昨日(10月28日)のA級順位戦・永瀬王座ー佐藤天九段において、マスク不着用で佐藤天九段が反則負けとなった。
詳細は、以下の引用で(長い引用ですが、詳細が書かれていた方が良いと思いました)
《YAHOO ニュース 「佐藤天彦九段、マスク不着用で反則負け 将棋名人戦・A級順位戦」 より引用 青字部分》
東京・千駄ケ谷の将棋会館で28日に指された第81期名人戦A級順位戦で、佐藤天彦九段(34)が一定時間マスクを付けずに対局し、反則負けになった。マスクの着用違反で棋士が反則負けになるのは初めて。
【マスク着用について書かれている「臨時対局規定」を見る】
新型コロナウイルス対策として日本将棋連盟が2022年1月に制定した「臨時対局規定」では、健康上やむを得ない場合以外、「対局中は、一時的な場合を除き、マスクを着用しなければならない」とし、違反した場合は立会人の判定により反則負けとすると定めている。
対局は午前10時に開始。終盤を迎えた午後11時ごろ、佐藤九段は112手目を指した後にマスクを片耳に掛けて考え始め、マスクを外して対局を続けた。30分ほどたったところで、対局相手の永瀬拓矢王座(30)が「反則負けではないか」と指摘。会館内に立会人がいなかったため、連絡を受けた同連盟の鈴木大介常務理事が急きょ駆け付け、佐藤康光会長らと協議した結果、反則負けが決まった。
鈴木常務理事から反則負けを告げられた佐藤九段は「以前は、マスク着用の注意を受けていたケースもあった。今回は注意も受けていない」と反論したが、判定は覆らなかった。規定には判定に不服の場合は「1週間以内に、常務会に提訴することができる」とあり、佐藤九段は提訴することも検討する意思を示した。【丸山進】
私も、昨夜「名人戦棋譜速報」で観戦していたが、反則負けの裁定が下された局面まで観ていた。
ただし、指された直後まで。その局面では、まだ決着が付くのは先になりそうだったので、床に就いた。
今朝、結果を見て、驚いた次第だ。
YouTubeチャンネル「囲碁将棋TV -朝日新聞社-」にて、18時30分から動画配信されていたが、それは観ていなかった。
今朝の時点で、その動画を観ることができたので、永瀬王座のマスク不着用の問題指摘前後の様子を観ると、113手目を永瀬王座が考慮中、動画配信開始後4時間19分39秒に、盤面を凝視して考慮していた佐藤九段(当然、相手の手番の時も考える)が、右手で右耳にかけてあったマスク紐を外し、左耳だけ紐が掛かってマスクが垂れ下がった状態になった。(夕食休憩後の対局再開が午後6時40分なので、午後11時直前の出来事と推定)
動作のはずみで外れたのではなく、意図的に紐を外したという動作だった。ただし、考慮に熱中するあまり、マスクによる息苦しさが考慮の妨げになって、半無意識で外したように思える。
しかし、マスク片耳状態でブランブラン垂れ下がっている状態が、考慮の邪魔と感じたのか、その約2分後、左手でマスクを外し脇に置いてしまった。(午後11時2分ごろ)
その状態(マスクを外した状態)で、指し続けられた……
マスク片耳状態からの経過は…
午後11時00分ごろ佐藤九段のマスクが片耳状態
午後11時02分ごろ佐藤九段、マスクを外す
午後11時09分ごろ、114手目を佐藤九段が着手(残り10分、永瀬王座は残り56分)
午後11時12分過ぎ、115手目を考慮中の永瀬王座が退席
午後11時14分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時17分過ぎ、永瀬王座が退席
午後11時20分過ぎ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時24分ごろ、永瀬王座が退席
午後11時25分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時31分過ぎ、永瀬王座が退席
午後11時33分過ぎ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時36分ごろ、永瀬王座が退席
午後11時40分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時45分ごろ、永瀬王座が115手目を着手(残り20分)
午後11時48分過ぎ、永瀬王座が退席
午後11時50分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時52分ごろ、佐藤九段が116手目を着手(残り04分)
15秒後に 永瀬王座が117手目を着手(残り20分)
午後11時54分ごろ、佐藤九段が118手目を着手(残り03分)
午後11時59分ごろ、永瀬王座が119手目を着手(残り16分)
午前00時00分直前、佐藤九段が120手目を着手(残り03分)
40秒後に 永瀬王座が121手目を着手(残り16分)
午前00時01分ごろ、佐藤九段が122手目を着手(残り03分)
ほぼノータイムで、永瀬王座が123手目を着手(残り16分)
午前00時03分ごろ、佐藤九段が124手目を着手(残り03分)
その10秒後、理事の常務理事の鈴木九段が入室、対局を中断し、両棋士と別室へ
午前00時12分ごろ、佐藤九段が入室、着座。しばらく、盤面を凝視。
その後、私物を鞄にしまいながらも、時々手を止め、うつむき気味で盤面を凝視。顔がやや紅潮しているように見えた。
およそ3分後の00時15分ごろ、退室。
佐藤退室後の約2分後の00時17分過ぎ、永瀬が入室。手早く帰り支度を整えて、退室(00時18分過ぎ)
11時12分過ぎの退席時は、エネルギードリンク?を飲みながら盤面を凝視して読みに没頭しており、そこから、フイっと立ち上がり退席していた。この時は読みに集中しているように感じる。
11時24分ごろの退席は、何か不自然さを感じる。
11時40分ごろの入室、着座はやや足早だった(残り時間が切迫していたことも関係?)
永瀬王座の退席(退室)が多いのは、スポーツドリンクをよく飲むせいかもしれないが、引用記事によると、「会館内に立会人がいなかったため、連絡を受けた同連盟の鈴木大介常務理事が急きょ駆け付け」とあるので、立会人を探していたのかもしれない。(引用記事によると、マスクを外してから約30分後に永瀬王座の申し立てがあったという。時刻は午後11時30分過ぎ。時系列では青色部分が該当か)
それはともかく、マスクを外したまま中断までおよそ1時間、マスクを外して対局していた佐藤天九段も問題ありだが、注意・警告なしにいきなり反則負けにするのも、おかしい。大問題だ。
あと、これは対局規定云々ではなく、社会人・一般人として、対局相手が「マスクしてよね」と言えばいいだろう。それで、マスクをしてくれない時、理事や事務局に訴えればいい。
それと、記事によると、「会館内に立会人がいなかったため」とあるが、これはどういうことなのか?
①依頼されていた“対局立会人”が、病気や所用で来られなかった
②一時は「対局立会人制度」が行われていたが、現在は停止していた
①の場合は、代理を立てないとダメだし、②の場合も問題だ。
さて、「対局立会人」とは?(タイトル戦で、開始宣言や対局一般の裁定を取り仕切る棋士とは別に、通常、会館で行われる対局で生じる問題などの処理を行う役)
【詳しくは、田丸九段の『と金横歩き』に記されていたので、引用】
・対局開始時刻に対局者が揃っていることをまず確認。対局者が遅刻した場合、その棋士から後で理由を聞き、将棋連盟に提出する報告書に記載します。
・対局中の仕事の内容は、たまに対局室に入って様子を見る、対局の「モバイル中継」を行っている会館の別室に顔を出してコメントを述べる、などです。それ以外は主に4階の対局者控室で待機しています。原則として昼食をとるほかは外出できません。
・対局立合人の最も大事な役目は、対局中に何か問題やトラブルが生じたら、臨機応変に適切に対処することです。とくに夜間は会館に理事や職員がいないので、立合人の判断と措置が重要になってきます。
・主に40代以上の現役棋士と引退棋士が依頼されます。「ひふみん」こと加藤一二三九段が務めたこともあります。報酬は対局の持ち時間によって違います。5時間以上(竜王戦、順位戦など)だと、4時間未満(王位戦、王将戦など)より増額されます。最終対局の終了時刻が午後11時を過ぎた場合、1万円の「深夜手当」が加算されます。なお、持ち時間が短くて対局が早く終わったり、局数が少ない日は、対局立合人は付きません。
・対局立合人は、すべての対局が終わるのを見届けるまで帰れません。持ち時間・6時間の順位戦の対局日や千日手・持将棋が生じると、帰宅は真夜中になります。
詳細は、以下の引用で(長い引用ですが、詳細が書かれていた方が良いと思いました)
《YAHOO ニュース 「佐藤天彦九段、マスク不着用で反則負け 将棋名人戦・A級順位戦」 より引用 青字部分》
東京・千駄ケ谷の将棋会館で28日に指された第81期名人戦A級順位戦で、佐藤天彦九段(34)が一定時間マスクを付けずに対局し、反則負けになった。マスクの着用違反で棋士が反則負けになるのは初めて。
【マスク着用について書かれている「臨時対局規定」を見る】
新型コロナウイルス対策として日本将棋連盟が2022年1月に制定した「臨時対局規定」では、健康上やむを得ない場合以外、「対局中は、一時的な場合を除き、マスクを着用しなければならない」とし、違反した場合は立会人の判定により反則負けとすると定めている。
対局は午前10時に開始。終盤を迎えた午後11時ごろ、佐藤九段は112手目を指した後にマスクを片耳に掛けて考え始め、マスクを外して対局を続けた。30分ほどたったところで、対局相手の永瀬拓矢王座(30)が「反則負けではないか」と指摘。会館内に立会人がいなかったため、連絡を受けた同連盟の鈴木大介常務理事が急きょ駆け付け、佐藤康光会長らと協議した結果、反則負けが決まった。
鈴木常務理事から反則負けを告げられた佐藤九段は「以前は、マスク着用の注意を受けていたケースもあった。今回は注意も受けていない」と反論したが、判定は覆らなかった。規定には判定に不服の場合は「1週間以内に、常務会に提訴することができる」とあり、佐藤九段は提訴することも検討する意思を示した。【丸山進】
私も、昨夜「名人戦棋譜速報」で観戦していたが、反則負けの裁定が下された局面まで観ていた。
ただし、指された直後まで。その局面では、まだ決着が付くのは先になりそうだったので、床に就いた。
今朝、結果を見て、驚いた次第だ。
YouTubeチャンネル「囲碁将棋TV -朝日新聞社-」にて、18時30分から動画配信されていたが、それは観ていなかった。
今朝の時点で、その動画を観ることができたので、永瀬王座のマスク不着用の問題指摘前後の様子を観ると、113手目を永瀬王座が考慮中、動画配信開始後4時間19分39秒に、盤面を凝視して考慮していた佐藤九段(当然、相手の手番の時も考える)が、右手で右耳にかけてあったマスク紐を外し、左耳だけ紐が掛かってマスクが垂れ下がった状態になった。(夕食休憩後の対局再開が午後6時40分なので、午後11時直前の出来事と推定)
動作のはずみで外れたのではなく、意図的に紐を外したという動作だった。ただし、考慮に熱中するあまり、マスクによる息苦しさが考慮の妨げになって、半無意識で外したように思える。
しかし、マスク片耳状態でブランブラン垂れ下がっている状態が、考慮の邪魔と感じたのか、その約2分後、左手でマスクを外し脇に置いてしまった。(午後11時2分ごろ)
その状態(マスクを外した状態)で、指し続けられた……
マスク片耳状態からの経過は…
午後11時00分ごろ佐藤九段のマスクが片耳状態
午後11時02分ごろ佐藤九段、マスクを外す
午後11時09分ごろ、114手目を佐藤九段が着手(残り10分、永瀬王座は残り56分)
午後11時12分過ぎ、115手目を考慮中の永瀬王座が退席
午後11時14分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時17分過ぎ、永瀬王座が退席
午後11時20分過ぎ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時24分ごろ、永瀬王座が退席
午後11時25分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時31分過ぎ、永瀬王座が退席
午後11時33分過ぎ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時36分ごろ、永瀬王座が退席
午後11時40分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時45分ごろ、永瀬王座が115手目を着手(残り20分)
午後11時48分過ぎ、永瀬王座が退席
午後11時50分ごろ、永瀬王座が対局室に戻ってくる
午後11時52分ごろ、佐藤九段が116手目を着手(残り04分)
15秒後に 永瀬王座が117手目を着手(残り20分)
午後11時54分ごろ、佐藤九段が118手目を着手(残り03分)
午後11時59分ごろ、永瀬王座が119手目を着手(残り16分)
午前00時00分直前、佐藤九段が120手目を着手(残り03分)
40秒後に 永瀬王座が121手目を着手(残り16分)
午前00時01分ごろ、佐藤九段が122手目を着手(残り03分)
ほぼノータイムで、永瀬王座が123手目を着手(残り16分)
午前00時03分ごろ、佐藤九段が124手目を着手(残り03分)
その10秒後、理事の常務理事の鈴木九段が入室、対局を中断し、両棋士と別室へ
午前00時12分ごろ、佐藤九段が入室、着座。しばらく、盤面を凝視。
その後、私物を鞄にしまいながらも、時々手を止め、うつむき気味で盤面を凝視。顔がやや紅潮しているように見えた。
およそ3分後の00時15分ごろ、退室。
佐藤退室後の約2分後の00時17分過ぎ、永瀬が入室。手早く帰り支度を整えて、退室(00時18分過ぎ)
11時12分過ぎの退席時は、エネルギードリンク?を飲みながら盤面を凝視して読みに没頭しており、そこから、フイっと立ち上がり退席していた。この時は読みに集中しているように感じる。
11時24分ごろの退席は、何か不自然さを感じる。
11時40分ごろの入室、着座はやや足早だった(残り時間が切迫していたことも関係?)
永瀬王座の退席(退室)が多いのは、スポーツドリンクをよく飲むせいかもしれないが、引用記事によると、「会館内に立会人がいなかったため、連絡を受けた同連盟の鈴木大介常務理事が急きょ駆け付け」とあるので、立会人を探していたのかもしれない。(引用記事によると、マスクを外してから約30分後に永瀬王座の申し立てがあったという。時刻は午後11時30分過ぎ。時系列では青色部分が該当か)
それはともかく、マスクを外したまま中断までおよそ1時間、マスクを外して対局していた佐藤天九段も問題ありだが、注意・警告なしにいきなり反則負けにするのも、おかしい。大問題だ。
あと、これは対局規定云々ではなく、社会人・一般人として、対局相手が「マスクしてよね」と言えばいいだろう。それで、マスクをしてくれない時、理事や事務局に訴えればいい。
それと、記事によると、「会館内に立会人がいなかったため」とあるが、これはどういうことなのか?
①依頼されていた“対局立会人”が、病気や所用で来られなかった
②一時は「対局立会人制度」が行われていたが、現在は停止していた
①の場合は、代理を立てないとダメだし、②の場合も問題だ。
さて、「対局立会人」とは?(タイトル戦で、開始宣言や対局一般の裁定を取り仕切る棋士とは別に、通常、会館で行われる対局で生じる問題などの処理を行う役)
【詳しくは、田丸九段の『と金横歩き』に記されていたので、引用】
・対局開始時刻に対局者が揃っていることをまず確認。対局者が遅刻した場合、その棋士から後で理由を聞き、将棋連盟に提出する報告書に記載します。
・対局中の仕事の内容は、たまに対局室に入って様子を見る、対局の「モバイル中継」を行っている会館の別室に顔を出してコメントを述べる、などです。それ以外は主に4階の対局者控室で待機しています。原則として昼食をとるほかは外出できません。
・対局立合人の最も大事な役目は、対局中に何か問題やトラブルが生じたら、臨機応変に適切に対処することです。とくに夜間は会館に理事や職員がいないので、立合人の判断と措置が重要になってきます。
・主に40代以上の現役棋士と引退棋士が依頼されます。「ひふみん」こと加藤一二三九段が務めたこともあります。報酬は対局の持ち時間によって違います。5時間以上(竜王戦、順位戦など)だと、4時間未満(王位戦、王将戦など)より増額されます。最終対局の終了時刻が午後11時を過ぎた場合、1万円の「深夜手当」が加算されます。なお、持ち時間が短くて対局が早く終わったり、局数が少ない日は、対局立合人は付きません。
・対局立合人は、すべての対局が終わるのを見届けるまで帰れません。持ち時間・6時間の順位戦の対局日や千日手・持将棋が生じると、帰宅は真夜中になります。
こんばんはっ。英さん。
正直、あまりにも急転直下すぎて、
動揺してます・・・・。
「マスクしてね」
だけで済みそうな問題がこうなるとは・・・・。
シャイだったのだろうか・・・・。
う~ん・・・・。
ではではっ。
いきなりレッドカードと言い、普通に「マスクつけてください」と言えないこと……
これまでも何度も思ったことがあるのですが、連盟は馬鹿なのでしょうか?
先ほど、テレ朝の『サタデーステーション」でも取り上げられていましたね。
私の意見は異なります。
英さんが書き込みの冒頭に示している記事を、私も読みました。
>日本将棋連盟が2022年1月に制定した「臨時対局規定」では、健康上やむを得ない場合以外、「対局中は、一時的な場合を除き、マスクを着用しなければならない」とし、違反した場合は立会人の判定により反則負けとすると定めている。
「臨時対局規定」とはいえ"規定"であり、"マスクを着用しない"行為は"反則"なのですよね。もし"マスク着用"が、単なる"申し合わせ"による"努力義務"的な、あるいは"対局マナー"的なものであれば、英さんが書いているように「対局相手が「マスクしてよね」と言えばいいだろう。」で、済むかもしれません。しかし、"反則行為"であるなら、対局相手がその行為に言及するときは"反則"を指摘する、ということです。例えば、"2歩"や"2手差し"などの"反則行為"が行われ、行った側が気づかないときに対局相手がするのは、"反則行為を指摘する"ことです。
私は今回の"臨時規定"そのものを間違っていないと思いますが、もし今回の裁定を「間違いだ」とか「バカだ」と指摘するなら、批判を向けるべきは、連盟が"臨時規定"とはいえ、行ったら"反則負け"にするという"規定"を作った、ことだと思います。
「"マスク着用"は将棋のルールではない」のだから、注意すればよい」というなら、"規定"にしてはいけなかった、ということでしょう。また、"規定"を前提にした上で「注意すれば...」というならば、「"反則行為"を行っても、注意すればよい」あるいは「注意されるまでは"反則行為"を行ってもよい」ということになってしまいます。
私の意見は、
今回の"佐藤九段の反則負け"という裁定は、"規定"がある以上、当然である。
です。
ただ、A級の対局で中継もされていて、連盟の理事は誰も見ていなかったのでしょうか?見ていたなら、なぜ、佐藤九段がマスクを外して少し(2分くらい)経ったところで、佐藤九段に「規定ですから、マスクを着用してください。次は"反則負け"になります。」と注意・警告しなかったのだろうか?と思います。その場合でしたら、対局相手が「"反則負け"ではないか?」と主張しても、「"一時的"と判断した」と言えたかもしれません。でも、水を飲む、とか、鼻をかむ、などのために"一時的"に外すのはよいとして、佐藤九段は"ただ"外したようですから、苦しい言い訳にはなりますね。でも会館にいなければ注意もできないでしょうから、"立会人"は必ず置かなければならないと思います。今回のように30分も放置したら、そうはいかないでしょう。連盟は"臨時規定"を定めた際に、"運用規定(例:2分で注意。2度めは即"反則負け"等)"もしっかり定めて、棋士・女流棋士に周知徹底しておくべきでした。そういう意味では、連盟の"マスク着用"に対する意識の緩さや、"規定"に対する認識の甘さが感じられます。
長くなって、すみません。また、感情的になって文章が乱れていたら、加えて、すみません。
コメントレスのタイトルが微妙な感じですが、他意はありません。
要約して簡潔にレスできるといいのですが、要約は苦手なので、一つ一つにお応えしていきます。
>「臨時対局規定」とはいえ"規定"であり、"マスクを着用しない"行為は"反則"なのですよね。
~ ~ ~
>"反則行為"であるなら、対局相手がその行為に言及するときは"反則"を指摘する、ということです。
そうなんです。それなんです。
私も、記事を書く時、それを思いました。そして、本文のような記事に対して、zoranさんのような意見を持つ方がたくさんいらっしゃると思いました。
なので、その意見を書いてくださったことに感謝します(皮肉ではありません)
で、その意見は正論であり、レスが難しいなあとも思っていました。
そう思いつつ、批判記事やコメントを書いたのは、zoranさんも主張の後に続けて書いている《規定を作ったこと》が、まず、誤りであると思い、その既定の運用や、規定そのものの"ザル”だったことへの憤りに近い反対意見(反感)があったからです。
でも、上記した理由では、《永瀬王座が佐藤天九段に注意すべき》と主張する妥当な理由に放っていません。
規定に関する私の考えを上手く書くのは難しいです。でも、常に私が胸に抱えている問題でもあります。
そうですねえ……まず、思い当たるのは……「電王戦 ルール内であれば“正々堂々”と言えるのか?①」~「その⑤」の記事です。
明徳義塾の松井選手に対する4打席連続敬遠や、相撲の張り手、卓球の雄叫びなどについてです。これについても、賛否が分かれます。
今回のマスク着用については、詳細な規定づくりや忠実な運用ではありませんでしたが、スポーツでは数限りない試合(将棋も数限りない対局がありますが)や詳細なルール設定があるのですが、やはり、多少の矛盾点が生じています(矛盾と思うのは私だけかもしれませんが)。
ここで私が言いたいのは、「規定には限界がある」ということです。あ、いえ、限界があるから、何をしてもいいというのではありません。人間としての良識(大変あやふやなものですが)を信用したいということです。
私は、高架橋の根元に住居がありますが、この高架橋にごみを捨てるドライバーが多いです。住居がある一般道とはゴミ捨て率が高いです。
法律に「ごみを捨ててはいけない」という法律は多分あると思いますが、法律や罰則云々より、良識的にダメですよね。だから、「法律でこうなっているから、~してはダメです」という社会ではなく、「ごみを捨てるのはよくない」という良識が浸透していれば、ゴミは捨てられない。私は、後者であってほしいです。
歩いている先にゴミが落ちていたら、「ごみを拾わなければならない」という規則があるからではなく、「ごみがあるのは良くない」と思って拾いたいです。
今回の永瀬王座の行為は正当な行為だと思いましたし、反則負けになったのは佐藤天九段の責任だと思います。でも、トッププロ、いえ、棋士なら、「マスクしてください」と注意(お願い)して欲しかったのです。
「マスクせずの指し続けると、反則負けになっちゃいますよ。(私は将棋を指して勝ちたい)」と言う棋士がいてほしいです。
全くの精神論になってしまいました。
あとは、《マスク着用に関して、細かいルールが決められていないこと》
いきなりレッドカードとするのか、注意(警告)を与えた後、改善しなかった場合に反則負けとするのか?
>連盟は"臨時規定"を定めた際に、"運用規定(例:2分で注意。2度めは即"反則負け"等)"もしっかり定めて、棋士・女流棋士に周知徹底しておくべきでした。そういう意味では、連盟の"マスク着用"に対する意識の緩さや、"規定"に対する認識の甘さが感じられます。
おっしゃる通りです。
佐藤天九段は以前の対局では注意を受けただけだったと主張していますが、だったらなおさら気をつけないと思いますが、とにかく、規定が曖昧です。
「何分以上はアウト」とするとか。まあ、これもこれで、運用(立会人や記録係)が大変かも。
それと、「基本的に不織布マスク」という表記を見た記憶がありますが、女流棋士でポリウレタンやナイロン製のマスクをしているのをよく見かけますが、これは問題にならないの?と思います。
で、一番の問題は、「違反した場合は立会人の判定により反則負け」と"反則負け”としたこと。
zoranさんの仰るように、
>「"マスク着用"は将棋のルールではない」のだから、注意すればよい」というなら、"規定"にしてはいけなかった
ええ、まったく同感です。
>今回の"佐藤九段の反則負け"という裁定は、"規定"がある以上、当然である。
同感です。
>でも会館にいなければ注意もできないでしょうから、"立会人"は必ず置かなければならないと思います
ええ、私も本文で書きました。
怠慢としか言えません。
最後は、駆け足レスとなってしまいました。ご容赦ください。
ご意見、ありがとうございました。
この規定だと一発レッドなのか一度注意なのか一度注意されたら次の対局時に既にイエローカード状態なのか全てがあやふや
現にこれまでは一度注意を挟んでたようだから立会人が常駐してるかどうかで判定が変わるのか?とも映る
スポンサーからの苦情で盛り込んだぽい立会人常駐と利害関係者は立会人にしないも以前から指摘されてた事なんすけどね
>外部理事をろくに置かず運営の素人が規定を作成してるのが元凶かと
これは以前から言われていますね。
運営というか、一般人の感覚と乖離している部分が多い点も原因です。乖離している部分は棋士の長所でもありますが。
仰るようにイエローカードかレッドカード、立会人の常設云々など、疑問がたくさんあります。
連盟は31日付で、サイトで
「順位戦における裁定について」とお知らせで、事情を説明し、改善規定の設定を記しています。
しかし、付け焼刃の感は否めない内容でした。
その記事で、元々の臨時規定も変だと思いました。
この点と合わせて、新たに記事を書きたいと思っています。