏に住んでいなくてよかったです(近かったら、LPSAに文句を言いに行っています)。
>将棋ファンやスポンサー・関係者が広く納得いく共通の基準を協議されているようなので、それを信じて後日朗報が発表されるものと期待し、しばらく忍耐をもって温かく見守っていきたいと考えています。
私もそう思いますが、期待薄です。
特にLPSA……いえ、もう書きません(笑)。
>9/13付けコメントに不適切な表現などがあり、英さんに不愉快な思いをさせてしまったようなので、反省しお詫びいたします。
いえ、先にも書きましたように、私が勝手にがっかりしただけで、コメントには何の問題もありませんし、私はありがたいと思っています。
私こそ、変なレスを付けてしまい、申し訳ありませんでした。
特にLPSA……いえ、もう書きません(笑)。
将棋連盟はとうとうLPSAに絶縁状を出したようです。
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/10/post-841.html
スポーツ報知新聞にも記事が出ています。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20131002-OHT1T00253.htm
王座戦は、羽生三冠ピンチです。次は頑張ってほしいです。
LPSAについては、残念な結果になりました。連盟の対処も最善手ではなく、凡手でしたが、こういう結果になっても仕方がないLPSAの行為でした。
もし身近に、LPSA所属の棋士がいたら、石橋代表の更迭を勧めます(まだ、間に合うかもしれない)。次善手として、LPSAを脱退し、頭を下げることを勧めます。
王座戦はとにかく次を勝ってほしいです。