そして、その者達のために…
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そして、その者達のために「時」は流れ…
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龍神は目覚め水の変化を知り、麒麟は風の声に訪れを聞いた…
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眠りにつく者の耳に聞こえる潮騒の音は、目覚めた水の声…
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風は大きく、波は高く、そして麒麟の夢は深海のとどろきと共に…
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火の瞬きは、青い湖の底に眠り続けることを拒み
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茜色の雲たなびく所、かの人々は迷わず杖を振り降ろすだろう
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0811 苦界(クガイ)に酔う者達への贐(ハナムケ)の言葉が語られる
0823 雪の白さにも似た真っ白い空間が現れる
0903 クマラは、その手を上げて「真のコトノハ」を伝えるだろう
0914 多くを知り、多くを為さない事に依る揺さぶりがあるだろう
0915 かすかに聞こえるカゲロウの羽音
0921 有実にして有名の者は、力を現わすことが出来るか?
0930 堅いものは堅いままに、柔らかいものは溶けるだろう
1002 望まれない許しは得られない、如何に繕おうとも
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さて、人の裡より果てることの無い欲が解き放たれた
人が人であるために、夢が夢であるために、命が命であるために
深い海より現れる「文字にならない言葉」を読み取りなさい
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鎖の跡を見せて女は言った、「虐げられたのは、私です。ここに印があります」
さて、鎖は何を繋ごうとしたのか?
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あなたの舌を脅かすものは、あなたの周囲では無く、
あなたの歯である
あなたの舌と歯を争わせるのは、あなたの「思い」と「考え」の違いだ
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「やはり…」と男は言った。
「やはり…」と男は答えた。
そして、女は黙っていた。
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あなたがた人間の総意で望むことが、この世には存在する
あなたがたの生命の「表」では無く、「裏」に存在する
それらは、あなたがたの「表」では望まれない未来を招きつつある
それらを変えてゆくには、「表」だけ理解していては成らないだろう
あなたがたの命の「裏」は、あなたがたの意識のコントロールを受けない
時の砂は、振り続け…
「そして、その者達」によって、同じ問いが繰り返される
しかし、この度は繰り返してはならない、
同じ過ちを…
---ARION,O∴O---
93/08/04 03:31
「アリオン発言集」より
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泣くな、六っ泣くな、六っ」
「ご隠居さんこそっ」
泣くな、六っ泣くな、六っ」
「ご隠居さんこそっ」
泣くな、六っ泣くな、六っ」
「ご隠居さんこそっ」
泣くな、六っ泣くな、六っ」
「あれっ、おいらたちなにしてるんだろう。大の男達がよだれたらして…」
「わけがわからんが泣いていた。もう何十年も泣いたことなどなかった。わたしの涙腺は遠(とお)の昔にひからびたと思っていた…。」
「えへへへへ、ご隠居さん、顔がびしょびしょですぜ。水もしたたる、暇オヤジだ」
「うふふふふ、六さん、おまえさんだって、水がしたたる三段腹。なんだかすっきりしたよ。自分の辛さや悲しみ、苦しみに流したわけではなく、天使たちの『愛と哀』に触れた感動の涙だったんだから…」
「また思わぬところで時間をくっちまったんで、そいじゃつぎの『多くを知り、多くを為さない事に依る揺さぶりがあるだろう』『かすかに聞こえるカゲロウの羽音』に進みませんか。」
「おまえさんはどう解釈するんだい、もうかなり進歩したようだから自分で解いてごらん。わかるはずさ。」
「だから、多くを知り、多くを為さない事に依る揺さぶりがあるんですよ。」
「それは文章をただそのまま述べているだけじゃないか、これはだれのことを…、何のことをいってるのかね。六さん」
「さあ…。べつに特定はされてませんが…」
「神霊族はそれを特定させるために預言を与えているのだからくみ取らなければ…、なぜ『多くを知り、多くを為さない』と二回つづけて『多く』を使っていると思う。」
「えーっと、口調とか響きを整えるためじゃなかったすね。『多く』『多く』とあっそうか。『多く』は『タタ九』なんだ。もしかしたらタタラの九、つまりニギハヤヒを指しているっ。そっ、そ、それで最後に『揺さぶり』とニギハヤヒの幼名『フル』を示唆することばをもってきてるんだ。するとニギハヤヒのことを多く知ったのに、ニギハヤヒのなすような事を多くやらないことによるゆさぶりがあるということになる。まとめればニギハヤヒのことも社会の現状も多くを知ったのにそれを生かして多くのことを見て見ぬ振りしてやらないことで魂が揺さぶられるのでやらなければならないということです。」
「まあ、いいか、それで六さんが日本語として意味が通るというのなら。及第っ」
「ありがとうございやす。それからつぎの『かすかに聞こえるカゲロウの羽音』なんですがこの『カゲロウ』というのが個人的にトラウマがあるんです。ガキの頃ボーッとしていてイジメの対象になって『ウスバカゲロウ』と呼ばれてたんです。それが何のことかわからず大きくなって虫のことだと知りました。薄バカ下郎ってひどい名前ですよね。夕方『薄羽カゲロウ』たちが群れているのを見るとおまえたちもそんな名前で辛いだろうががんばれと声をかけたくなります。」
「ほう、六さんは『ウスバカゲロウ』だったのか。それは良いあだ名だったのさ。『カゲロウ』は『陰籠』で籠の中のニギハヤヒを指している。その前の『かすか』も春日でニギハヤヒを示唆して羽音も八音だからこの文章はニギハヤヒの登場の予告ととらえられるね。この二行は多くの人がニギハヤヒのことを知りなすべき多くのことをまだなさないので魂を揺さぶりニギハヤヒが登場するという予告になっているのさ、六さんもニギハヤヒと誉められたと思ってトラウマを修復するんだね。♪暇人(ヒマジン)オール ザ ピープル…」
fumio
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