北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ここにも企業城下町が

2019-06-25 19:58:52 | 釧路&釧根地方

 

釧路市鳥取地域、以前紹介した「鳥取神社」からも近い所にある、道内大手の銀行「北洋銀行」の支店。
 

 
 

 

しかし、支店名は「鳥取支店」ではありません。

「鳥取支店」という店舗もあるのだけど、ここから結構離れた「共栄大通」という地域にあります。

ではこの「十条」とは?

因みに釧路市内には、札幌や帯広のように「○条○丁目」という住居表示は存在しません。


 



 

実は、ここでいう「十条(十條)」とは、写真の店舗の向かいに工場がある「日本製紙株式会社」のこと。

同社は、平成5年(1993年)に企業合併により現在の社名となりましたが、それ以前は「十條製紙」という社名で、この「十條製紙釧路工場」は、釧路を代表する企業として市の発展に寄与し、市の文化、経済にも絶大な影響力を持っていたことから、工場周辺は、さながら企業城下町のようになっており、現在でも、こうして企業名を冠するものが残っているのです。

 

 

近くにある歩道橋。

 

 

かつての十條製紙、現「日本製紙」といえば、先日廃部が発表されながらも、市民やファンの後押しにより、プロチームとしての存続の目処が経った「クレインズ」というアイスホッケーチームでも有名。

歩道橋にも、このようにアイスホッケーのレリーフが飾られています。

 

 

 

歩道橋を渡って、銀行から反対側へ。

 

 

 

銀行だけでなく、ファミリーレストランも、このとおり「十條」の名を冠しています。

 

 

現在は市内でも有数のショッピングタウンとして整備されていますが、この地には、平成25年(2013年)まで「十條アイススケートセンター」があり、釧路を代表する冬のスポーツであるアイスホッケーの拠点となっていました。

 

 

こちらが、「クレインズ」の拠点である「日本製紙アイスアリーナ」。

新たなプロチーム「ひがし北海道クレインズ」となっても引き続き釧路を拠点として活動するとのことなので、また新たな活躍に期待といったところでしょうか。 

 

(この記事で紹介した場所はこちら。)

コメント
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