北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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管轄外捜査の舞台

2013-07-28 20:07:51 | ロケ地巡り
今日は、仲間達総勢5人で、横浜市内を舞台に、恒例の「夏の遠足」。
ジリジリと太陽が照り付けるも、「猛暑」というほどではないという陽気の中、80年代の戦隊シリーズのロケ地巡りをしてきましたが、一箇所だけ、戦隊以外のロケ地巡りもしてきたので、今日はそこをご紹介します。





場所は、横浜を代表する名所の一つ、ご存知中華街。
作品は、2010年~2011年にかけて上映された、「相棒」劇場版Ⅱ。

警視庁を舞台にした作品なので、基本的に東京都から出て捜査が行われることは滅多にない「相棒」。
どんな経緯で中華街が舞台になったかと言うと・・・、

(簡単なあらすじ)

ある日、警視庁内で、警視総監をはじめ、幹部12名が人質となる篭城事件が発生。
犯人である、元警察官・八重樫は、機動隊が突入した際の騒動の中、持っていた銃で撃たれて死亡したが、その後、彼の部屋を捜索していた刑事達は、部屋の中から、不気味な刺青を腕に入れた男の写真を発見した。
組織犯罪対策第5課の角田課長から、男が上海出身の中国系マフィアの可能性が高いことを聞いた杉下右京と神戸尊は、事件の背景を探るべく、マフィアの息のかかった店があると思われる町へと出かけていった。

というわけで、今回紹介するのは、短いシーンだけど、右京さんと尊君の二人が訪れた場所です。





まずはこの交差点。





写真右側にあるのは商店で、現在は違うお店になっているようだけど、劇中の映像では「Panasonic」の青い看板が前面に出ていました。
そして左側にあるのは、「關帝廟(かんていびょう)」という建物。どういう建物かと言うと・・・。








日本が開国した後、横浜には、多くの中国人が商人や職人として訪れ、外国人居留地(現山下町)で暮らすようになったが、1862年、一人の中国人が關羽(中国後漢末期・三国時代の蜀の将軍)の木像を抱いて、現在の地にささやかな祠を開いたとされる建物がこの「關帝廟」で、現在でも、多くの参拝客が訪れているという。
この建物は、以前にも何度か中華街に来た時に見覚えがあったので、比較的簡単に特定できました。





因みに、このシーンで右京さんと尊君の背中の方には、このような看板を掲げる建物が。
「尊」の文字が入っているのは、単なる偶然・・・ですよねきっと。





続いて、中華街に張り巡らされた狭い路地の一つ、「香港路」。





マフィア達の潜伏先を探す右京さんと尊君が歩いているシーンで登場するのはこの辺り。
左側にある甘味喫茶のお店が映像でも確認できるのが決め手となりました。





もう一つの決め手となったのが、右側にある黄色い看板。
劇中では、路上にもこのお店の看板が出されていました。





今日は甘味喫茶はお休みだったようだけど、劇中では、この看板が路上に出ていたのが確認できました。

この後、右京さんと尊君は、写真の男の秘密を知っていると思われる連中が根城としている店で連中の襲撃を受け、そこに現れた、福建省出身の謎の女性によって救われるという展開になりますが、その辺は屋内での撮影が主だったので、中華街で確認できる映像はここまで。
それでも、次に行った時にはぜひとも確かめたいと思っていた場所を、仲間たちの協力によって確かめることができ、大きな収穫を得ることができました。

なんだけど、実を言うと、香港路のシーンは、あちこちを歩く(彷徨う)もなかなか場所を見つけられず、半ば諦めつつ、仲間達と食事を取るために、たまたま通った路地のお店に入ったところ、そのお店から出た直後、そのすぐ側にあったということを発見したというもので、「灯台下暗し」と言うか、仲間の一人が言った言葉を借りれば、「ロケ地の神様が、我々を現地へ導くために、香港路にあるお店で食事を取るようし向けた」というような出来事でした。
コメント
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