初午の今日、この神社の縁日へ臼と杵を買いに行きました。4升つきの臼に大杵2本、
子杵1本つけて20万円。悪くない買い物だった。
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素晴らしい桜日和ですね。
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屋台は全部で100軒くらい。古いだけあって賑やかな縁日でした。
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みずほのある場所は女化(おなばけ)という地名ですが、由来はこの女化神社です。
以前から変な名前だと思っていましたがお時間のある方はどうぞ。
むかし、根本村(現在の新利根村根本)に忠五郎ちゅうごろうというやさしい若者がいました。
ある日、土浦で筵むしろを売っての帰り道、女化ヶ原おなばけがはらにさしかかると一人の
猟師が眠っている大きな白ぎつねを射ようとしていたので、忠五郎が大きなせきばらいをして
きつねを逃がしてあげました。「ひとの仕事を邪魔しやがって」と猟師は怒りましたが、筵の
売上全部を出して謝りました。
その夜のこと、忠五郎の家に若い娘と老人がたずねてきました。「奥州から鎌倉へ行く途中、
道に迷って困っています。どうか一晩泊めて下さい。」忠五郎は二人を泊めてあげました。
翌朝、忠五郎が目をさますと、下男げなんに路銀ろぎん(お金)を持ち逃げされてしまったと
娘が泣いていました。 そこで娘は忠五郎の家にしばらく居ることになりました。
八重やえという この娘は、この世のものとは思われない美しさで気立てのやさしい働き者で
やがて忠五郎の嫁になりました。
幸せな家庭に8年の月日が流れ、鶴つる、亀次郎かめじろう、竹松たけまつという三人の子供に
恵まれました。
ある秋の日、八重は竹松の添寝そいねをしているうちに寝入ってしまったところを遊びから帰っ
てきた子供たちが見ると、母親に大きな尻尾しっぽが出ているではありませんか。
「大変だ~、おっ母かあがきつねになっちゃった~!」 と腰を抜かさんばかりに驚き、父親の
ところへとんでいきました。忠五郎が急いで帰ってみると八重の姿はなく、
「みどり子の母はと問わば女化の原に泣く泣く伏すと答えよ」という書き置きだけがありました。
忠五郎が三人の子供を連れて、きつねの足跡を追ってくると、森の中に穴があり、そこはあの
女化ヶ原でした。
「おっ母!出て来ておくれ。」と涙ながらに呼びかけました。すると中から「こんな姿になって、
もう会うことは出来ません。」と声がしました。「どんな姿でも驚かないから出て来ておくれ!」
「ほんとうに驚かないでくださいね。」と一匹のきつねが穴から飛び出して、子供たちの顔を
ジーッと見つめ、
「私がおまえたちの守り神になります。」と泣きながら走り去りました。
この穴は、女化稲荷の北方300m位の所にあり、「お穴」として祀まつられています。
子杵1本つけて20万円。悪くない買い物だった。
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素晴らしい桜日和ですね。
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屋台は全部で100軒くらい。古いだけあって賑やかな縁日でした。
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みずほのある場所は女化(おなばけ)という地名ですが、由来はこの女化神社です。
以前から変な名前だと思っていましたがお時間のある方はどうぞ。
むかし、根本村(現在の新利根村根本)に忠五郎ちゅうごろうというやさしい若者がいました。
ある日、土浦で筵むしろを売っての帰り道、女化ヶ原おなばけがはらにさしかかると一人の
猟師が眠っている大きな白ぎつねを射ようとしていたので、忠五郎が大きなせきばらいをして
きつねを逃がしてあげました。「ひとの仕事を邪魔しやがって」と猟師は怒りましたが、筵の
売上全部を出して謝りました。
その夜のこと、忠五郎の家に若い娘と老人がたずねてきました。「奥州から鎌倉へ行く途中、
道に迷って困っています。どうか一晩泊めて下さい。」忠五郎は二人を泊めてあげました。
翌朝、忠五郎が目をさますと、下男げなんに路銀ろぎん(お金)を持ち逃げされてしまったと
娘が泣いていました。 そこで娘は忠五郎の家にしばらく居ることになりました。
八重やえという この娘は、この世のものとは思われない美しさで気立てのやさしい働き者で
やがて忠五郎の嫁になりました。
幸せな家庭に8年の月日が流れ、鶴つる、亀次郎かめじろう、竹松たけまつという三人の子供に
恵まれました。
ある秋の日、八重は竹松の添寝そいねをしているうちに寝入ってしまったところを遊びから帰っ
てきた子供たちが見ると、母親に大きな尻尾しっぽが出ているではありませんか。
「大変だ~、おっ母かあがきつねになっちゃった~!」 と腰を抜かさんばかりに驚き、父親の
ところへとんでいきました。忠五郎が急いで帰ってみると八重の姿はなく、
「みどり子の母はと問わば女化の原に泣く泣く伏すと答えよ」という書き置きだけがありました。
忠五郎が三人の子供を連れて、きつねの足跡を追ってくると、森の中に穴があり、そこはあの
女化ヶ原でした。
「おっ母!出て来ておくれ。」と涙ながらに呼びかけました。すると中から「こんな姿になって、
もう会うことは出来ません。」と声がしました。「どんな姿でも驚かないから出て来ておくれ!」
「ほんとうに驚かないでくださいね。」と一匹のきつねが穴から飛び出して、子供たちの顔を
ジーッと見つめ、
「私がおまえたちの守り神になります。」と泣きながら走り去りました。
この穴は、女化稲荷の北方300m位の所にあり、「お穴」として祀まつられています。