北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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感じ方はそれぞれだが

2016-11-16 21:09:53 | 日々のもろもろ
最近感じた、言葉の難しさ。

よく、人に何かを問いただす際に、「責めているわけではない」という表現を用いる人がいるが、傍で見ていて、「そのつもりがないのは分かるけど、責めてると思われても仕方のない言い方してると思うよ」と思ってしまうことは少なからずある。

いや、ちょっと仕事関連(うちの職場内ではない)であったことなんですけどね、数日前にたまたまそういう光景を見てしまったんですよ。
簡単に状況を書くと、ちょっとまずいことをしてしまった人に対して、その人の上司に当たる人が、「責めているわけではないんだぞ」って言っていたというもの。
私も、そのようなことを言われたことが何度かあるのだが、そう言われて、「ああそうか、自分が勝手に(責められているような)感じになってしまったのか」と思うこともあるにはあったものの、正直、素直に受け取れないことの方が多かった気がする。

確かにね、そのとおり(責める意思は全くない)なんだろうと思う。
だけど、受け取る側がそのとおり受け取らなかったら、それはやっぱり言った方の問題ってことになるんじゃないのかな。
言われた側が、たまたま何でもかんでもマイナスに解釈しちゃうような人だったということもあるかもしれないが、言う側も言う側で、ただ言いっ放しなのではなく、相手がそのように受け取っていないと感じたら、多少時間が経ってからでもいいから、別にフォローを考えてあげることも必要じゃないのかと思う。
少なくとも、「責めているわけではない」と言った → 言われた方はそうは受け取っていない → それっきり何もない っていうのは、ただ人間関係を悪化させてしまうだけだろうから。

人間ってのは、咄嗟に思い浮かんだ言葉を口にしてしまう生き物だから、事前に「自分がこう言ったら相手はどう感じるだろうか」なんて考える余裕なんてないことが大半だろうけど、事前に考えなくても、事後に相手の反応を感じ取り、失敗したなとか言い過ぎたなと思ったら、きっちり反省して次に活かすということは大事だと思うので、自分もその点は気を付けねばと思う。

因みに、ある調査によると、「信用できない一言」というランキングで、圏外ではあったけど、「責めているわけではない」も少数意見としてあったようです。

コメント (2)
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