小樽の「メルヘン交差点」から、小樽運河方面へ向かう「堺町通り」。
一昨年の「ブラタモリ」小樽編で、タモリさんは、この緩やかなカーブを見て、一瞬にして、これが海を埋め立てた痕跡であることを看破しました。
そう、かつては、写真の水色の線が海岸線で、それより右側は海だったのです。
(この交差点の位置はこちら。いかに幅広く埋立てが実施されたかをご確認ください)
何ゆえ、これほど大々的な埋立てを実施する必要があったのか。
余り知られていないようだけど、小樽を含む「石狩炭田」と呼ばれる地帯は、現在でも膨大な埋蔵量が眠っていると言われる石炭の産地で、明治以後、採掘の本格化に伴い、石炭の積み出し港となった小樽は、1880年に札幌とを結んで鉄道が開設されたこともあり、札幌をはじめ道内各地へ物資を供給する「海の玄関口」としての発展がはじまりました。
しかし、当時の小樽は、海岸線ギリギリまで急峻な崖地が迫っていて平坦な土地がほとんどなく、その状態では物資を保管する場所を確保することができませんでした。そのため、1887年頃から埋立てが始まり、続々と倉庫が建てられていったということなのです。
観光客で賑わう「堺町通り」。
この一帯がかつては海だったということなのです。
小樽を代表する観光名所の一つ、「北一硝子」の三号館。
堺町通り側から入ってみると、何かレールのような物がありますね・・・。
実はこのレール、物資の搬入に使われた、トロッコのレールの痕跡だそうです。
暗くて見えずらいと思いますが、この足跡のような物は、当時の作業員が地下足袋で歩いた踏み跡だそうです。
こんなのまでしっかりと残っているんですね。
そして、レールは海側へ。
海側のメインストリート。
ここが一面海だったとは・・・、実感が湧きません。
再び堺町通りへ。
「ブラタモリ」名物と言ってよい、タモリさんの大好物である「海食崖」が見られます。
この上には一体何が・・・?
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