東京ドームシティの近くにある「礫川(れきせん)公園」という公園。
かつて軍用地だった一帯の一部が公園用地として分割され、昭和39年(1964年)に造成され、翌年文京区に移管されている。
現在も区民の憩いの場であり続けている場所だけど、実は、80年代戦隊シリーズのロケ地としても何度か使われていて、写真の噴水の前は、「太陽戦隊サンバルカン」第29話「美剣士白バラ仮面」のラストで登場する。
この回では、「赤バラ仮面」を名乗り、フェンシング技でサンバルカンを苦しめた、機械帝国ブラックマグマの機械生命体「バラモンガー」に対抗し、地球平和守備隊嵐山長官の娘・美佐が「白バラ仮面」を名乗って活躍する様子が描かれているが、バラモンガーが倒された後のラストシーンで、美佐が「スナックサファリ」に通う子供達とフェンシングに興じるシーンが、写真のこの場所で描かれている。
そんな美佐を見ていたバルパンサー・豹朝夫は、自分の方が腕が上と言わんばかりに、果敢(無謀?)にも竹刀を持って美佐に挑むが、フェンシング技ではなく、催眠術のように剣をグルグルと回す術に引っかかってあえなく敗退。
そのシーンで、豹が降参して腰を抜かしてしまうのは、写真のこの辺り。
実は私は、「礫川公園」に来るのはこれが二度目。
前回は2008年の9月で、「大戦隊ゴーグルファイブ」第5話&同第49話のロケ地巡りのために来ていました。
詳しくは、当時の記事を御参照いただくとして・・・、
今回久し振りに行ってみてショックだったのが、遊具の配置が大きく変わっていたこと。
2008年当時は、小さなブランコや鉄棒が、放送当時(1982年)のまま残っていて、しっかりと検証ができたのに、それができなくなっていて、ショックを受けた一方で、十一年前に行っていて記事にしておいて良かったという思いがこみ上げてきました。
なので、現在となっては、劇中のシーンを検証することができるのは、写真のこの位置ぐらいになってしまいましたが、これもまた、時代の流れということなのでしょうね。
寂しいけれど、受け入れざるを得ない現実だと思います。
最後に、ロケ地とは関係ないのだけど、上から見た花壇。
「令和」と、花による文字が描かれていました。
(「礫川公園」の場所はこちら。)