北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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屯田兵の足跡~2~

2018-09-23 16:56:16 | 札幌
(前回の続き)
テーマ「屯田兵はなぜ琴似に入植した?」





「琴似屯田兵顕彰碑」などがある「屯田の森」。
車通りが多いけど、反対側から一枚撮ってみました。





周辺の歩道には、開拓時代を思い起こさせる絵が描かれていました。
もしかすると他にもあるかもしれないので、次回帰省したときにチェックしてみようと思います。





通称「旧5号線」から分岐してJR琴似駅方面へ続く「琴似本通」には、このような木柱が、合計8本設置されています。
これは、兵村の境界を示す村道の道しるべとしての意味を持っています。





地下鉄東西線琴似駅周辺。
写真のイオンは、私が幼稚園のとき、昭和52年(1977年)4月に「ダイエー琴似店」として開業し、2015年に、イオンへの経営権譲渡により「イオン札幌琴似店」となりましたが、長く西区に住んでいる人達にとっては、「イオン」と聞いてもピンと来ず、まだまだ「ダイエー」で通用することが多いです。
私も、「ダイエー琴似店」には思い出が沢山ありますよ。高校生の頃は、3階に入っていていたCD店で何度かCDを買ったりしたし。
もっとも、CDに関しては、現在「レイク」の看板が出ているビルの地下に「玉光堂」という大手のCD店が入っていて、そこで買ったことの方が圧倒的に多かったですけどね。
また、同じビルの1階には、大手書店の「紀伊国屋」が入っていまして、ここも、思い出が沢山あります。(例えばこういうこと





「イオン札幌琴似店」の前から、地下鉄東西線発寒南駅方面に向かう道路。
散策前に、図書館で屯田兵関連の資料と古地図を参照したところ、入植した私の祖先の名前もしっかりと載っていまして、どうやら、祖先が入植したのは、この道路に面した一画である可能性が高いということに思い至りました。
現在のその地の写真も撮ったけど、一般の民家敷地のようなので、ここには載せません。
私の本名は割と珍しい部類に入る姓なのだけど、札幌市各区の電話帳を見ると、この地下鉄琴似駅界隈だけやたらと多いことが確認できます。





しばらく歩いて、今度はJR琴似駅。
駅の全景と周辺の紹介は、こちらの記事を。





JR琴似駅前の「琴似本通」。
こちらも、大型ショッピングセンターや飲食店が立ち並び、札幌市内でも有数の繁華街となっています。

「琴似本通」は、開拓使が作った幹線道路の一つで、通りの両側には屯田兵屋が整然と立ち並んでいました。
当時、道路の幅は十間(約18m)として整備されましたが、現在でも、その幅は殆ど変っていません。
確かによく見ると、繁華街を貫く幹線道路なのだから、片側二車線でもおかしくないところ、一部右折車線がある以外は、片側一車線のままとなっていますね。

明治8年(1875年)に屯田兵が入植した「琴似屯田兵村」を中心とする一帯は、明治39年(1906年)に「琴似村」となり、その後「琴似町」を経て、昭和30年(1955年)に札幌市に合併されました。
旧国鉄の琴似駅は明治22年(1889年)に設置されたものですが、昭和51年(1976年)に琴似~白石間に地下鉄東西線が開業すると一気に都市化が加速し、現在のような一大繁華街となりましたが、前回の記事でも書いたとおり、そもそも琴似地区が屯田兵村の最初の候補地に選定されたのも、札幌本府に近く、交通・通信の要衝として適し、生活の利便性が高いという理由からでした。
これは、開拓使顧問であったホーレス・ケプロンの進言によるものですが、そのような先見の明のもとに兵村が整備されてから約150年、現在の琴似を見たら、ケプロンは何を思うことでしょうかね。








最後に、JR琴似駅を過ぎて「八軒」のエリアに入った所にあるものを一つご紹介。





右側面に「昭和十一年十月八日奉迎 奉拝者一同光栄勲記念建之」と刻まれているこの碑は、昭和11年(1936年)、北海道で陸軍特別大演習が行われた際に、昭和天皇が札幌市内を行幸されたことを記念するものです。








屯田兵村が廃止され「琴似村」となった後の役場所在地を示す遺構。
「札幌軟石」とは、現在の札幌市南区石山周辺で採掘され、建材として重用されたものでしたが、もともとは、今から4万年前に、現在の支笏湖が形成されるきっかけとなった火山活動が起こった際、高温の水蒸気やガスを含んだ火山灰が流動化し火砕流となり、現在の石山周辺にも流れ、冷え固まった溶結凝灰岩がその起源と言われています。
「溶結凝灰岩」。何だか「ブラタモリ」っぽいですねえ・・・。もしまたの機会(札幌周辺でロケが行われる機会)がありましたら、ぜひ注目していただきたいですね。

この遺構がある場所はこちら
コメント
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