北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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さよなら宇宙海賊

2012-02-19 15:26:58 | 特撮作品鑑賞
(海賊戦隊ゴーカイジャー・最終回)

なるほどなるほど、ゴーカイガレオンが操縦不能でも、まだフリージョーカーが残ってたか。
前半を観て、素直にそう思った。
そのフリージョーカーでギガントホースに突撃し、アクドス・ギルとの戦いの隙を付いて大艦隊を撃墜して地上での最終決戦に臨み、ついにアクドス・ギルを倒す。
正に、最終回に相応しい幕引きだったと思う。

ゴーカイジャーというシリーズを一言で総括すると、「宇宙最大のお宝という夢を追って地球へやってきた海賊が、地球で『スーパー戦隊』になるまでの物語」と言ったところか。
地球へやってきた頃に描いていた夢は、「いい意味で」掴み損ねたけれど、地球での思い出と、何物にも変えがたい「お宝」を胸に、新たな夢に向かって旅立った海賊達。
アクドス・ギルが散っても、まだ、ザンギャックの本星が残っているというのは、まだまだこの物語は終らないのだという印象を強く与えてくれて、これもまたいい流れだと思う。
まだ先だけど、恐らく制作されるであろう、「ゴーバスターズVSゴーカイジャー」で、その辺が描かれることに期待が持てる。

この一年、「アイム派」を自認して、アイムや小池唯ちゃんに関するコメントを何度か書いてきたけれど、他のメンバーも、例年になく個性が際立っていて、その個性と個性が上手にぶつかり合っていたからこそ、最後まで盛り上がりが続いたまま終われたということは言えると思う。
そんな六人のリーダーだった、キャプテン・マーベラス。
私は、近年のレッドでは、マーベラスが一番好きになった。
何があっても動じることなく、ひたすら(がむしゃら)に突き進むその姿勢と、最後までリーダーとして仲間を引っ張り続けてきたその姿。
子供の頃に観ていた昭和の頃のレッドにも通じる点が感じられ、観ていて清清しく感じられるレッドだったと思う。

そして、そんなゴーカイジャーと共にストーリーを盛り上げた、34のスーパー戦隊。
ラストシーンで、アカレンジャー=海城剛が送ったエールは、ゴーカイジャー達だけではなく、観ている子供たちみんなへのエールと言ってもいいと思う。
レンジャーキーが、本来の持ち主達の手に戻ったことで、彼らもまた、いつかまたどこかで・・・という期待を持たせてくれたのもよかったと思う。
それと、あのシグナルマンがドギー・クルーガーと一緒に登場したのには、ちょっとビックリ。
レジェンド大戦の後も、ポリス星に帰ることなく、地球じゃなくてチーキュの平和のために戦っていたんだなあと思えてよかった。(もしかして、宇宙警察の一員になっていた?)

最後に一瞬登場したアカレッドの正体は、最後まで謎のままだったけど、これもこれでいいと思う。
バスコ曰く、「実は地球人」とのことだけど、地球の人々の、平和を願い、悪に立ち向かう心が生み出した存在とでも考えればいいのかな。

ということで、無事に幕引きを迎えた海賊達の物語。
一年間楽しませてくれたことに感謝、ですな。

最後に、戦いを終えたマーベラス達が、子供たちにサインを頼まれた場所。
毎度おなじみ、お台場の「夢の大橋」。








コメント
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