昔隣の席のエリート(ワタシのような野良犬社員ではないという意味で)に
うちの爺さんさ
第一次世界大戦のころ欧州でブイブイ言わせてたらしいのよ
へ―どんなんだったんですか
戦後パリのカフェでブイブイ言わしてたらしい
でな、俺は読んでいないんだけど
なんか小説書いてえらい賞をもらったらしいんだわ
どんな話なんです
なんでもな、カリブ海の歳とったカジキ漁師が、サメと闘う話らしい
へーすごいですね
ヘミングウエイみたいですね
だから、そういう嘘をついているんだから気が付けよ
あ、そうなんですか
彼、今やうちの会社の執行役員ですが大丈夫かしら
彼は人がいいというか純真な人で先に当社を訪問したアメリカの取引先も人は
共通の知人で時々電話をくれます
彼に電話を替わろうと思ったら会議で不在だったのであとで
”○○さんが電話くれって IP電話でなイチハイフンイチゼロの・・・(110)”
”待ってください”と電話を取り出しキーを押し始めます
”騙されやすいなー(笑)”
i-phoneで電話代だかが安くなるっていたずらが出回る2年ほど前だったでしょうか
というわけで
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誰がために鐘は鳴る
日はまた昇る
武器よさらば
老人と海
辺りは読んだんですよ(ほとんど覚えていないけど)
で読み始めたは良いけど、目が滑って読めていかなかった
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海流の中の島々
何気なく手に取って読み始めたら
これがすいすい読める
いいなぁこの話
ヘミングウエイだと月並みだけど
ニック・アダムスモノはいいと思うし好きだけど
これ短編集のあちこちに入っているので
全部読んだのかどうかわからない(笑)
これ、SF作品みたいに編年体にしたら
絶対にそんなのは認めないぞ
じゃあついでに
河を渡って木立の中へ
も読むべぇと本棚を引っ掻き回すも出てこない
新潮文庫にあったよなぁ
と新潮文庫の目録を検索すすが出てこない
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あれないじゃん
どうやら邦訳は三笠書房のハードカバーだけの様です
高校生の頃 図書館で新書版を借りたような気がしてた
そいで新潮文庫で見つけて買ってあったような気がしてたorz
というわけで、古本を買いました
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記憶にあったのは
河を渡って林の中へ
という題名だったけど 木立の中へという訳のほうが多い
林を和英で引くとForestで森の区別はないみたいですな
林を和英で引くとForestで森の区別はないみたいですな
Treesを英和で引くと木々と木
どうにも辞書的に林という訳を当てるのは無理があるようです
が林と森の違いとか、その英語訳が絡んでくると難しいですな
全く評判の悪い一編ですが
どうなんですかね
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