つやつやと 山形yamanari に咲き 石蕗tuwa の花
梅士 Baishi
石蕗(つわぶき)といえば、早春の山のおいしい山菜
である。
最近は滅多に手に入らない。
早春の新しい葉は産毛に覆われている。
それをポキッと折り取るのである。
石蕗の茎の皮を剥がして水につける。
あくが強く、指が黒くなるほどである。
鶏肉などと煮付けると、山の香りのするとてもおいし
い田舎料理になる。
浜離宮庭園の池には、石蕗の花が山なりの花を咲かせ
ていた。
離宮とはいえ、かつては石蕗こそは主であったかもし
れない。
石蕗tuwabuki の 花標せり 浜離宮
梅士 Baishi
それにしても、築地は寿司の都である。
ああ、おいしかった~。
中トロ、ヒラメ、たまご・・・、海洋国家日本のグル
メは世界一である!
ところが、子供たちは釣りを知らず、魚の捌き方も知
らない。
魚の種類も知らず、料理もできないでは困るのではな
いか。
海洋国家日本の国民教育が必要である。
【 損失隠蔽工作・オリンパス事件の啓示 】
粉飾決算というのは不吉である。
銀行のみならず、一般企業も証券取引など事業外投資
で被った損失を塩漬けにしてひた隠しにしているところ
が多いのではないか。
それが、光学技術トップの名門、オリンパスが露呈し
たオリンパス事件の昨今の騒ぎである。
潤沢な資金があっても、社会的信用を失う不正が倒産
の危機を招く。
失脚を恐れ、企業の信用を毀損することを恐れてひた
隠しにする経営陣の卑怯が事態を悪化させるのである。
こうした問題が噴出して大企業倒産が相次ぐというの
が2011年問題と言うべき内憂であるかもしれない。
手遅れになってはいけない。
手術を恐れてはなるまい。
お金よりも大事なもの、それが信用である。
企業経営とは資金の海を航海するのではなく、信用の
海を航海している。
オリンパス事件の教訓であろう。
モラルなき経済は破綻する。
これも、「神の見えざる手による調和」である。
オリンパスの倒産は避けたいが、不正な社風、経営陣
やその取り巻きは粛正されなければなるまい。
その上で、心ある日本企業によって買収再建されるこ
とが望ましい。
資本主義とは信用資本主義であり、愛と知恵との資本
主義でなければなるまい。
しからざれば、社会貢献がなく、発展がない。
本物の時代とは、モラルあってこそである。
深く反省すべき教訓である。
心当たりのある企業経営者よ、自らの進退を決して粛
清せよ。
企業に正心を確立する改革が必要である。
その先鞭をつけるのが経営責任である。
しからざれば、内外の告発によって大型倒産の悪夢を
みることになろう。
オリンパス事件の啓示というべきである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi