月寒散策の最後は、練兵場跡地から少し離れた公園へ。
「月寒忠霊塔」とあります。
その下には「参道」という表記も。
読みにくいけど、「忠霊塔」とあるようです。
この門柱は、戦時中の「北部軍司令部」の正門のもので、東北、北海道、樺太、千島にある師団を統括していた当時の司令部の建物は、戦後米軍に接収され、昭和21年(1946年)に火事で焼失しましたが、門柱が残り、この地に移設されました。
工事中のためか見つけられなかったので画像をお借りしてきましたが、この表示板が設置されている(されていた?)そうです。
正門の石碑に「参道」とありましたが、確かに、この先に大きな塔がありますね。
参道の先にあったのは、「忠魂納骨塔」。
この地には、かつて、第7師団歩兵第25連隊が駐屯する北部軍司令部の敷地があり、陸軍兵士の戦没、病没者を供養する墓地が設置されていました。
この塔は、そんな兵士の慰霊のため、昭和9年(1934年)、兵士の遺勲を永遠に奉慰顕彰する目的で建設されたそうです。。
「佛石塚」とあります。
裏面を撮り忘れてしまったのですが、裏面には、この碑の開設として、この地にはかつて兵士たちの墓地が存在していたが、公園化に伴い、其英霊は納骨塔に合祀され、佛石をこの塚の下に収めたということが記されています。
撮り忘れてしまったので画像をお借りしましたが、ここは、「平和公園」という公園とひて整備されています。
「忠魂納骨塔」が参道の先に見えるこの公園は、軍都としての月寒の歴史を後世に伝えつつ、現在は市民の憩いの場として広く活用されています。
公園の名の通り公園もありますが、ほとんどは墓地になっています。
実家のお墓もそこにあります。
「戦災復興土地区画整理事業の一環として、市内に点在する279寺の墓地約18ヘクタール、189,030基を市内の東部丘陵約147ヘクタールの土地に移転することとし、この地区を平和公園と称し、墓園として計画した」と名古屋市千種区のHPにあります。
名古屋市内のあちこちにあった墓地を、東部丘陵に集めたのが名古屋の「平和公園」です。
市民にとっては、「平和公園=お墓」と自然に脳内で変換されていると思います😊
こんにちは。
名古屋にも、「平和公園」という公園があるのですね。
札幌とは少々由縁が異なるようですが、背景にある歴史を学び、語り継いでいくというのはとても有意義なことだと思います。