前回のブログ「連休中にどんどん増える幼虫」の続きです(^^♪
今年のゴールデンウイーク後半は、増えた幼虫がほぼ毎日
1匹ずつサナギになる「サナギラッシュ」の日々でした\(^o^)/
●5月4日、第1号の繭はこちら。
2枚の葉と壁面を使ったシンプルな作りです。
●2個目の繭は5月5日、こんな形になりました。
下に敷いてあったトレーの紙を土台にしたようです。
数日後に張り付いていた部分の紙を切り離しました(^^ゞ
●5月6日、3個目の繭はとても凝ったデザインでした。
葉柄の残る3枚の葉をつなぎ合わせ基礎にして、更に
すき間を塞ぐために、別の葉を大小2枚切り取ってきて糸できれいに貼り付けてありました。
どの角度から眺めても素敵で、芸術的ですらあります。
この別葉は、すき間のサイズに合わせたのか?それとも貼り合わせてから切ったのか?
どちらにしてもその理由に謎が残ります。
●5月7日、4個目は3個目の繭の下側に入り込む形で作られていました。
あらら~、材料が足りなかったのか、それとも性格の違いなのかな?
こちらはとってもワイルドなデザインの繭です(^m^)
●5月9日、5個目の繭は1個目の繭の隣に、網に貼り付いてできていました。
後からツルを切ってありますが、すき間の多い荒い繭です。
*
5月10日、午前中に近所の神社へ行った時、素敵なあけびのツルを見つけました。
よく来る場所なのに今年初めて発見したのは、きっといま私の目が「アケビ目」になっているからですね(^^♪
三つ葉アケビと五葉アケビの混合です。
アケビは別の種類が近くにあると結実しやすいそうなので、実りの秋が楽しみです。
柔らかそうな葉が少し欲しくて、折ろうとしましたが繊維が硬くて茎が切れません。
あっ!そうだ。
以前にクズのツルを切った事を思い出して、境内で石を探してきました。
石の鋭い角でゴシゴシこすって、美味しそうなところを2本いただきました。
**
ところで、アケビコノハの繭はどんな構造になっているんだろう?
簡単なタイプの繭を観察して、ちょっと真似して作ってみした。
材料は3枚葉のアケビの葉です。
まずは2枚の葉の縁を合わせて、船形の器を作ります。
そこへ3枚目の葉でフタをして出来上がり!
繭作りの基礎はこんな感じで、この後、すき間を塞ぐ子と
よーし、これで完成!となる子がいるようです(笑)
人の手なら簡単に数分で作れる形ですが、幼虫はどうやって設計図を思い描いて
葉を手繰り寄せているんだろう?本能なのでしょうが昆虫の作る繭って本当に不思議です。
朝起きると繭ができている事が多いので、幼虫も成虫と同じ夜行性なのかな。
でも、昼間でも食事はしているし・・・どうなんだろう?
そんなことを考えながら網の中を覗いていたら、昼間に繭を作り始める子と目が合いました(笑)
●5月10日午後1時、6個目の繭です。
作成工程を見学します!
幼虫は繭をつくる場所が決まると、まず基礎になる葉をつなぎ合わせます。
船形になった部分の形や大きさを確かめるように、何度も出入りしてから次にフタをする葉を決めるのですが
この時、網の中には小さな5葉の葉しか入っていなくて
幼虫が困っているようにみえました。
そこで、午前中に採ってきた大きな葉を少し切り取って、繭を作り始めたツルに赤いマスキングテープで貼り付け様子をみました。
驚いたことに、幼虫はすぐにその葉を見つけました!
最初に作っておいた基礎部分を足場にして、尾脚で葉の端をガッシリ掴んだまま体を最大限に伸ばして
見つけた葉の葉柄をカリカリかじり始めました。
そして、切り取った葉を咥えて基礎部分へ運び、糸で固定していきます。
スゴイ腹筋!(笑)
まるでクレーン車のアームのように自由自在に体を動かしていました。
切り取った葉ですき間を塞ぎ、ここから基礎に巻き付けるか、更に切り取るかの作業をします。
その仕事ぶりに、知らなかったけどこんな事してるんだ!と
「お父さんの職場見学」に行った子どもくらい感動しましたが
幼虫は少しでも振動を感じると作業をストップしてしまうので
写真もビデオも撮れなかったのがホントに残念です。
やっぱり網より飼育ケースの方が観察には向いているのかな?これからの課題になりました。
●7個目の繭は「緑色の子」でした。
追加されたばかりの大きな葉をちゃっかり利用して、6個目の繭のすぐ隣に葉を少し共有しながら
手早くきれいに縦長のシュッとした繭を作りました。
●8個目は5月12日、今朝起きたら完成していました。
網の底の隅に、葉を何枚も使用してなんだか複雑なデザインの繭に出来上がっています(^m^)
***
5月11日、またまた庭で幼虫を見つけてしまい
新入りさん2匹が加わりました(^^ゞ
大きい子は網へ。
明け方、カリカリカリと葉をかじる音が聞こえてきて、同じ部屋に生きものがいる幸せを感じます(#^.^#)
チビッ子は飼育ケースへ。
先住の「超チビちゃん」と同居して貰います。
翌朝、ケースを見ると、小さいながら2匹で葉を完食していました。
こういうのも嬉しくなります。
超チビちゃん、成長するか心配していたけど、少しずつ大きくなっているみたい。
もう編み目からは脱走できないでしょう。
チビッ子から中くらいに成長した子は、この姿勢のまま今日1日動いていません。
脱皮するかもしれませんね。
様子を見せてくれないかなと思って注意していますが、なかなか脱いではくれません。
5月12日現在、繭が8個、幼虫が残り4匹になりました。
去年の観察の記録では、5月の初めに蛹化した子が15日後に羽化したとあります。
来週は「羽化ラッシュ」になるといいな。
繭の中で最後の脱皮が上手くいってサナギになれているか心配ですが
無事に羽化してくれるよう祈りながら、引き続き見守っていきたいと思います(#^.^#)
今年のゴールデンウイーク後半は、増えた幼虫がほぼ毎日
1匹ずつサナギになる「サナギラッシュ」の日々でした\(^o^)/
●5月4日、第1号の繭はこちら。
2枚の葉と壁面を使ったシンプルな作りです。
●2個目の繭は5月5日、こんな形になりました。
下に敷いてあったトレーの紙を土台にしたようです。
数日後に張り付いていた部分の紙を切り離しました(^^ゞ
●5月6日、3個目の繭はとても凝ったデザインでした。
葉柄の残る3枚の葉をつなぎ合わせ基礎にして、更に
すき間を塞ぐために、別の葉を大小2枚切り取ってきて糸できれいに貼り付けてありました。
どの角度から眺めても素敵で、芸術的ですらあります。
この別葉は、すき間のサイズに合わせたのか?それとも貼り合わせてから切ったのか?
どちらにしてもその理由に謎が残ります。
●5月7日、4個目は3個目の繭の下側に入り込む形で作られていました。
あらら~、材料が足りなかったのか、それとも性格の違いなのかな?
こちらはとってもワイルドなデザインの繭です(^m^)
●5月9日、5個目の繭は1個目の繭の隣に、網に貼り付いてできていました。
後からツルを切ってありますが、すき間の多い荒い繭です。
*
5月10日、午前中に近所の神社へ行った時、素敵なあけびのツルを見つけました。
よく来る場所なのに今年初めて発見したのは、きっといま私の目が「アケビ目」になっているからですね(^^♪
三つ葉アケビと五葉アケビの混合です。
アケビは別の種類が近くにあると結実しやすいそうなので、実りの秋が楽しみです。
柔らかそうな葉が少し欲しくて、折ろうとしましたが繊維が硬くて茎が切れません。
あっ!そうだ。
以前にクズのツルを切った事を思い出して、境内で石を探してきました。
石の鋭い角でゴシゴシこすって、美味しそうなところを2本いただきました。
**
ところで、アケビコノハの繭はどんな構造になっているんだろう?
簡単なタイプの繭を観察して、ちょっと真似して作ってみした。
材料は3枚葉のアケビの葉です。
まずは2枚の葉の縁を合わせて、船形の器を作ります。
そこへ3枚目の葉でフタをして出来上がり!
繭作りの基礎はこんな感じで、この後、すき間を塞ぐ子と
よーし、これで完成!となる子がいるようです(笑)
人の手なら簡単に数分で作れる形ですが、幼虫はどうやって設計図を思い描いて
葉を手繰り寄せているんだろう?本能なのでしょうが昆虫の作る繭って本当に不思議です。
朝起きると繭ができている事が多いので、幼虫も成虫と同じ夜行性なのかな。
でも、昼間でも食事はしているし・・・どうなんだろう?
そんなことを考えながら網の中を覗いていたら、昼間に繭を作り始める子と目が合いました(笑)
●5月10日午後1時、6個目の繭です。
作成工程を見学します!
幼虫は繭をつくる場所が決まると、まず基礎になる葉をつなぎ合わせます。
船形になった部分の形や大きさを確かめるように、何度も出入りしてから次にフタをする葉を決めるのですが
この時、網の中には小さな5葉の葉しか入っていなくて
幼虫が困っているようにみえました。
そこで、午前中に採ってきた大きな葉を少し切り取って、繭を作り始めたツルに赤いマスキングテープで貼り付け様子をみました。
驚いたことに、幼虫はすぐにその葉を見つけました!
最初に作っておいた基礎部分を足場にして、尾脚で葉の端をガッシリ掴んだまま体を最大限に伸ばして
見つけた葉の葉柄をカリカリかじり始めました。
そして、切り取った葉を咥えて基礎部分へ運び、糸で固定していきます。
スゴイ腹筋!(笑)
まるでクレーン車のアームのように自由自在に体を動かしていました。
切り取った葉ですき間を塞ぎ、ここから基礎に巻き付けるか、更に切り取るかの作業をします。
その仕事ぶりに、知らなかったけどこんな事してるんだ!と
「お父さんの職場見学」に行った子どもくらい感動しましたが
幼虫は少しでも振動を感じると作業をストップしてしまうので
写真もビデオも撮れなかったのがホントに残念です。
やっぱり網より飼育ケースの方が観察には向いているのかな?これからの課題になりました。
●7個目の繭は「緑色の子」でした。
追加されたばかりの大きな葉をちゃっかり利用して、6個目の繭のすぐ隣に葉を少し共有しながら
手早くきれいに縦長のシュッとした繭を作りました。
●8個目は5月12日、今朝起きたら完成していました。
網の底の隅に、葉を何枚も使用してなんだか複雑なデザインの繭に出来上がっています(^m^)
***
5月11日、またまた庭で幼虫を見つけてしまい
新入りさん2匹が加わりました(^^ゞ
大きい子は網へ。
明け方、カリカリカリと葉をかじる音が聞こえてきて、同じ部屋に生きものがいる幸せを感じます(#^.^#)
チビッ子は飼育ケースへ。
先住の「超チビちゃん」と同居して貰います。
翌朝、ケースを見ると、小さいながら2匹で葉を完食していました。
こういうのも嬉しくなります。
超チビちゃん、成長するか心配していたけど、少しずつ大きくなっているみたい。
もう編み目からは脱走できないでしょう。
チビッ子から中くらいに成長した子は、この姿勢のまま今日1日動いていません。
脱皮するかもしれませんね。
様子を見せてくれないかなと思って注意していますが、なかなか脱いではくれません。
5月12日現在、繭が8個、幼虫が残り4匹になりました。
去年の観察の記録では、5月の初めに蛹化した子が15日後に羽化したとあります。
来週は「羽化ラッシュ」になるといいな。
繭の中で最後の脱皮が上手くいってサナギになれているか心配ですが
無事に羽化してくれるよう祈りながら、引き続き見守っていきたいと思います(#^.^#)
近所の土手にウマノスズクサが群生していますが
そこでは成虫も幼虫も、見たことがありません。
庭には「オオバウマノスズクサ」があって
いま、ヘンテコな形の花が盛りです(^m^)
いつか結実して欲しいと思っているけど、なかなかです。
昆虫目で幼虫が上手く見つかりますように!
こんにちは!
アケビコノハの葉の巻き方まで
観察しちゃうなんてさすがですね!
>明け方、カリカリカリと葉をかじる音が聞こえてきて、同じ部屋に生きものがいる幸せを感じます(#^.^#)
↑ とってもわかります、同感です( *´艸`)
葉の巻き方に注目して観察してみました。
土に潜るタイプのでも、そんな浅いところでいいの?って
思う子もいるし・・・
アケビコノハの幼虫は動きがなく、大人しい個体が多いのに
これだけ沢山いると、1匹だけスズメガの幼虫みたいに
ブンブン頭を振って威嚇してくる子がいて
うわ~、性格って絶対あるわ!と驚きました(^^ゞ
お良しさん、もしかして・・・
「葉をかじる生きもの」を部屋で飼ったことがあるか\(^o^)/
それとも、普通に生きものが部屋にいる幸せを感じているのでしょうか?
どちらにしても、生きているものに触れていると気持ちが安らぎますね。
ニャ~か、ワン!か、無言か
なるべくなら言葉を話さない生きものに居て欲しいです(笑)
私の住んでいる地域はミカン栽培が盛んです。出荷・観光ミカン狩り用の畑には薬が撒かれていますが、どこにでもミカンの木や食草になる木々がありますので(土壌が適しているらしいです)、アゲハ類が乱舞しています。小学生の時に習った「かいこの観察」に はまって以来、fuyu325さんほどではありませんが、昆虫観察がずーっと好きですね♡
犬・猫・鳥などのペットは飼ったことはありません。もっぱら よそ様のペットたちを可愛がるだけです、気楽です
葉を食べる音・・・云々は何となく解ります😃
子供の頃私の家でも蚕を飼った事がありました。
みんな生きているんだなあ〜って、同じ生き物だと思えましたね。
その後を又観せて下さい。宜しくお願い致します。
ありがとうございます。
夜、暗い部屋に微かに聞こえてくるカリカリという音は
なんだか鼓動のようで、安心して眠りにつけるような気がします。
「かいこの観察」が学校であったんですか、羨ましいです。
昆虫を飼育観察している時は、毎日小さな発見にドキドキして楽しいですね(^^♪
自分で食草を採ってきて飼育してみると、虫は神秘的で健気で
mariaさんの言うとおり「同じ生きものだ」と思えますね(#^.^#)
近所に桑の木が沢山生えていて、葉をのぞくたび
お蚕さん居ないかな?とつい思ってしまいますが
野生には蚕は居ないんですね(^^ゞ
今年もいろんな虫さんと出会いがあると嬉しいです!