今回のビン・ラディン殺害に関してさまざまな情報が飛び交っている。
ビン・ラディン掃討作戦暗号名が「ジェロニモ」であったことに米先住民が激怒していることは当然に思える。
丸腰の容疑者を拘束し妻子の前で射殺したのは西部劇でも残酷だ。どうして射殺せねばならなかったのだろうか。そして水葬にして海に沈めたというのも死人に口なしで後腐れがないからか。
復讐のために屈強の兵士たちがひとりの老人を捕まえ惨殺したのは忠臣蔵を思い出させる。本人確認のために190センチもある大男であるから隊員のひとりが横に寝て確認したというのは不可解だ。影武者ならもちろん大男を雇うだろうし。
今朝の米国のニュースは来年の大統領選に向けて大きな得点を稼いだオバマ大統領が世界貿易センター跡を訪れ、「正義が下された」と献花している場面を報じていた。
本当に闇討ちの私的制裁が正義なのだろうか。同じことを相手が実行すればまたぐるぐるまわる。まずやるべきことは根本的なイスラム社会との和解としか思えない。
fumio
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