monologue
夜明けに向けて
 



93/08/12 覚醒したいと望む者達に、黄泉の壷から取り出した粉を渡すときに

 長い間意味不明で解かれることのなかったこのメッセージは古事記「黄泉國の条」を下敷きにしているようである。
「千引石引塞其黄泉比良坂、其石置中、各對立而、度事戸之時、」
この「度事戸之時」の解釈は一般的には「コトドを渡す時でイザナギイザナミが離縁の宣言をする時と解釈されているのだがこのコトドは「言答」で問答の意味だけでなく岩戸のことでもあり、其黄泉比良坂を引塞ぐ千引石とは実はコトドそのものであった。
 導かれるままにだんだん中心に近づいてきたような気がするがこれからどうすればいいのか…。フナト、クナト、事戸(コトド)、と呼ばれる戸をどうすれば開くのか。この図を睨んでいるとなにか物足りなさを感じる。それは「ふ」と「な」のまん中にあるスペース。ここがこの図の中心になっているのだがそこにあるべきなにかがないように見える。上のメッセージは93年8月12日の時点に、2008年現在この「ひふみ図」を手にしたわたしたちに与えるヒントとして発されていたのだ。その間わたしたちは勝手放題やりたいようにやってきたようだが経綸は予定通り粛々と進んでいる。
fumio


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