monologue
夜明けに向けて
 





昨日、米国によるビン・ラディン殺害が報じられてから世界は大騒ぎになった。今朝の海外のニュースを見ているとそれぞれの国の立場によって視点が大きく異なった。
ウィキペディアによると
2010年10月18日の時点では、CNNは北大西洋条約機構当局者の話として、ウサーマ・ビン・ラーディンが現在、アフガニスタン・パキスタン国境地帯の洞窟ではなく、パキスタン国内の家屋で「快適に」暮らしていると報じた。同当局者は「洞窟で暮らしているアル=カーイダのメンバーは誰一人としていない」と述べた。ビンラーディンらは、パキスタン情報機関や地元住民に保護され、同国北西部の家屋に居住。付近にアイマン・ザワーヒリーも住んでいるという。」ということであった。

それが昨日、2011年5月2日(米国現地時間5月1日)には、潜伏先と見られていたイスラマバード郊外のアボタバードにある邸宅で、ビン・ラーディンが死亡したニュースを複数のメディアが一斉に報道した。約一時間後、オバマ大統領が会見を行い、オサーマ・ビン・ラーディンが同日、パキスタンの首都イスラマバードから約100km北東にある地方都市アボタバードの潜伏先で、アメリカ軍の作戦により死亡したことを公式に確認した。[11][12]。発表によると、作戦にはアメリカ海軍の特殊部隊・SEALsの隊員25名が参加したとされており、一部報道によればこの参加したSEALs隊員は、SEALsから派生した対テロリスト特殊部隊・DEVGRU(海軍特殊戦開発グループ)のメンバーであったとされている[]。隊員たちはヘリコプターに分乗し、深夜午前1時ごろ潜伏先であった邸宅を急襲、約40分の銃撃戦ののち邸宅を制圧し、頭部を撃たれて死亡したビン・ラディンの遺体を回収した。」ということである。CNN放送ではその様子を動画にして見せていた。ビン・ラディンの居住する家屋で特殊部隊・SEALsの隊員と背が6フィートあるオサマと遭遇したときオサマが投降せず抵抗したために左の眉の上あたりを銃撃したと報じていた。
いつも不思議なのは米国はキリスト教の宗教国家なのに「汝殺すなかれ」という戒律を守らないことである。これで一応9.11の報復は終わったけれど心がかりはアルカイダによるさらなる報復の種ができてしまったことである。報復は報復を呼びだれかがどこかでやめないと永遠に続く。日本はこの殺害にどんなコメントを発するのだろう。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )