Film,Cut, and I

行ってきました、新午前10時の映画祭
「新幹線大爆破」であります




うーん、「傑作だけど公開時に受けなかった」
見たいな評価なんですけど・・・
確かに面白いけど、150分は長すぎるし
曰く　”アイドル映画と同時上映がまずかった”
曰く”映画の内容がハイブローすぎてヤクザ映画とポルノが好みの東映ファンにソッポを向かれた”

うーん言わせていただくと、脚本が粗い
複数の犯人なんだから、お互いに知っていることと知らないことがあるはずなので
尻尾つかんでも泳がせて、全員を確認するということをしない
容疑者のアパートへ行くのに、逮捕しないで泳がせるって言う設定なのに
覆面パトカーで、赤色灯まわして、パトカー引き連れて行くは
生きなくドアをノックして、訪問しちゃうわ
え？え？という感じですな
パスポートの謎とかね
あれ？っと思うようなところがたくさんある
まだ映画産業が盛んだったころの作品なので
こういう大作だと、オールスターキャストってことになるんですが
志保美悦子さんは国鉄の職員でワンカット出るだけ
多岐川裕美さんはスカンジナビア航空の受付嬢で
やっぱワンカット出るだけ（でもすごくきれい)
いろんなスターが、カメオ出演というか
特別出演してます
田中邦衛さんが、主人公のひとりの身内役で出てるんですが
これが北海道で牧場をやっているという役で
見た瞬間噴出してしまいました

初見はTV放映ですがWikipediaによると
1978年のTBSのカット2時間版と
1980年のFujiのほぼ前兆版があるみたいです
たぶんみたのは。Fujiのほうだと思う
ゴールデン洋画劇場だろうな
見覚えのないシーンってなかったから
海外では千葉真一さんの主演ぽくカットされているとか
それが大ヒットしたとか
まあな、仕方ないわ
なんかもう少し切ったら、テンポよくなるんじゃないかって思いますもの
で、これを換骨奪胎下のがヤンデボン監督のスピードですな
まあ、暴走特急からヒントを得たということになっていますが
どうみてもこっちからとってます
そうそう、当時悪役の多かった
黒部進さんが、警視庁の結構いい役で出てまして
ちょっとうれしかったです
突っ込みどころはありますが
面白い映画ではあります