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幣舞橋とロータリーを過ぎ、富士見坂を上ったところに、「そびえ立つ」という表現がピッタリの建物があります。
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ここは、「釧路市生涯学習センター まなぼっと幣舞」という施設で、市民の多様な学習・文化活動と、個性豊かな地域文化創造の拠点として、平成4年(1992年)11月にオープンしました。
建物の外観は灯台をイメージしており、「まなぼっと」という名前は、「何かを学んでみようと思い立ったら、いつでも誰でも気軽に立ち寄れる場所(スポット)」という意味を込めて名付けられています。
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ロビーに入ってみると、釧路の地域FM局の小さなスタジオがありました。
このときを思い出し、何だか懐かしいというか、機会があれば、ぜひまたという気持ちにさせられました。
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幣舞橋にある、四季をイメージした彫像の一つ「春」の作者である、岩手県出身の舟越保越氏の「杏」という作品。
杏の実を両手のひらに持つ美しい少女像として作られています。
「まなぼっと幣舞」の誕生後、釧路市では、市民一人一人が、いきいきと充実した生活を送ることができる生涯学習都市を目指すため、平成5年(1993年)5月に「生涯学習都市宣言」を行い、同8年(1996年)2月には、釧路市生涯学習推進計画「まなびすと・くしろプラン」が策定されました。
これらのもと、この施設には、市民の学習意欲に応えるべく様々な設備が用意され、気軽に参加できる講座やイベントも多数開催されています。
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とまあ、私も機会があれば、ではなく、機会を作って積極的に参加してみようと思いましたが、このときはそれが目当てではなく、目当ての一つは、施設の最上階へ行くこと。
この施設の最上階には、釧路市内を一望できる展望デッキがあります。
まずは北大通方面から。
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釧路川を上流に向けて。
「久寿里橋」と、その先にある「旭橋」、それに、JR根室本線(通称「花咲線」)の鉄橋が見えます。
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港方面。
釧路川が海と合流する地点が見えます。
青空に映える水面と、側に広がる港の光景。何とも言えず心が落ち着きます。
この展望台は夜も開いているそうなので、今度は夜景を観に行きたいと思います。
この施設の3階には、「釧路市立美術館」があり、先日紹介したスタンプラリーの特典として、来年開催される特別展の招待券を受領しましたので、美術館については、来年、特別展を観に行ったときにでも紹介したいと思います。
(「まなぼっと幣舞」の場所はこちら。)