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喝采と衝撃とワタシ

2024-03-10 06:00:00 | 43
gooblog20周年 (私は途中加入ですが)を記念して
まあほかのブログではお話されないようなことを(笑)
以前こんなことがあった
 




これ一見するとハンドガン(拳銃)のフレーム(本体)みたいに見えますが
実は只のプラスチックの塊で発射機能も何にもなし



これグリップモジュール
拳銃部品で所持が禁止されているのは「スライド」「フレーム」「シリンダー」「バレル」等の主要部品

以前捕まったやつが輸入しようとしたのはSIGのP320というやつで
こんな構造
モジュールピストルというか手の大きさの違いに対処するために
グリップ部を交換できる
ところが80年代からプラスチックフレーム+金属シャシーという組み合わせが
主流になり、グリップの交換=フレームの交換となってしまう
アメリカでは銃の本体はフレーム
でSIGは考えあぐねてこうした

輸入しようとした人は、この構造から
これはグリップである
と主張しようとしたものと推測します。でもね、それはアメリカの法規 
これどう見てもフレームでしょう
この論理を税関で通すためには
たぶん「フレーム」を付けたときに単独で動作しない構造でないと
これグリップ部分が無いと銃として動作しませんから
フレームに当たるんですよね
で、今回の話
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-1061615.html
これ多分、カスタムガン用のスライドの溝が切っていないやつ
別にスライドの溝を切るジグが出ていて
これで切ってやると市販品より型の少ないスライドができて精度の向上が期待できる
このままではスライドとして機能しない材料というか半加工品
だからOKだと思ったんだろうなぁ
ポータルサイトのQ&Aにもいますけど
法律の条文だけを読んでそこに書いていないからOKとかなんだとかいう人とがいましてね
法律ってそういう仕組みになっていないんですよ
法律って大枠を決めているだけのもののもあって
それを施行するために省令や政令を出すんです
それと、こういう規制の場合は実質的にどうか
という判断基準なんですね
スライドはアメリカでは半加工品かもしれないけど
スライドはスライド
フレームはアメリカの法規でフレームの名称を使っていないかもしれないけど
実態としてフレーム
法律に書いていないからこれは合法 ハイ論破
では税関は通らない
税関は違法品を摘発するところではなくて
関税をかけるところなので違法か合法は警察が判断します
だからわかんなかったり、輸入者がごねると
判断を警察にまかせます
これが輸入者が合法なものを税関が無知で止めている場合は
輸入者への利益になりますが
逆の場合もままあります
ナイフなんかの輸入の場合は勘違いした税関がやたら止めるから
四の五の言われたら、
お巡りさんに聞いてください
と言え
とある方から教わりました(笑)

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