ジャンとディーンの全米ナンバー1 ヒット「サーフ・シテイ」を一緒に作ったのは友達のブライアン・ウイルソンであった。かれはサーフィンはできなかったけれど音楽の才能があった。兄弟親戚友達を集めビーチボーイズを結成してカリフォルニアの若者たちの生き様をとらえた、サーフィンやホット・ロッド音楽を世界に送り出して時代を揺り動かしたのだ。そのうち特筆すべきはかれのアイドルであったチャック・ベリーのSweet Little Sixteen を下敷きにした Surfin' USA である。その曲は米国にとどまらず世界中でヒットしてサーフィンブームをひき起こした。わたしたちの島国にもその波は波及してサーフィンそのものはできなかったがサーフィンという名前のダンスは踊ってみたものだった。