ベルモンド傑作選
ベルモンド傑作選は2の開催が決定したそうで
5/12から東京で公開されます
リオの男とかカトマンズの男とか
今回なんで選を漏れたのかが分からないのも
入っています
さてこちらは恐怖に襲われた町
であります
パリの高級マンションに住むノラ・エルメール(L・マッサリ)が
十七階の自分の部屋の窓から飛びおり、死んだ。死ぬ直前に、
何者かに脅迫されていると警察に訴え出た直後の事件だった。
まあそんな始まりなのですが
パリ警察のルテリエ警部(J・P・ベルモンド)は
最初はまじめに取り合わなくて
ほかの、強盗犯を追いかけたい気持ちがいっぱいなんですが
それもやりつつ こっちもという感じ
70年代のパリの街がグッときます
ベルモンド傑作選って、ベルモンドもいいんですが
パリの街と出てくる車がいいんですな
ベルモンドは、劇中でS&W M49のボディガードとうい銃を使います
わたしはダブルアクションオンリーのセンチニアルのほうが好きです
それはいいんですが
この映画美術スタッフがいい加減で
カットにより
M19(コンバットマグナム)に化けます
カーチェイスからの銃撃戦のシーンですが
これはまだ車においてあったと解釈すればいいんですが
M49を構えて、カットが変わるとM19を持っている
というくだりが2つ以上あるし
M19をベルトにはさんで屋根に出るんだけど
それはいつの間にかどこかに行ってしまっている
という
うーんと思ってしまうなシーンがあります
まあ、些末なことで映画全体には影響しませんけどね
これ、どっちかが裏焼だよね
体を張ったアクション
これ、どんなシーンの演技指導なのかわかりませんが
結構大業な仕組みのホルスターですな
固定用のハーネスをバックルのあたりで止めたら
拳銃持っているのが分かっちゃうじゃん(笑)
狙われていると思しき看護婦さんとちょっといい雰囲気になるのですが
それ以上はないです
女性の犠牲者は3人ですが
どなたもきれいな女優さんで、大変細いですね
悪役はZ900に乗ったりします。
これって当時、フランスではあこがれのバイクだったのかな
この傑作選でほかの映画にも出てくるんですよ
フランス版ダーティーハリーという言い方をされますが
型破りだけど、ハリーとはちょっと違いますね
ハリーと言えば北野武監督の
”その男凶暴につき”も一部の宣伝では日本版ダーティーハリー
と言われていて
ワタシは”いまさらダーティーハリーかよ”と思いましたよ
まあこの映画も犯人が偏執狂という点では似ているかな
あ、ハリーはサンフランシスコ警察の警察官で
Inspectoreなのですが
この位は、ほかの警察署では警視とか警部クラスで
字幕も警部と訳されることがありますが
サンフランシスコ警察では日本でいう巡査部長に当たる階級です
こちらのルテリエ警部は部下を率いている
ちゃんとした警部です
有名な最後の突入シーン
この立てこもりで犯人はイギリスのエンフィールドNo2Mk1を使うんですが
何でフランス人がこんな拳銃を使うのかわかりませんけど
画面で見るとNAKATA(日本のモデルガンメーカー)臭いんですよ
バレルの面の取り方とか
仕上げの黒さとかが
うーんどうなんでしょうか
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