冬支度 冷えたる足を すり合わせ
梅士 Baishi
秋が深まりつつある。
紅葉にはもう少し日にちがかかりそうだが、それも、
一、二週間後のことであろう。
素足が冷たいのは冬支度のサインである。
さて、明日は御通夜、浄土真宗の寺参りである。
一番堕落している宗派といってよいだろう。
葬式ビジネスに変質して久しい。
何しろ、あの世を信じていない「僧侶」が死後の引導
を渡そうと言うのだから詐欺である。
まあ、形だけのことと割り切るのだが・・・。
昨日は気持ちが重かったので、福岡の精舎を訪ねてし
ばし瞑想し、祈りのときをもった。
やはり拝礼の場に来ると光に満たされるものだ。
祈りの間中、汗が出るほど体が熱かった。
わが守護霊に、叔父の肉体離脱を助けてくれるように
とお願いした。
叔父は門司港駅で撮った写真がとても気に入っていた。
「あれをね、遺影にしたいと思ってんだよ・・・。」
先週の言葉だった。
私が撮影した写真だった。
父の遺影も、かつて私の撮影した写真だった。
遺影撮影家としてデヴューしようか・・・。
【 働かざる白人欧州社会の顛末 】
中国、欧州の経済破綻、火山の爆発や地震津波、騒乱
などが集中的に起こるであろうということがささやかれ
ているのが年末から来年にかけての心配事である。
中国の厳しいインフレや銀行倒産は、政治破綻に直結
するであろう。
役人の賄賂獲得と投資ブームに加熱した建設貸し出し
金は250兆円にものぼるという。
建てたけど入居者がないという投資の空振りは2000万
戸~6500万戸に上ると言われる。
バブルに膨れ上がった張子のパンダの終末は近い。
バブル崩壊というのは、金融に見合う消費の連鎖がどこ
かで破綻することによって起こる。
その意味で、日本の80年末の好景気はバブルではなく、
実体経済を伴った好景気であって、バブルではなかった。
宮沢政権と三重野日銀が、融資を止めたことによって
起こった経済破綻であった。
まさに人災である。
これに対して、中国のバブルは実体経済、実需を無視
した不動産投資と役人の汚職によって生み出されてきた。
必然的に消費の連鎖が続かない欲望の塊だった。
だから、破綻は止めようがなく、欲望の断末魔は日本
の「人災不況」とは比べようもないおぞましいものとな
るだろう。
これに絡んだ日本企業の損失は自業自得である。
白人社会の混乱と不安も大崩壊の予兆がある。
アメリカ国内でのデモや失業問題は政策の問題で何と
かなるのであろうが、ギリシャ危機に破綻が始まってい
るユーロ破綻問題はEU社会崩壊の危機でもある。
ヨーロッパの繁栄はアジア・アフリカ・南米への植民
地支配によってもたらされた。
ヨーロッパの過去の繁栄の基盤に、民族差別と植民地
支配という大きな罪が用いられているのである。
その支配のパイを巡って世界大戦を起こし、結果、欧
州の没落が決定的となった。
ヨーロッパ連合によって再起をかけたが、アメリカに
対抗できるどころか、積み木が崩れるようなアンバラン
スによって今、崩壊の危機に瀕しているという状態であ
る。
植民地支配を受けたアジア・アフリカ人からみれば、
ヨーロッパ植民地経済の終焉であり、貴族制社会の終焉
というべきであろう。
今でも、日本人をはじめとする黄色人種に対する民族
差別意識は健在だと言う。
それは、アメリカやイギリスにおいても同じである。
オバマ米国大統領の守護霊が語る、白人への報復感情
は、やがては日本が指導するインド・アジア時代に取っ
て代わることによって衰退するのである。
白人から優れた文化や経済力が失われれば、白人を美
しいとは思えなくなるだろう。
野獣のように見えることだろう。
中華思想や白人優位主義ないし選民思想は戦争の不幸
を招く邪悪である。
アジアを差別意識で見る欧州のカルマは、やはりユー
ロ破綻のペナルティーを求めているように思われる。
日本は、技術力と文化力をバランスよく伸ばすことだ。
文化とは宗教を頂点とする心の豊かさであり、心の力
というべきものである。
幸福の科学に「徳」という文化を学ぶべきである。
そこに教育の使命もある。
働かざるヨーロッパの驕りの顛末を観察したいと思う。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi