漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

記憶への定着

2013-12-11 08:29:45 | 雑記
 勉強していて、いかに効率よく記憶に定着させるかという点にいつも頭を悩ませています。私は今51歳ですが、やはり新しいことについては1~2度勉強したからと言って10代20代の頃のようには記憶に定着せず、すぐに忘れてしまいます。ですので、勉強して新しい知識にたくさん触れることもさることながら、それをいつどうやって復習していくかが非常に重要になります。

 人間の脳の記憶のメカニズムを勉強したことなどないのでまったくの経験則ですが、少なくとも私の場合、記憶に明確に残りやすいのは次のようなシチュエーションにおいてのようです。


1.本試験で、思い出せそうなのにどうしても思い出せずに誤答した場合。
 記憶に定着させるのに、これ以上効果的なことはないようです。ただ、当たり前ですがこれは偶然の産物ですし、そもそも本試験で思い出せるように、何か別の方法がほしいところです。

2.一生懸命思い出そうとして、何とか絞り出せたとき。
 本試験であれ普段の勉強であれ、何とか思い出せたときはそのことで記憶に深く刻みつけられるようで、それ以降はすぐに思い出せるように思います。

3.忘れかけた時期に復習した場合。
 これも偶然の産物であるケースが多いですが、学習した記憶がまだ鮮明のうちに復習するよりも、忘れかけた時期に 「あれ??  あ、そうだ」 的な場面を作れると、より強く記憶に残ります。

4.本試験で出題されて誤答(または無回答)した場合。
 1.の類似ですが、試験本番ではまったくわからなかった場合でも、やはり本試験に出題されるとその問題は記憶に定着しやすいようです。 「出るかどうかわからない問題」 と 「実際に出た問題」 では、やはりどうしても学習の真剣度に差が出るのでしょう。


 経験則で感じているこうしたことが事実だったとしても、これらは結局は偶然そういう状況になったということです。ですが、何らかの工夫でこれらと同じ、あるいは類似の状況を意図的に作り出すことができれば、漫然と勉強しているより効率的な学習ができることになります。

 例えば、過去問や問題集の模擬試験問題に、きちんと机に向かい、時間も測って本番さながらの緊張感をもって (言うは易く・・・ですけれど) 取り組むなどは、一つの方法でしょう。

 それ以外に私の工夫・たくらみとしては、

・過去問(単発でも)をやって間違えた時に、これが本試験だったら、という想像を逞しくする。(本試験で過去問がそのまま出されてそれを誤答したら死ぬほど悔しく感じるはずなので。)
・復習していて答が出てこないとき、すぐに正解を確認せず、半日とか一日とかずっと考え続ける。(それで思い出せればしめたもの。)
・先日こうちゃん様からいただいたコメントへの返信に書きましたが、エクセルのマクロを使って、間違えた問題が一定期間後 (何日後が最適かが難しいですが) に自動的に表示されて復習できるような仕組みを作る。

などといったことを実施ないし目論んでいます。


 まあ、成果がどの程度出ているのかはわかりませんが、こんな工夫を考えたりすること自体が楽しいですね。