北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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影響は恐ろしい

2013-07-30 22:28:47 | 懐かしの思い出
いきなりだけど、「明後日」と書いて、皆さんは何と読むでしょう?
ふつうは「あさって」だと思います。私も、大抵はそう読みますから。

でも、たまに違う読みをすることがある。
普通に漢字をそのままよんで「みょうごにち」と読むのだけど、その一方で、「明日」は「あす」若しくは「あした」ばかりで、「みょうにち」と読むことは、少なくとも私は、まずない。
では、なぜ「明後日」だけそうなのかと言うと、考えられる原因はただ一つ。
「ウルトラマン」の劇中で、岩本博士がそのように発音するシーンがあり、それが子供心にすごく印象に残っていたからということだ。

これまでも何度か書いたと思うんだけど、子供の頃に観ていたテレビ番組の影響というのは恐ろしいもので、例えば、同じ「ウルトラマン」で言うと、私は日ごろ、公私問わず、自分を含めた複数の人達の集まりを「私達」ではなく「我々」と言うことが多いのだが、これはもう、間違いなく、ムラマツキャップの影響が大きい。
今日だって、勤務時間中、ある会社の担当の方との電話で普通に口にしていたし(無意識ではなく、気付いているのが我ながら凄いと思う)、どうかしたら、メールでも「我々」って書いちゃうことがあるくらい、自分の中で浸透している。
多分、今後もこれは変わることはないでしょう。

そう考えると、最近の子供達は、こんな風に、観ている番組から言葉を覚えるって、どのくらいあるのだろうか?
勿論「いい意味で」ということなんだけど、「大きいお友達」としては、この年になるとなかなかそういうことに気付かないというだけで、そういうことは、当然あってほしいと思っている。
最近の作品(とくに戦隊)では、(例えば「うざい」とか「きもい」とか)とかくおかしな日本語が多く使われていて、聞くたびに嘆かわしく思うばかりなので、観ている子供達に悪影響が及ばないかということが本当に心配でならない。
そろそろこの辺で、考え直す時期に来ていると思うんですけどね。
コメント
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