毎年元日は両親と一緒に北海道神宮に初詣に行っていますが、この北海道神宮には、円山にある本宮の他に、もう一つ、あまり知られていないのかもしれませんが、「頓宮」という場所があります。
ということを、何か月か前に知ったので、早速行ってみました。
ここがその「北海道神宮頓宮」。
北海道神宮の境内外末社として、本宮と同じ、「大國魂神(おおくにたまのかみ)」「大那牟遲神(おおなむちのかみ)」「少彦名神(すくなひこなのかみ)」「明治天皇」の四柱が祀られています。
「頓宮」とは「仮の宮」という意味で、明治11年(1878年)に、当時「札幌神社」と呼ばれていた本宮の遥拝所(遠く離れた場所から神仏を拝むための場所)として創建され、明治43年(1910年)に「頓宮」という名前となり、札幌神社の古材を再利用して社殿が造営されました。
参道に入ると出迎えてくれるのが、二体の狛犬。
恋愛成就の御利益があるそうで、特に、写真の阿形の方に触れる女性の参拝客が多いそうです。
狛犬はもう二体(一対)、社殿の前にも設置されています。
こちらは、明治23年(1890年)札幌軟石(札幌市南区石山周辺で採掘される凝灰岩の石材)で制作された、札幌市内では最古とされる狛犬です。
左側の狛犬に赤いものが巻かれていますが、この下は、子狛犬が狛犬にじゃれつく姿になっていて、そんな子供と戯れる姿から、子宝祈願や安産祈願にご利益があると言われているそうです。
(「北海道神宮頓宮」はこちら)