新宿中央公園の一角にある広場。
奥にあるのは「ナイアガラの滝」と呼ばれている人工の滝です。
「大戦隊ゴーグルファイブ」や「科学戦隊ダイナマン」など幾つかの作品で登場するけれど、今回は、ゴーグルファイブ第26話「ブラック!大逆転」の検証ということで行ってみた。
今回検証したのは、この回のラストシーン。
暗黒科学帝国デスダークの合成怪獣「イノシシモズー」の放った「ショック爆弾」によって記憶喪失にされた人々が、途方に暮れて佇んでいたところ、ゴーグルファイブがイノシシモズーを倒したことで記憶を取り戻し、我に返って駆け出していくシーンで描かれている。
現在はご覧の通りの広場となっているが、ゴーグルファイブと、翌年(1983年)放送のダイナマン第19話「導火線は赤い毒花」では、滝の前に円形の池(噴水?)があるのが確認できる。
「ブラック!大逆転」では、記憶を取り戻した人々の中にコソ泥とお巡りさんがいて、池の周りを追いかけっこするシーンが描かれている。
「ブラック!大逆転」の前半、ショック爆弾の被害者となったなるみという少女が、側にいる母親のことを忘れてしまい人ごみに飲まれていくシーンがあるが、その母娘も無事に記憶を取り戻し、お父さんを迎えに行くということで駆け出して行った。
その場面が描かれているのがこの階段。
そんな母娘を見て、なるみの記憶が戻ったことを喜ぶゴーグルブラック=黒田官平達が、写真右側の通路の方から母娘に駆け寄ってくるのが確認できる。
円形の池が無くなってしまい、階段付近の木々の植え込みも当時とは異なっているが、階段の形と、階段に交わる通路の位置関係が当時と変わっていなかったことから、比較的容易に場所を特定することができた。
新宿中央公園は、最近の作品では全くといっていいほど見かけなくなってしまったけど、80年代作品をこよなく愛する私達にとっては、「聖地」と言っても過言ではない場所なので、ぜひまた使われるようになってほしいと思います。
今回、四枚しか写真をアップしていないけど、自分ではもう少し撮ったつもりでいました。
言い訳するわけじゃないけど、この日の東京は兎に角寒く、震えながら時間との戦いを強いられていたので、気持ちに余裕がなかったのかもしれません。
気候に関わらず常に余裕を持って取り組むことというのが、今後のロケ地巡りの課題となりそうです。