アリゾナ州ツーソン市で発生したガン乱射事件では多くのアメリカ人が衝撃を受け犠牲者の冥福と負傷者の回復に祈りを捧げた。その中で、12日にアリゾナ大学で行われた大統領の演説は数あるオバマ大統領の名演説の中でも特筆に値するものの一つと高い評価が向けられている。お時間のある方は下のYouTubeで雰囲気だけでも味わってみる価値はあるかもしれない。
内容は既知の通り。「突然、心に開いた穴を埋められるような言葉は見つけられない」「しかし、この国の希望が今晩ここにあるということを分かってほしい」そして犠牲者一人ひとりを回想した後で、「犯人以外の人々に事件の責任を押し付けてはならない。事件を政治問題化して互いを傷つけ合うのではなく、対話を通じて傷を癒やし合うべきだ。」と述べた。全体では30分以上の演説。
なるほど、評価されるに値されるだけの演説である。この動画を見てしまったら菅総理の演説などとてもではないが見ていられないし耳を傾ける気にもならない。何でここまで違うのだろうか。
もちろん、ガン社会アメリカの国民に向けた演説だから嫌というほど英雄を褒め称えるパフォーマンスに満ち溢れたものであることは否めない。犯人が弾丸を充填しようとしている隙に躍りかかって阻止した人などは選挙に当選しそうな勢いで大英雄にされている。しかし、そういう部分だけではない。それは一つの舞台演出であり、その後に上記の主文をぶち上げる。政党の違いやねじれ国会での対立を乗り越えてアメリカという国のため、未来を担う子供達のために一致団結して難題を乗り越えようではないかという明確なメッセージ一点に全国民の心を集結させている。これがすごい。9歳で命を失ったクリスチーナちゃんが9-11の惨劇の最中に生まれた一人であることも巧みに盛り込まれている。スティーブン・スピルバーグ監督が演出しているんじゃないかと思うような出来栄え。まぁ、どこまでがパフォーマンスかなどと疑い始めればそれまでだが、そういう意味合いは織り込み済みで素直に国民の心を掴む、それがアメリカ合衆国大統領に上り詰める人の資質なのであろう。然るに、大統領選挙とは真のリーダーを選ぶ選挙なんだと改めて感じ入る。菅さんの目はしゃべっている間もおどおどしながらめまぐるしく動いていてちっともハートを感じないのは自分だけではないだろう。
菅さんに見て欲しいね、この動画。ちなみに盛り上がりは20分くらいと32分くらいからかな。
Obama at Tucson Memorial Service @ University of Arizona January 12, 2011
あちらは今朝の雪のシーン、その1
内容は既知の通り。「突然、心に開いた穴を埋められるような言葉は見つけられない」「しかし、この国の希望が今晩ここにあるということを分かってほしい」そして犠牲者一人ひとりを回想した後で、「犯人以外の人々に事件の責任を押し付けてはならない。事件を政治問題化して互いを傷つけ合うのではなく、対話を通じて傷を癒やし合うべきだ。」と述べた。全体では30分以上の演説。
なるほど、評価されるに値されるだけの演説である。この動画を見てしまったら菅総理の演説などとてもではないが見ていられないし耳を傾ける気にもならない。何でここまで違うのだろうか。
もちろん、ガン社会アメリカの国民に向けた演説だから嫌というほど英雄を褒め称えるパフォーマンスに満ち溢れたものであることは否めない。犯人が弾丸を充填しようとしている隙に躍りかかって阻止した人などは選挙に当選しそうな勢いで大英雄にされている。しかし、そういう部分だけではない。それは一つの舞台演出であり、その後に上記の主文をぶち上げる。政党の違いやねじれ国会での対立を乗り越えてアメリカという国のため、未来を担う子供達のために一致団結して難題を乗り越えようではないかという明確なメッセージ一点に全国民の心を集結させている。これがすごい。9歳で命を失ったクリスチーナちゃんが9-11の惨劇の最中に生まれた一人であることも巧みに盛り込まれている。スティーブン・スピルバーグ監督が演出しているんじゃないかと思うような出来栄え。まぁ、どこまでがパフォーマンスかなどと疑い始めればそれまでだが、そういう意味合いは織り込み済みで素直に国民の心を掴む、それがアメリカ合衆国大統領に上り詰める人の資質なのであろう。然るに、大統領選挙とは真のリーダーを選ぶ選挙なんだと改めて感じ入る。菅さんの目はしゃべっている間もおどおどしながらめまぐるしく動いていてちっともハートを感じないのは自分だけではないだろう。
菅さんに見て欲しいね、この動画。ちなみに盛り上がりは20分くらいと32分くらいからかな。
Obama at Tucson Memorial Service @ University of Arizona January 12, 2011
あちらは今朝の雪のシーン、その1